米軍の基地に入るのは大変だよの巻

スロバキアとい国をご存知でしょうか。93年に独立した国で面積は日本の1/7人口は島根県くらいの国だ。そこには、清楚で大胆な女が住むという。彼女の名はトーニャ。メロンパンを愛する女である。

トーニャと私は、ビーチの帰りに、ヒッチハイクをした。赤の古びたアメ車には、アメリカ人のニックとカールが乗っていた。私達は自己紹介をした。トーニャは「Hi,私はトーニャ。スロバキア出身です。」まず、彼女はスロバキアと言う国を説明する。ニックは沖縄にきて7 年。カールは一年。くらいらしい。(30代半ばから上の人は、チェコスロバキアで覚えているかもしれません。)

会話は英語だったので、私はずっと外を眺めていた。
数分後、トーニャの口調が激しくなった。
「____どうして米軍の基地は沖縄に集中しているのですか!70%の基地が沖縄にあるのはどう思いますか?ペラペラぺら私の論文はペラペラペラペラペラペラペラペラぺら___」

地雷を踏んだのはハンドルを握るニックだろう。
カールが間に入る「Let's change the subject .what do you think about soccer in US?」

「あっはははははは!」私は一人大ウケしてしまった。笑いとは緊張と緩和なのよね。新人カールめセンスあるな。見事なアイスブレイクだ。最高!と思ったのは私だけだった。(英語のジョークを理解できたからって喜んでいる場合ではない。)

ハンドルを握っているニックが提案する。
「じゃあ基地の中にいってみるかい?」
トーニャ「いいのぉ⤴️??」
さすがベテラン隊員、地雷の除去がスマートだ。ってか今から基地いくの?私も??!!

(お車はフリーウェイにさしかかりました。料金所ですので失礼いたします。)
ニックは窓を開けると数枚のドル札!!をだし料金所で渡す。
まだ米ドルが流通してるよ!!!旅人の私は自動的にいくらか計算したのだけど、無論、お釣りのやり取りは発生しない。ハイウェイをすすむ車。(戦後かよ?!)

基地の入り口に到着。日本人の私は免許証だけでいいらしい。(提示する。)
トーニャはパスポートを渡す。(揉める。)
トーニャ「まさか、スロバキアという国を彼らは知らない
の?」
ニック「まさかそんなことないよ(汗)」(新たな地雷がふまれる。)

軽く15分は経過しただろう。無線でようやく許可が降りた。
ニックはまた地雷撤去に成功した。(ただ者ではないな)

入るとそこはまさしくリトルアメリカであった。ガソリンはガロンで売られていたが、値段はリットルの値段くらいだった。値段は1/3くらい?ピザやハンバーガーやらサンドイッチやらが売られるフードコートがあり、ビリヤードやらボーリングやらの娯楽施設が充実している。ポストが青い!

隊員達の間では、沖縄をrock (なんにもない。ひまなところ)と呼んでいるらしい。新人のカールはどうやら、沖縄が好きではないらしい。長くいるニックはスキューバダイビングの免許をとって沖縄をEnjoyしているようだった。

日本に駐在員している米軍の数はおよそ5万人いるらしい。ニックによると、そのほとんどの人たちは、望んでその職業を選ぶのではなく、家族の為、お金の為、進学の為に仕方なくその道を選んでいるという。

例えばこうだ、アメリカにはミリタリーが作った「リアル戦闘ゲーム」があり、若者達の間で大変人気になったらしい。とにかく感覚がリアルで、銃が使えるのが良いとう。そのゲームをした子供達の追跡調査が行われ、隊員に勧誘される。

そのほかに高校にもリクルーターがやってくる。クラスの人気ものから声をかけられる。という。ゲームが好きで、勉強嫌いで、大学に行くお金に困ってるような男の子はすぐに勧誘されてしまう。(私はこの後、友達の1人息子が、ミリタリーに行くことになり涙を流すことになるのだけど、この時は知るよしもない。)

アメリカでは税金のおよそ半分が軍事費だと聞く。(日本の防衛費は5.2%)

今日も私は平和を祈るのみ

赤 和歌子でした。






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