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双騎2020が終わった今、とりあえずどうしても言いたいこと

双騎2020が終わってしまいました。

私は。

全力で、全身全霊で、あらんかぎりの声を張り上げて、言いたい。

なんで!!!!

どうして!!!!!!!

なんだって!!!!!!!!!


全通しなかったんだよ!!!!!!!!


最低でも半月前の自分はほんとに全力で肩つかんでぐりんぐりん振り回してやりたい。

なんで後半だけでも全通しなかったのか!!!!!!!!!!

ばか!!!!!!


というくらい、すばらしかったです。いろいろ。

劇場1ライビュ1配信14(+ディレイ)

以上が最終的な視聴回数でした(・x・)

ほんとは本会場2回行けたはずだったんですが、舞浜の冒頭4公演は中止になったので、その中の公演だった1枚は払い戻しになってしまいました。

配信14のうち1つはライビュで観てる大楽のライブ再配信なんで、実際に観た公演数は15。

兵庫10公演のうち5しか観なかったのは、当時はまだそこまでじゃなかったから仕方ないとしても、ほんと、舞浜全通してればあと6回、平日マチネだけは仕事休まないといけなかったからそれは諦めたとしてもあと5回観られたのに(>ω<)

それだけが本当に悔やまれる。
帰宅が配信開始ギリになるからやめとこ、じゃなくて30分早退すればそれですんだ話だろう!!
マチ観たからソワはいいやじゃないんだよ!!(>ω<)
ソワ観るからマチはやめとこ、じゃないんだよ!!!!(>ω<)
両方観ろよ!!!!!!!!!!(>ω<)

再配信してくれないかなあ全ライブ配信。そしたらほんとに絶対全部観る。
全部買い直してもいいから観る。

なにがあった(・x・)

いやまじめなはなし。

なんで私ここまで双騎すきになっちゃったんだろう。

と、

我ながら思います。

双騎かつ全公演ライブ配信やばいって思った8月末

の、このエントリを書いたころは、前年の記憶によるとそこまでじゃないと思ってた双騎が予想をはるかに越えていいできで、しかも兄者にめろめろにされちゃったよ、ぐらいの感じでいたんです、自分としても。

でもその後さらにぐぐっと兄者の中の人である三浦宏規くんに傾いていわゆるアリ地獄状態的に砂の坂をすべりおりていって、

一方で、買おうかとりあえずdアニかdアニPrimeで観ようか迷ってた2019を友人に借りられることになって、しかも優しいことに貸すよと言った数日後にレターパックで送ってくれて兵庫から東京までのお休みの間に2019のおさらいもできて、あらためてつはもの観たり乱舞祭観たりして。

るうちに、なんかこう、醸造されちゃったというか(・x・)

東京公演はじまったらもう、なんだかもんのすごく好き度が跳ね上がってたんですよね。
これはほんと、なんだかすごいナゾな化学反応。

全通しなかったけど(まだ言ってる

でも、とにかく双騎よかった。

ほんとよかった。

初ナマ兄弟

2枚譲ってもらえたチケのうち1枚は中止になっちゃいましたが、

はじめて!

本会場にいけました。

ねんがんの なまきょうだいを みることが できたぞ!

いや、あのね。

ほんとにいたよ、三浦宏規の兄者。

これはべつにラピュタは本当にあったんだ的な、「○○はほんとに生きてた!」みたいなやつのことじゃなくて。

私つはものも乱舞祭2017も円盤と放送でしか観てなくて、乱舞祭2018と双騎2019はライビュで観たんですよね。

今まで本会場で兄弟を観れたことがないのです。

葵咲本紀が初刀ミュ本会場なので。
歌合には行けたけど兄弟出てなかったからね。

つまり、常に映像機器を間にはさんだ状態でしか、兄者を観たことがなかったんです。

はじめて、実体をもった兄者が観れたんですYO。

それは、もう一度言いますが刀剣乱舞ONLINEのキャラクターである髭切が現実社会に顕現したとかそういうことじゃなくてね。

三浦宏規という21歳の役者が、私の妄想でも3DCGでもなく本当に人間としてこの世界に存在していて、髭切という「ミュージカル刀剣乱舞」のキャラクターに扮して今私が現実に観ている舞台の板の上に立っている。

