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名前がもし『うんこ漏れ郎』であったなら
僕のことを知っている人ならわかるだろうが、僕はふざけた人間が好きだ。ジョークや冗談という類も好きで、どんなに仕事ができなくてしょーもないオッサンでも、冗談を発するような人だと好きになってしまう。逆にいうと、冗談が通じない人間には「つまらねぇヤツだなぁ」と思う。
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今回のかきあつめのテーマは「名前の由来」。僕は現在『アカ ヨシロウ』と名乗っているが、このヨシロウは本名だ。由来は知らないが、僕が4番目の子供になるのと、父親がタクロウであるところから、いろいろ考えた末の名前だろう。そんなヨシロウという名前も実はまあまぁ気に入っていて、理由の1つに「ありきたりでない」ことがある。
僕は’88年生まれなのだが、当時の名前ランキングには「翔太」「達也」「拓也」「大輔」「健太」などが上位に挙がる。その名前を聞くと、彼らには失礼だが「あぁ、僕がそんな名前をもらっていたら、もう少し退屈な人間になっていたんだろうな」と感じてしまう自分がいる。まぁ、ヨシロウだって大した名前ではないのだが、正直なところだ。
そして考えていると、もし僕の名前が「うんこ漏れ郎」だったなら、果たしてどんな人間に育っていたのだろうかと気になった。うんこ漏れ郎。いいじゃないか。スベってるスベってないはともかくとして、そんな名前の奴がいたら仲良くなりたいと思わないだろうか。少なくとも僕は仲良くなりたい。
漏れ郎くんは、ご両親が息子に「うんこ漏れ郎」と名付けるくらいの度胸がある家系に育つ。うんこ漏れ郎くんは幼少期は相当苦労するだろうが、そんじょそこらのヤツよりウィットに富んだヤバい大人になるだろう。
うーん、いいね。うんこ漏れ郎くん。息子の名前の候補にしてみてもいいかもしれない。
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僕は結婚しているが、まだ子供はいない。最近はそんな話もしていないが、カップルなら一度くらい「子供の名前」という浮かれた話をするのではないだろうか。僕が今さっきまで決めていた名前は、男の子だったら「ジャンゴ郎」で女の子なら「リプ子」である。これは僕ら共通の趣味である映画から由来する。
男の子の名前である「ジャンゴ郎」だが、これはズバリ、映画『ジャンゴ ~繋がれざる者~』から来ている。
(画像:Amazonより)
想いとしては「ジャンゴのように信念に従い、愛する者を守るような強い男になってほしい」である。ジャンゴという名前のいいところは「名前は?」と聞かれ際に「ジャンゴだ。Dは発音しない。」という決め台詞を生まれながらにして授けられているところだ。ジャンゴのままだと日本人らしくないので、僕の名前からも1文字授けて「ジャンゴ郎」にしよう。
次に女の子の場合の「リプ子」だが、これは映画『エイリアン』のリプリーから来ている。
(画像:AmericanToysより)
こちらの想は「優しさと母性を持ちながらも、クローンになりながらも300年ぐらいしぶとく生きるような強い女性になってほしい」である。やぁリプリー好きなんだよなぁ。
こっちはリプリーだと日本人感がないので、リプ子とした。
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考えてみると、僕の名前の想いには「強さ」があることが分かった。振り返っても、「うんこ漏れ郎」くんも、「ジャンゴ郎」くんも、「リプ子」ちゃんも、強く育つような良い名前だし、ウィットに富んだ厚みのある大人になりそうだ。
妄想ではあるが、子供の名前をどうするかは考えていて楽しいし、仕事や家庭に前向きになれる気がする。長男であるうんこ漏れ郎には、どんな教育の機会を与えれるか。次男のジャンゴ郎が生まれたら、漏れ郎は赤ちゃん返りしてしまうかもしれないから、しっかり愛を注ごう。リプ子はお母さんに似て美人になるだろうから、男を見る目だけはキチンさせなくてはいけないな。
この3兄弟が育った姿を、見てみたいと思った。
記事:アカ ヨシロウ
編集:べみん
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