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【覚えておこう!】地震が起きたときに注意すべき「4つの危ない」とは?

日本は地震多発国です。いつどこで地震が起きるか分かりません。
また、南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの巨大地震も迫っています。

地震が起きたときに注意すべきことに「4つの危ない」があります。
4つの危ないとは、
「落ちてくるから危ない」
「倒れてくるから危ない」
「移動してくる(動いてくる)から危ない」
「割れるから危ない」
のことです。

文部科学省が作成した「学校防災マニュアル(地震・津波災害)作成の手引き」(平成24年3月)でも、下記のように記されています。

地震発生時の基本行動は、どこにいても、どのような状況でも「上からものが落ちてこない」「横からものが倒れてこない」「ものが移動してこない」場所に素早く身を寄せて安全を確保することです。

上記の3つの危ないに追加して、「割れたものでけがをする」ことも非常に多いとされているので、「4つの危ない」としました。

具体的にはどのような危険があるのでしょうか。


落ちてくるから危ない

落ちてくるものでけがをする可能性があります。

■家の中:電球や蛍光灯、時計、本、棚の上に置いているもの など
■外:外壁、ビルの看板、お店の上の方に置いてある商品 など
■学校:電灯、棚の上の小物、ベランダの鉢植え、外壁 など


倒れてくるから危ない

倒れてくるものの下敷きになる可能性があります。

■家の中:本棚、食器棚、テレビ、タンス など
■外:看板、遊具、ブロック塀、木、自動販売機 など
■学校:下駄箱、ロッカー、テレビ、掃除用具入れ など


移動してくる(動いてくる)から危ない

移動してきたものにぶつかってけがをしたり、それがドアを塞いで閉じ込められたりする可能性があります。

■家の中:家具、冷蔵庫、机、椅子 など
■外:車、バス、自転車 など
■学校:本棚、下駄箱、掃除用具入れ、机、椅子 など


割れるから危ない

割れたものを裸足で踏んだり破片が刺さったりして、けがをする可能性があります。

■窓、蛍光灯、電球、電灯、花瓶、食器、時計、表彰状の盾 など


日頃から自分の周りにある「4つの危ない」を意識し、それらをなるべく排除するのが大切です。
たとえば、以下のような対策があります。

・窓に飛散防止フィルムを貼る
・食器棚にはストッパーをつけておく
・突っ張り棒や滑り止めで家具を固定する
・棚の上には落ちてくると危険なものを置かない

また、身の回りの整理整頓をきちんとしておくだけでも「4つの危ない」を最低限避けることができます。

みなさんも「4つの危ない」を意識した地震対策をしてみてください。

ご覧いただきありがとうございました。

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