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チーズと日本酒

チーズと日本酒はよく合う。


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日本酒は食べ物のマイナス面を引き出すことがなく癖のある魚介類ともよく調和する。


一体、「チーズと日本酒の組み合わせ」のどんなところに驚くのか。


チーズは動物の乳を使用し発酵させた発酵食品である。
そしてチーズは熟成をさせた食品である。

熟成をすることで酸味もまろやかになり、そして滑らかな味わいと舌触りになる。

熟成とともに、チーズのタンパク質がまろやかになった部分が日本酒とよく合うのだ。

日本酒の甘みとチーズの旨味を重ねることによって新しいものが生まれる。

私は最近チーズプロフェッショナルという資格を取得しました。
チーズの本場、ヨーロッパ主体による本格派ナチュラルチーズの資格である。

日本酒はテーブル日本酒の普通酒や本醸造のお手頃の日本酒でも
よく合うので色々試してほしい。

まずはフランス ジュラ地方のチーズ「モンドール」

モンドール作

モンドールとは夏の8月から3月までにかけて造られる限定チーズ。
無殺菌の牛乳を使用しています。

無殺菌の乳を使用するとチーズの味、香りが複雑になります。


一定の熟成期間を経て私たちの手元に届く頃はまだ、熟成が浅くちょっと固め。

しかし冷蔵庫に一週間から2週間置いておくと程よく柔らかくなり熟成されていることに気づく。

食べ頃のモンドールをクラッカーやパン、そして野菜にもディップすると
とても豊か。気持ちも豊か。そして豊かな時間。


モンドールを温めるとさらに美味しくなりフォンデュのようなチーズにもなる。

贅沢にソーセージやベーコンにかけると至福の時間がやってくる。


日本では木箱に入ったものが3500円程度で販売されているが
現地フランスで見た時には半額以下の価格であった。
それほど関税の29.6%と輸送費が高いのでしょう。



もう一つご紹介したいのがフランス産のシェーブルチーズ。

ヤギの乳を使用したチーズです。

ヤギと言うと独特の香りが苦手という方もいますが、
ハードタイプのヤギはそんなに癖が無く、

そして爽やかで少し酸味があります。

オススメしたい組み合わせは、

「スパークリング日本酒」

まずは、スパークリング日本酒の製法についてざっと2種類ご説明します。

① 写真のスパークリング日本酒は、「瓶内二次発酵」と言い、
普通の日本酒に少しオリを絡めたものを後で加えて、瓶内で再発酵させる。

ヤギスパークリング


② そしてこちらの写真にある透明なスパークリング日本酒は
「ガス充填式タイプ」 
平たく言えばサイダーやコーラのようなものと同じ。(失礼)

あたごのまつスパークリング


この点の良いところは、製造元が目標とするガス圧を添加することができるので強め弱めがコントロールしやすい。


瓶内2次発酵は熟成期間、温度と酵母の量や強さによりガス圧が変化することがある。(たまに瓶を開けた途端、発射)

私が日本酒を勉強して驚いたことは

「一ノ蔵のすず音」

というスパークリング日本酒。
すず音は、毎年同じくらいのガス圧です。
今までガス充填タイプだと思っておりましたが、すず音はなんと!
瓶内二次発酵でした。

よくこんなに毎回同じものが作れるのかと感心。
一ノ蔵の研究がものすごく優秀なんでしょうね。

では、チーズに戻ります。

ヤギのチーズは古くからフランスのロワール地方に多く存在します 。
ヤギのチーズは独特で、普通の凝固方法では、凝固しづらく
「酸」添加します。(もちろん、酸を添加しないものもあります)

そのためチーズの中にも酸味が残り、酸味が爽やかなタイプが多い。
爽やかなヤギチーズのハードタイプに、
スパークリング日本酒の瓶内二次発酵タイプを合わせます。

スパークリング日本酒の程よい旨味と甘みが酸味を調和。
驚きの体験できます 。

今の季節限定のモンドールと温めた日本酒の燗酒もおすすめです。


チーズと日本酒。是非合わせてみてくださいね!


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