【本】おとなの小論文教室。 山田ズーニー
きっかけ
『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』で紹介されていて、気になったから。ほぼ日のサイトの連載記事をまとめたものらしく、WEBでチラッと覗いたら気になるテーマがたくさん出てきて読むのが止まらなくなったので、本を読んでみた。
内容
短いコラムが3章立てでまとまっている。全然まとめられないので、個人的に刺さったことをメモしていく。
どのようにして自分を表現するのか。そもそも表現したいのか。表現しない=いない。
自分の頭で考えるには、問いを発見する力が必要。まずは小さな問いをいくつもたてる。
動機はいくつあってもいい。
「どんな燃料でも、つかんで、燃やして、前に前に進んだほうがずっといい」
『学ぶ意欲の心理学』子供が勉強に向かう6つの動機
学習自体が楽しい、他者につられて、知力をきたえるため、プライドや競争心から、仕事や生活に生かす、報酬を得る手段として
できることを増やしていくことで、やりたいことができるようになる。
人の気持ちを考えすぎない。他人のためは自己保身。相手を信じて、自分の気持ちをひらく。
「才能は自分の中になく、社会の中にある」
「才能は自分の中になく、他者の中にある」
他人との関わりの中で自分の強みに気付く。内にこもらず、外にひらく。
表現が苦手な人は、圧倒的にアウトプットが足りない。上手い人は生活の中で表現する機会があるので、上手くなっていく。
まとめ
考えて小さくても動き続けることで、自分を表現していくことが大事。
感想
小論文教室という体の自己啓発書のような本だった。自分の悩みにピンポイントなトピックが多くて、刺さった。
どう自分を表現したいのか。これにずっと悩んでる気がする。将来の夢はって聞かれるのが本当にいやで、毎回それっぽいものをでっちあげて発表してた。これってものがはっきりしてないとダメなんだと思い込んでた。
大人になると、問いを立てるのが難しくなってくるように思う。これまでの経験、周囲の評価から、自分はこんなもんっていう勝手な自分像をつくってしまう。一貫性なんて誰にも求められたことないのに、違った自分を見せるのがこわい。なぜこわいんだろう。人間は矛盾した生き物だなんてどこかで聞いたけど、やっぱり矛盾してると思われたらばかにされそうでいやなのかもしれない。だから感情を見せないし、何がやりたいかもわからない。というか、やりたいって言ってみたらやらなきゃいけないし、それでできなかったら恥ずかしい。でも考えてみると失敗って悪いことだけでもないはず。自分に自分で責任とることができたら。
もっと小さな問いが必要かも。よくわかんなくなってきて歯切れが悪いけど終わり。