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嫌いな人〜意外と〜

知り合ってしばらく経つ人にこう言われたことがある。

「お前って、喋ってみると意外と良い奴だよな」

ん!?

「意外と良い奴!?」

まぁ続き聞いてみよ。

「いやぁ、喋ってみると意外と良い奴でビックリしたよ。」

ん?んん?

「ビックリしたよ???」

こっちや!ビックリしたのはこっちや!


「喋ってみると意外と良い奴」ってことは、喋る前は「こいつ良いやつじゃないだろうな」と思ってたわけやんな?喋ってもないのに?勝手に?なんで?なんでそんな予想するん?やめてよ。

で、

「意外と良い奴でビックリしたよ」ってなに?こっちがビックリさせたん?嫌な奴に見せかけるドッキリ仕掛けてたとでも?そんなつもりないよ?勝手に嫌な奴って予想してたんやんな?勝手に。で、その予想がハズレて、実際は良い奴やったことにビックリしたって、知らんがな!

めちゃくちゃ失礼やとは思わん?

謝るならわかるよ。嫌な奴かなって思ってたけど喋ってみたら良い奴やった、ごめんな。って。

それを、自分の見る目の無さをどっかに放り投げて、良い奴であることを何故か上から評価するかのような言い回し。それはどこから来るわけ?

「意外と」ってのがそもそもやねん。「意」の「外」やねん。

で、対象自体が動くわけじゃないのよ。対象はそこにあるのよ。

動くのは「意」なのよ。

君の「意」が先にあって、その「外」に対象が飛び込むんじゃないのよ。

対象はそこにあるのに君の「意」をその「外」に設定しただけなのよ。

僕はずっと良い奴やのに、君の「意」がその「外」あったのよ。それなのよ。


飲食店でも「これ食べてみてよ、意外と美味しいよ」って言う人いますよね?

「意外と?いや、僕には別に美味しくなさそうに見えてないけど?

なんで美味しくなさそうに見えてると思ったの?君にとっては何が意外やったん?これそんなに美味しくなさそうに見える?どういう「意」してたん?それ、あんまり店員さんに聞かれんようにしいや。コオロギの唐揚げならそれでええけど。コオロギの唐揚げ意外と美味しいよって。


で、

で、

もっと言うと、僕「良い奴」じゃないからね!!!!

これ読んだらわかるように、全然良い奴じゃないからね!!!!

クソやん。こんなことグチグチ書いてるやつ。20記事も。キモいやん。

「喋ってみたら意外と良いやつだった」が色々間違ってるからね!

「嫌な奴に見えてて喋ってみたらやっぱり嫌な奴だった」または

「嫌な奴に見えてたけど喋ってみたら意外と良い奴だなって騙されかけたけどやっぱりクソだったからビックリした。」が正解やからね!

もうね、それこそ見る目無さすぎやからね!諸々間違えてるからね!

頼むわ!!!!


ということで、人から「意外と良い奴」と言われたことで、自分がどれだけ嫌な奴かということに気づけました。良かった。

君の言葉に救われました。