「先生、なんで勉強をしないといけないんですか?」
「先生、因数分解を覚えてこの先なにか役に立つんですか?」
「先生、なんで勉強をしないといけないんですか?」
誰しも聞いたことがあるフレーズで、もし自分が聞かれたらと思うと、ちゃんと答えてあげらるかなって不安になってました。
先生でなくても、自分の息子がそんなこと聞いてくるようになったとき、モゴモゴしてたりなんかして、父としての威厳も何もあったもんじゃないなと。
実際に大人になって、社会に出て、因数分解や歴史上の人物の名前が必要になる場面は殆どありません。そのため、それを学ぶことの意味を問われたとき、胸を張ってコレだという解答が思いつかずにいました。
ついに、答えが出ました。
「筋トレ」です。
学校の勉強は筋トレなんです。
スッキリしましたね。これでもう悩むことはないです。胸を張って、生徒・息子に答えることができます。
野球選手はみんな腹筋をしています。何度も何度もカラダを起こすトレーニングです。あんな動きは実際の野球の試合には必要ないんです。ただ、腹筋は必要なんですよね。ピッチャーはものすごく走り込みます。試合では一番走りません。でも必要なんです。
学校の勉強は、社会という試合で良いプレーをするための筋トレなんですよね。
学校で学んだことは、それぞれが実際に、社会に出たときに仕事内容を学ぶこと、趣味を掘り下げることのための筋トレになっていたことは実感としてあるはずです。
学ぶ、覚える、それを応用するということは、社会に出てから、いや、生まれて死ぬまで絶対に必要な力になります。その力を鍛えるための筋トレが学校での学習であると言えます。
実際、「学ぶ」ということから逃げた人は、いい仕事をしない。仕事を学ぶ筋肉がついていないのである。
その先の人生どんな道に進むかわからない。だから、どの道に進んだとしても、学び、覚え、応用できるための筋肉をつけておくために、学校での学習はあるのだと言えます。
これを読んだ教師の方、一度クラスの生徒に試してみて欲しいです。
「学校の勉強は、筋トレです!」
はぁ?ってなるかもしれないし、
おぉ!ってなるかもしれない。
やってみないとわからない。