見出し画像

自炊の楽しさはお弁当屋が教えてくれた

わたし、お雑煮が大好きなんですよ。
お正月を忘れたくない気持ちもほんの少しあるけれど、お餅も野菜もお肉もひとつのお椀にギュッと美味しいところが詰まってるのが好きなんです。

なので昨日、年明けて初めて自炊に勤しんでました。実家から持ってきたお餅を使ってお雑煮が食べたくてたまらなかったんです。

結果的に大天才なお雑煮が出来ました。
予めカットして冷凍していた野菜を鍋にゴタゴタゴタッて入れて冷蔵庫に眠ってたベーコン入れて、グツグツ煮えてきた所にお餅をぶち込む。
そして、コンソメキューブを1個入れて、メインの味はめんつゆ。

レシピなんて無くて家にあるものを「これ入れたらいいじゃん!」で鍋をこれから美味しいご飯に変えていく。

これが楽しいんですよね。作る過程も好きだし、できたあともぐもぐ食べるのも好き。
その自炊の楽しさを教えてくれたのって、学生時代にアルバイトしてたお弁当屋のおかげだよな〜と久しぶりの自炊で思い出したわけです。


まかないが食べれるじゃないかな食費抑えられるなって淡い期待を旨に飲食でバイトをすると決めて、探してた中で見つけた近所の全国チェーンのお弁当屋。キッチンだけ、ホールだけのバイトは向いてないんじゃないかと思ってお弁当屋で初バイトに決めた。

働いていたところは、キッチン担当とかレジ担当とかは決まってなくてその時に必要なことを見つけてポジションに入るスタイルだったのでなんでもやれたんですよね。

お弁当も多種多様なお惣菜もおにぎりも置いてあったから、お客さんがレジに来たら走ってレジに行くし、店頭に出ておにぎりの個数が少なくなってたら厨房で握って、お弁当のオーダーが入ったらフライパンをふって。

忙しいときはめちゃくちゃ走り回ってて「追いつかないだけど!!」と思ったことあったけど、自分たちでお店作ってる感覚もあったから楽しかったな〜という気持ちが残ってる。料理が得意じゃなかったけど、お店の中を彩ってくにつれて興味を持つようになった。

春夏秋冬、それぞれの季節に合わせた旬の食材をふんだんに使ったお惣菜とか、同じナスでもトマトベースの味付けのものとか、しょうゆベースのものだってある。

カレーとかオムライスを辛うじて作れるようになった自炊ビギナーにはどの商品見てもキラキラ輝いていたんですよ。時間帯によっては、ガッツリ売り場作る時間もあったから作りながら「味付けこれか!」「ソースで見えなかったけどこの食材も入ってるんだ!」と驚きがいっぱい。

ひとつの料理に対して食材や味付けを分解していくとそりゃ美味しいわけだってなるし、なんなら家でも作れるかも…?なんて思ったりして自炊するのが当たり前な生活が出来上がってたんです。

定番もいいけれど、スーパー売られてる多種多様な食材から合いそうなものたちを見つけては、しょうゆベースで合いそうとか、片栗粉でとろみつけても美味しいんじゃと考えるようにもなって。料理や買い物までの見方を変えてくれたように思えます。

それに、一緒に働いてた人の中に料理好きな先輩が何人かいたので最近美味しかったものを聞けるのも良かったですね。カレーのお肉を手羽先にするといい感じにコクが出て美味しかったって聞いた時はすぐスーパーに手羽先を買いに走りました。この時初めて手羽先買ったかもしれません。

料理って思ってたよりも自由に考えて、作る過程も楽しんでいいんだな〜の感覚が染み付いてましたね。参考にしたいからレシピ見る時はしっかり見るけど、大半は家にあるものでチャチャ〜か、スーパーに繰り出して店内一周しながら作るもの決めたりして。そんな感じで食べて生きてます。


今はなかなか仕事も忙しいのもあって出来てない日が多いけれど、お弁当屋が教えてくれた自炊の楽しさは忘れずに自分のペースでやっていきたいな〜と思った木曜日でした。


いいなと思ったら応援しよう!

真
気になる書籍📖を購入させてもらってnoteで更新もしくはnote執筆で訪れるタリーズ☕代として使わせていただきます😋

この記事が参加している募集