はじめて、実在する三浦宏規(の演じる兄者)を観たわけです。

ああ、ほんとに存在してたんだ。

と思ったらとても感慨深かった。

でもって、もうさんざん予習してるので、2部の構成もばっちりです。
加納さんの舞が終わると兄弟が戦闘衣装で出てきて、双つの軌跡と刀剣乱舞歌って、それで終演だということも、わかってる。

獣まではひゃっほー!!ってだけでいたんですけど。

あ、終わっちゃう(´・ω・`)

この2曲で、今日の公演終わっちゃうんだ(´・ω・`)

と思ったらものすごく胸が痛くなりました。

.

でも、だからといってそれで大楽までの残りの公演のチケ譲渡を必死に探すわけでもないのが私です(・x・)いやまあ、ちょっと探しましたけど、私はそもそもこの数年、目があまり見えないんですよね。ごく近くをのぞいてほぼ焦点が合いません。
その上アンフィシアターは観客全員フェイスシールド必須で、そうじゃなくても眼鏡のみで見るのでさえ難しいのにフェイスシールドまで途中にあったらオペラグラスが使えない。

つまり、あんまり遠いと、そもそもほとんど舞台が物理的に見えない。

そして、さすがに私でも見えそうなレベルのお席は譲渡には出てきません。
交換で同じ公演の別サイドとか別日の公演の同等席希望とかで、弾がない以上そういうお取引はできません。
あとね、やっぱり、1枚ぶん払い戻しはありますが全部ではないにせよ(とかその時は思ってた)そこそこ配信は回数観るつもりだったので(そうじゃないんだよ!当時の私!!!)、お金がね(・x・)
本会場1回(交通費+現地でひと休みするお茶代など含む)いったら配信5回余裕で観られるんです(・x・)
ちょっと別の意味でも配信で観たい理由ができて(詳細は省きます)、基本的には配信をできるだけ観る、に方針変更をしたわけですが。

だったら全つry

進化する演技

兵庫の細部は、さすがにもうあんまり細かく覚えてはいないんですが。

でもたぶん、兵庫と舞浜ではだいぶ兄者も弟も演技が変わってたと思う。

そして舞浜の間にもどんどん変わっていった。

私はずっと、巣立ちの舞の導入のところ、五郎ってそんなに母上のこと好きじゃないんだろうなあ、って思ってたんですよね。

実際、五郎ってかなり幼いうちに箱根へやられちゃったわけで、ほとんど母上と過ごした時間がないんですよね。

兄者が徹頭徹尾母上には明確な敬慕と、女性への礼儀というか気遣いみたいな紳士というか、長男だからとかもあるのかな、目上の、でも自分が気遣ってかばわなくてはいけない女性、みたいなものをにじませて母上に対してたのとは対象的に、五郎にとっては母って兄上と自分を引き離して、したくもない出家をさせた、むしろ鬼みたいな存在で、慕ってないんじゃないか。

と、感じてたんですね。

なぜかというと、勘当を言い渡されても兄ほどはショックを受けてないように見えたし、兄者が母上にすがりついて、拒絶されてこの上なくショックを受けて立ち上がれないくらい泣いてるのにその兄に比べたらかなりさっぱりと割り切ってさっさと部屋(?屋敷?)を出ていこうとしてたからなんですよね。

ところが、舞浜の中盤あたり?から、なんかそれが変わった。

勘当を言い渡されて、たしかに兄ほどじゃないんだけどかなり衝撃を受けてよろめいて床にへたりこんでたし、「ありがたき幸せ」に、許されたことよりも許してくれた母への感謝が入るようになった。
五郎のほうが先に立ち上がるのは同じなんだけど、立ち上がった時に客席には背中を向けたまま、上を向いて涙をぐっと押し戻すような感じで肩に力を入れて、未練を振り切るように振り返らないで出口へ向かう。

そしてなによりも。

巣立ちの舞の前半の、唄がね。

すごく声音が柔らかくなったっていうか、母への慕情とか思い出にひたるっていうか、幸せだった昔を懐かしむというか、そういう感情がにじむようになったんですよ。

え、五郎歌い方変わった、ってかなり驚いたのが何日だったかは覚えてないんだけど、たぶん7日とかそのくらいだと思う。

あと、五郎が薄緑をもらう場面の兄者。

途中からオーバーラップで十郎の顔がアップで重なるようになったから見えるようになったのかもしれないんだけど、五郎が別当から太刀を渡されてその美しさに感激してる時に、

ものすっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっごく

甘くて優しい表情でそれを見守って、微笑むんですYO!!

