味付けは甘めが良いらしい〜ゴロゴロかぼちゃカレーで三連休フィナーレ
「真ちゃんて甘めが好きなの??」
社内で先輩との雑談で不意に言われた一言。
よく最近食べたもので良かった商品とか料理とかの情報交換をしてるんだけど、私が「これ!!好きなんですよね!!!」と前のめりで語った“くめ納豆”と“吉野家のキムチ”を食べてくれた先輩に言われて衝撃が走った。
物心ついた時から、自分自身「しょっぱい」味付けが好きなんだと思ってたから。TKG作る時もまあまあな黒さになるまで醤油を入れちゃうし、刺身やお寿司もお醤油なんて手放せない。お蕎麦やうどんも自分で味調整できるまんなら、めんつゆを気の済むまで足してしまう。
だから、しょっぱいものが好きなんだと思い込んでいたので、この歳にして自分の好みに気がついた。
言われてみれば、タレが美味すぎるくめ納豆も絶妙なまろやかさを持つ吉野家のキムチも“しょっぺえ!!!”と言うには物足りない気がする。キムチ、納豆イコールしょっぱめな食べ物だと大枠で認識していたから、その枠内のでの分布図まで描けてなかった。新たな発見をさせてくれた先輩に感謝。
そんな新たな好みの味覚を知れたことで今回は、カレーの話である。
世間は三連休で敬老の日。
ベランダ出れば、秋には程遠いピカーと照らす太陽。
そんなお出かけ日和であるにもかかわらず、今日の私は一歩も外に出ないであるタイミングを見計らっていた。
そう、“かぼちゃゴロゴロカレー”を作るタイミングを。
実家で家で食べる分の野菜を作ってることもあり、定期的にその季節の野菜を送って貰ってる。ダンボールいっぱいにして送ってくれた中に片手から一回りはみ出るサイズのかぼちゃが入っていた。自分でスーパーでは買わないかぼちゃを手に入れたので、三連休の最終日にカレーにするしかない!!と結構早めにかぼちゃの行き先を決めていた経緯がある。
最近の平日ではきちんとした調理する時間が取れてなかったから、なんにも予定のない日にしっかりご飯は作りたい気持ちがあった。だから、今日この日はかぼちゃに一役買ってもらう。カレーが食べたい欲が勝っていたのでまさに好機!
昨日一昨日と遠出をしてたので、溜めていた洗濯を回しまくり、部屋の掃除を少しだけして本読んで、昼寝して…と自由気ままに過ごした休日の最後を飾るのは、かぼちゃゴロゴロカレーである。
入れた材料は、
・かぼちゃ
・玉ねぎ
・じゃがいも
・ししとう
・ツナ缶
「なんでその食材???」とよくあるカレーとは違うものをいれがちこと私。たまたま冷蔵庫にあったししとうとお肉をうっかり切らしてたけど買いに行く気力はゼロだったため緊急登板となったツナ缶。以前、カレーを作った時にも入れたけど普通のカレーにパンチ効いた役目を果たしてくれるので、なんの味に疑いもなくボトッと食材候補として鍋に放り込んだ。
かぼちゃは、そのままのスタイルで食べやすい大きさに切るのはレベルが高すぎる。だから、ラップで包んでそのまんまレンジでチンする豪快スタイルを取る事にした。3分様子みて、一部柔らかくなったところに包丁入れて、半分に割ったかぼちゃをそれぞれまたチンして柔らかくしていく。チン!したてのかぼちゃはめちゃくちゃ熱いけれど、切れない…切れない…とカッチカチのかぼちゃすら切れない腕力に打ちひしがれることも無い。
ある程度の皮を取って、他の切った野菜たちと一緒に鍋へ入れてグツグツと煮込む。若干、カボチャの圧倒的量をなんの疑いもなく入れてしまった後悔は否めないけど、ゴロっとしたかぼちゃカレーを食べたかったので良しとした。
煮込むことしばらく経った頃、
じゃがいもの煮え加減を竹串の代理、お箸でぶっ刺して確認すると「ホロ…」の擬音が似合う頃合だったので、ゴールデンカレー中辛のルーをドドッと入れて満遍なくカレーになるためにお玉でひたすらかき混ぜた。
かぼちゃを入れすぎたのか、あるいはレンチンで柔らかくしすぎたのが功を奏したか、中々にとろみのあるゴロゴロカボチャカレーの完成を迎えた。
予め炊いておいたご飯をお皿に乗せて、満足のいくほどのルーをかけてひと段落。ずっと食べたかったかぼちゃカレー。苦労もあったけどこれまでに食欲そそるカレーに育ってくれた!と感謝の念を送って頂いた。
結果的に「かぼちゃ!!!!」を感じられる味のカレーを作り上げられた。 かぼちゃ本来の甘みがカレーの辛さとししとうのピリッとした辛さを中和させてくれる。「辛い!辛い!」と言いながらカレーを味わうのもいいけど、これはこれでバーモンドカレー甘口の如くまろやかなカレーを作り上げられた。
ツナ缶もカレーと喧嘩することなく、コクを引き立てるのに一役買いすぎてるし、ししとうもじゃがいもも玉ねぎもかぼちゃも文句無しに美味しい。ニコニコである。口に運ぶスプーンは止まることなくあっという間に完食してしまった。本来の白が見えるお皿に名残惜しさを感じてしまうが、明日の朝の分も十分確保できる量を作ってしまっていたのでワクワクしながら眠りにつける。
仕事が忙しいとコンビニや出来合いのスーパーのお惣菜とかで済ませてしまうけれど、じっくり作る時間を取って、自分のために満足のできる食事を作るのも悪くないな〜と改めて感じさせる三連休の締めくくりだった。
そういえば食事中、かぼちゃ本来の甘さを感じることに喜びを覚えてたので味付けは甘めが好きの根拠が1つ追加された。
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