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K-pop、ジャズ、コンテ、 など多くのダンスジャンルに共通の身体の作り方

Kpopのダンスグループ BTSのメンバーにジミンくんがいますが、彼はもともとバレエやコンテンポラリーダンスなどの舞台系ダンスのトレーニングをしていました。

それでも、ジミンくんはヒップホップダンスがベースのK-popダンスをカッコよく踊りこなしています。
彼はグループの真ん中で踊ることもあるし、ダンスを盛り上げる中心的な存在です。

また、ジャズダンスやコンテンポラリーダンス、バレエなどしたことがある人は、ヒップホップやベリーダンスなどを初めても、ダンス初心者よりは、上達が早かったりします。
どうしてでしょうか?
それは、動ける体、踊れる体の基礎が身についているからです

ダンス(ここでは、Kpop,ヒップホップ、ジャズなど全てのダンスを指します。)を踊れる体の基礎は、身体に中心(コア)を作ることと、
身体のアラインメント(骨の並びと関節の動き)を正しく身につけることにあります。
特に回転や跳躍のテクニックのあるバレエでは、この2つのことをが重視されます。
バレエの基本を含むジャズダンスやコンテンポラリーダンスでも同様です。

この記事では、ダンスを踊れる体の基礎であるこの二つのこととそれを身につけるのに、おすすめのエクササイズについてお話ししていきます。

いろいろなダンスに共通のコア(体の中心)のコントロール

踊れる身体の基礎、一つ目は、身体の中心(コア)の意識です。
ダンスでは、体を動かす中心は骨盤の中心にあると言われています。
太極拳では、丹田、ヨガで言えばチャクラと言われる部分です。

体のセンター(コア)

体のセンターを意識して体を動かすことは、ダンスでも、ヨガでも、太極拳でも共通しています。

例えば、ダンスを踊る時にこのコア(体の中心)から体を動かすと、体がうまくコントロールできるようになり、動きもスムーズに、踊っている時に、力んでしまわずにリラックスして踊ることができます。
リラックスできれば、自然と笑顔で踊る余裕ができますよね!

太極拳や、ヨガの場合は体の中心である丹田やチャクラをいつも意識して動いたり、ポーズをすることが大事と言われています。

それは、その方が、動作やポーズがとりやすいからです。体をコントロールしやすいということですね!

ダンスと太極拳、ヨガはそれぞれ動き方が違うじゃないですか??
という疑問が出てくると思いますが、
体の中心(コア)から動くというのは、ダンス、太極拳、ヨガの動きのコントロールに共通なのです。

どんな動きに対応する身体のアラインメント

2つ目は、身体の骨の並びと関節のアラインメントを正しく身につけることです。

例えば、腰が反っていないか、
肩が内に入ってないか、
膝をつま先の方向に曲げているか、
足の裏の重心が土踏まずにあり、小指側や親指側にかかりすぎていないかなどの事です。

これらの点で、正しいアラインメントができていないと、ダンスの練習をしていても、上達につながらず、深刻な怪我を起こす原因となります。

例えば、膝を曲げた時に、膝とつま先が違う方向になっていれば、膝やアキレス腱を痛めます。

膝の正しい位置と間違った位置

というのも、膝を曲げるごとに、関節がねじれて、腱や靭帯を擦り切れさせ、痛みが出てきてしまうのです。(考えただけでも痛々しいです。😫)

舞台でダンスを発表したり、プロを目指したい人なら、悪い癖は克服することが大事です。😉

このアラインメントがしっかり身についていると、呼吸も楽になり、笑顔でダイナミックに踊ることが出来るのです!😃

体ができていれば何でも踊れる!

このように、体のコアの意識とアラインメントが、しっかりとできていれば、他のジャンルのダンスをやっても、根本的に体ができているので、習得が早くなります。
私が教えていたコンテンポラリーダンスのクラスでも、バレエでしっかりとこの2つのことが身についている人は、コンテンポラリーダンスをやっても習得が早かったです。

それに、この2つのことが身についていれば、間違った身体の使い方をしなくなるので、怪我もなくなります。
間違った使い方をしなくなるだけでなく、体の中心(コア)が強くなれば、腰を痛めることもなくなり、姿勢も正しく保てるようになるなど、メリットもたくさんあります。😊

コア(パワーハウス)の意識と、アラインメントを整えるピラティスがおすすめ!

体の中心(コア)を鍛えて、アラインメントを良くするには、ピラティスがおすすめです。
ピラティスは、バレエやコンテンポラリージャズダンスのダンサーが、体づくりやメンテナンスに取り入れています。

ダンスクラスでは、エクササイズの順番や、振付を覚えることに必死で、コアの意識やアラインメントに注意がいかないことがあります。

ですが、ピラティスのエクササイズで、コア(ピラティスではパワーハウスとも言います)やアラインメントに注意しながら、体づくりをすれば、踊っていても、自然と体がコアから、正しいアラインメントで動かすことができます。

まとめ

体づくりの基礎には体のセンター(コア)を作ることと正しいアラインメントが大切という話をしてきました。
基礎というと何か地味でつまらないことのように思われますが、身に付ければ、ダンスの上達も早まり、怪我もなくなります。

実際、ダンススタジオのオープンクラスで、この2つがしっかりと身についていなくて、怪我をしてダンスをやめていった例を、私自身たくさん見てきました。

少し頑張って、基礎をいつも見直すことで、いろんなダンスにも挑戦できますし、ダンスのテクニックも上手くなるのは、いうまでもありません。

急がば回れとはよく言ったもので、
基本だけでは上達しないことも確かですが、いつも基礎に立ち返りながら、ダンス練習することで、ヘルシーに、長くダンスを楽しむことができます。

参考リンク

ダンスを踊るためのコアを作る体幹トレーニングの動画をアップしています!

こちらブログでヨガの橋ポーズでの体幹トレーニングについて説明しています。



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