なんというか、ほんとに、五郎が自分の剣しかも名刀に出会えたことを心底喜んでる。もうほとんど母性に近い。

大楽の日の午前に、最後のおさらいとなにやらいろいろ話してるらしいからネタ確認と思って2019を、まだ見てなかった副音声つきで観たんですけども。

三浦くんと高野くんの会話もあるからわりとフラットというか実際の映像から一歩引いた精神状態だったのもあるかもしれないんですけども。

そこの場面の十郎、なんか、すごーくふつうの顔してるんです(・x・)

ただたんに、そこに座ってる。なんならむしろきょとんとしてるくらい。

たぶん、私がカメラさんでもあの顔はわざわざアップにしてオーバーラップはさせなかったと思う(・x・)

あの顔を兄者がいつからするようになったのか、はっきりはわからないんだけど、兵庫ではそこまでじゃなかった・・・と思うんですよね(だから再配信を)たぶん2020のどこか途中で、それもおそらくは、五郎の演技が変わったのよりちょっと前だと思う。そのへんで何か二人で話し合ったなり、茅野さんからあらためて指導があったなり、したんじゃないのかな、と思うくらい。

30公演ぐらいある中でね、もう20ぐらいもしくはそれ以上終わってるところで、まだ演技があらためて大きく変わる。どんどん変わる。私が兄者のその笑みに気がついてからも、あの心底嬉しそうな慈愛の微笑みの慈愛みっていうか!なんだその日本語!でもとにかく兄者の笑みの優しさと美しさがものすごいナントカ曲線でパワーアップしていったんですよ。

あと、やっぱり巣立ちの舞から別れのシーンでの、母への態度もね。

最後に「母上・・・お元気で」って言うセリフが、最初のころは(たぶん今生の別れだという)悲しみのほうが強く出てて、涙をこらえて絞り出すように母の息災を祈って別れを告げる、って感じだったのが、やっぱり舞浜の途中?ぐらいから、母への慈しみっていうか、そういう感情のほうが強く出るようになってました。

端的に言うと、

微笑む

ようになったんです。

これがね、やっぱりすごく微妙な表現で、毎回ぱしっと決まったわけじゃないんだけど、

涙を浮かべて、でも、精一杯、母に微笑みかけて、

「お元気で」

ってね。

言うんですよ。

ものすごく、やさしく。

なんていうのかな、母の目に入る自分の最後の表情には、笑顔を遺していきたい、みたいな、そういう母への気遣いと愛がすごく見える。

巣立ちの舞そのものにも、ものすごい絶妙な表情を入れてきた回があって、ほんと一瞬だったんで説明できないんですけど、やっぱりたぶん微笑に近い表情だったと思うんですけども、うわそこでそういう顔する?!?!?!って、それ見た瞬間にこっちが涙腺崩壊しましたよ。
その回は(前楽だったんですけども)五郎とのユニゾンもすばらしくて、二人で母上と舞うところはほんとに声あげて泣きました。

これだから舞台はたまらんのですよね。

進化するカメラ

兵庫公演の感想を書いたときにも、カメラがすごいという話はしたんですが。

もうね、舞浜にきてからも進化が止まらない。

兵庫の時に感じた、あれこれ実験してる感はほぼなくなって、ああ、ベストを決めこんできてるな、大楽に向けてのブラッシュアップかな、という印象がありました。

ここの、この場面はこう撮る! ここは分割!!! みたいなのとかね。

2部の7曲めの、ジャズのほうの新曲(たぶんこっちが「刹那の時代」)の、前のエントリにも書いたアウトロ2フレーズめの二人でぐりんって脚回すところ、アンフィの最初のころはどっちか一人に寄ってたこともあったんですが、4日ぐらいからかな?もう完全にあそこは二人をしっかり映す、って決まったらしくて途中からは見切れとか一人だけ抜きとかはなくなったり。

