この記憶を思い出すのは、まだ先。

今、僕はベトナムに旅行に来ている。久しぶりの海外。旅行という響きも久々のような気がする。

目的のない、楽しむだけのスケジュールは、僕にとってとても久しぶりの感覚だった。

今僕はハロン湾という、有名な観光スポットに来ている。

鍾乳洞で歩いたり、カヤックにのってびしょ濡れになったり、船の上でビールを飲んだり、海外独特の「開放感」は僕の心も開いてくれる。

そして、それらの旅がひとしきり終わり、帰りのフェリーに乗っている時、本当に素晴らしい夕焼けに出会った。

その夕焼けを見ていると、本当に心が動かされる。「大切なことは目には見えない」と星の王子さまは言っていたが、本当にそうだなと実感する。

大切なことは目には見えない。

僕が働いているチームは、そういった目に見えないことを見ようとしている。

それができているか、どうかではなく、見えないことも大切にしようとする姿勢を、僕はとても尊敬している。

話は変わって、今目の前の夫婦が「あぁ、この流れている曲、20年前も一緒に聞いたね。」と話をしている。

そして、つづけて、

そういえば、今日記念日だったね。
おめでとう。ありがとう。
またこようね。
きっとね。

そう話をする２人を見ながら、

そうありたいなと、僕も思う。

僕たちも今日の思い出を「いい時間」として思い出すのだ。またきっとこよう。

そんないい時間をこれからも積み重ねていこう。

気づくと、もう夕暮れだ。

今、フェリーの最上階では長渕剛の「乾杯」が流れている。ベトナムで聞くのもまた良い。

乾杯。今君は人生の
大きな大きな舞台に立って
遥か長い道のりを歩き始めた君に幸せあれ。

人生で、いい時間と思える瞬間は
そう思える自分にかかっているかもしれない。

もし、どんな瞬間でも、
苦しさよりも、
自分が楽しいと思える総量を多くすれば、
その楽しさは次の人にきっと伝わる。

そんなことを思いながら、今日も生きています。

長渕剛さんの曲を聞きながら、書いたので少し気が多くなってしまいましたが、たまには良いでしょう。

今日も読んでいただきありがとうございました！
そんなあなたに幸せあれ！