上にも書きましたが五郎が薄緑を授けられたシーンでは十郎の微笑みをオーバーラップでさしこんだり。

巣立ちの舞の最後、二人でユニゾンで踊るところ、アップめにすると一人しか入らないので、二人かぶせて映すんですけど、これはいつだったかな8日か9日かな、その二人の舞の振りが、動くタイミングから上体や手足の角度まで、ほんっっっっっっっっっっっっとにどんぴしゃ合致してて(ほんとはそれが正しいんだろうけど確認できたのはその1回だけでしたw)あれってとなりで踊っててもたぶん相手見てられてない振りだと思うのにあんなにぴったり合ってて呆然となりました。

しかも。

これも演技と同じく。

あと数日なのにまだ変わる。さらに変わる。画面2分割もどんどん増える。
その過程でちょっとそれまちがえましたね?wwwみたいな時もありましたが、双つの軌跡の最後で二人の顔オーバーラップにしてくれたり(しかも角度的にもうこれキスじゃん!!!!ぐらいの近さ)、ジャズ曲の最後に一瞬だけちらっと切り替えで二人の顔とるとこも、アップ度合い変えたりしてたし。

ほんとにもう、客が観たいところあますところなく拾ってくれてる感じ。

これはほんと、全公演ライブ配信あって、いろんなカメラワークが試せたり何度も本番を観ることによって見せるべきはここだろう、というポイントがどんどん出てきたからだと思うんですよね。そういう意味でも今後も予算が許すのであれば全公演ライブ配信やってほしい。

そのぶん、あまりに完成度が高くなっちゃって大楽で追加された上手側・下手側からのカメラとかやっぱり左右の客席の半ばあたりからロングぎみに舞台をとってるカメラとかの画像が入り込むとむしろ映像のクオリティが下がる感じさえしたり(・x・)

もちろんよかった追加もあって、やっぱり最大に効果的だなと思ったのは上にも書いた勘当された瞬間の兄弟の表情とがっくり全身から力が抜けてへたりこむのを正面からとったカメラ、あと、こときれた兄弟を俯瞰でとった天頂からのカメラ(つД`) 俺たちが雁かよ(つД`) みたいなのとか。

まあ、1部ラストでお面かぶせる時にあーんしてるのがちらっと映っちゃったりもしましたけどね!wwww
あのお面は口の内側のとこに突起がついてて、それを咥えてお面を固定してるのです。そうだろうなたしかそういうお面が能にあったよなと思ってたら古典芸能に詳しい方のツイートであれはそういうお面ですみたいな解説があってやっぱりってなったんだけど、なにせ舞浜はフェイスシールドあったので、お面つけた状態で出てくる冒頭はともかく、最後にかぶせるのむずかしそうでね。それでちょっとカメラがタイミングが合っちゃうとあーんって口が動いてるの見えちゃうというwww
でもそれもまたライブならでは(>ω<)

ライビュより配信のほうがよく見えた件(・x・)

ところで、結局大楽本番は映画館でみました。

正直、自宅で観てるほうがよく見えました(・x・)

というのが、一般でとったんでかなりうしろのほうの席だったんですよね。

私は目がry

どんなにスクリーンが家の画面よりでっかかったとしてもw結局のところ視界の中での画面の率があんまりかわらなくてw その上やっぱり画面までが遠いのでちょっと見づらいという(・x・)

あと、マスクがね。

私は眼鏡なので屋外から屋内とか入るともうどんなに呼吸の楽なマスクであろうと曇るのは仕方ないと諦めてるんですが、それでもある程度そこの室内にいると眼鏡じたいも温度になじんできて曇らなくなるんですが。

換気のせいで温度が安定しないのか、人間のほうの温度があがったりさがったりしてるのか、とにかく曇る。曇るともとからぼやけぎみなのがさらにぼやける(・x・)仕方ないので、1席あけて販売してくれてたし客電落ちててバレないので申し訳ないと思いながらどうしても曇ってほしくない場面はマスクずらしてました。
またそれが気になるから微妙に集中しづらいし。

でも、2部はね。ライブはやっぱりみんなでペンラ振りたい(>ω<)

ライビュとなると周囲の人によっては誰もペンラ持ってきてなかったり持ってても1本を申し訳程度にちらちら動かすぐらいの人が多かったりもするんですが、今回はわりと周囲本気の人がいてw リングライトにペンラ複数という人たちだったので楽しくペンラ振りました(>ω<)

再配信の時せめてリングライトだけでも、と思ったけど、そんなに楽しくなかったね(・x・)ペンラはみんなで振るのが楽しいということがよくわかりました(>ω<)

ライビュのみの特典映像もあったし、やっぱりライビュでよかったのかなと思います。

でも次回こういうことで悩むことがあったらとれる座席の位置によってはやめとくことも検討かな。まあ、FC先行とかだったらたぶんもっと前になるだろうから大丈夫かもですが。

.

というわけで本当に楽しかった双騎2020ですが。

かなしいというかすごく悔しいこともありました。

例のコではじまるやつ

表立っては(yahooはじめニュースサイトで配信されるような、という意味での)ニュースにはなりませんでしたが、9月の後半。

ちょうど双騎の休演期間に公演のはじまった天狼傳2020のメンバーに、アレに罹患してしまったかたが出てしまいました。

はじまったばかりだった東京公演は4公演?5公演?ぐらい上演したところで残りすべて中止。

そして。

天狼傳関係者全員に加え、万全を期すためにということで双騎の関係者も全員、再度PCR検査を受けることになって、その結果が出るまで。

東京幕開けの4公演が中止になりました。

幸い双騎の関係者は全員陰性で、公演はアナウンスのとおり4公演のみ中止で再開されたんですが。
(公式へのリプライで、休演の間にどうして全員のPCR検査をしておかなかったのか、それさえやってれば中止にしなくてよかったはずだろう、みたいな非難も見かけましたが、たぶん、天狼傳の関係者に感染者が出た「あと」の検査でないとだめだったんだと思う)
(天狼傳はほかにも数人陽性のかたが出たものの全員快復、10月9日のアナウンスでは京都と福岡も対策強化の準備のために中止、東京凱旋のみ上演の予定)

なんというか、双騎は幕開けのいち部分だけだったけれど、天狼傳は開幕の数公演を上演しただけで東京の残り(とその後の発表で京都と福岡)がごそっとなくなっちゃったわけで。

全員が陰性だった双騎にしたところで、それはあくまでも検査を受けた段階で全員が陰性だった、という証明にしかならなくて、今日は上演されたとしても、明日の公演が上演される保証はどこにもない。

春から初夏にかけての、パンデミックだ非常事態宣言だ自粛だ外出を8割減らしましょうだの毎日500人とか感染者が増えてたころじゃなく、もうYahooのトップニュースからは今日東京都の感染者は何人でしたっていうニュースもさがすことができなくなりつつあって、ニュース一覧のほとんどが疫病とは関係ないニュースばっかりになって。イベント類の人数制限の規制が緩和されて映画館や劇場も1席あけじゃなく全席チケットを売るのを再開しようとしてる、ここにきても、まだ。

たった一人、感染者が発生しただけで、全員が安全であると確認されているわけではない、という、それだけで、もう、明日の公演はなくなってしまう。

もちろん、感染してでも上演しろとか、そういうことを言ってるわけじゃない。
でも、ほんのちょっと、なにかがあっただけで、明日あったはずの観劇が、公演が、本番が、永遠に失われてしまうかもしれない、このあやうさ。

なんだって、こんな世界になっちゃったんだろう。

それが本当に悔しい。

.

でも、大楽の兄者の言葉にあったように、止まない雨はないから。

弟が言ったように、みんなで、笑顔で、マスクもシールドもなく、大声でコーレスできる日が、どうか1日でも早く戻ってきますように。

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クニミユウキ
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