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とんでもない(読んでもない)専門誌「月刊」の紹介

この世にはいろんな「月刊誌」がある。

「月刊○○」というやつだ。

数多くある中でも、狭く深くピンポイントで1つの世界を追求した「専門誌」がある。

それがさ、もう異世界なんである。
ライトノベル以上に。

今回は、私が気になる「月刊」をピックアップしてご紹介しようと思う。

■紹介のポイント


あらかじめ言っておくが、
「紹介する月刊誌の中で、紹介者の私が既に読んでいるのは1冊だけ」
である。

つまり、今から紹介するのは読んでもいない月刊誌がほとんど。
いい加減である。ははは。ひどいねー。

もう一つ言っておきたい。

「採り上げる月刊誌はネーミングで決める」。

読んでないんだから、雑誌のタイトルくらいしか最初の判断基準がないわけよ。

「月刊+○○」スタイルであり、かつ「○○」の部分の言葉が素のままでニッチであること。

それが鉄則。

「何言ってんの?」と思うかもしれないが、まあ見て欲しい。

■エントリーNo.1 興山舎『月刊住職』

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        【一冊1500円 送料無料で年間購読も可能】

今回、私の唯一既読の月刊誌がこれ。
全国の住職の味方である。
私が過去のnoteでも紹介した。

この雑誌とはもう長い付き合いになるが、こいつに出会ったことが私の「月刊」とのキャッキャウフフの始まりである。

さすが仏教界のゴシップ誌とも呼ばれる雑誌だけあって、記事のタイトルも過激だ。

「亡き人にせめて幽霊でも会いたい」
「住職の本音『坊主丸もうけ』は本当か」
「病院の霊安室から追い立てられる非情な問題」
「仏式葬儀場にキリスト教音楽が流れている問題」

詳しい内容については、上記の私の過去記事をご覧になって欲しい。

この雑誌に関しては、私が自分で読んでいるので自信を持ってオススメできる。

■エントリーNo.2 土木技術社『月刊土木技術』

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                          【一冊1320円 送料無料で年間購読も可能】

最近ネットがこの雑誌でざわついているのを見つけた。

まず、表紙が謎デザインだ
使用のフォントといい、このテイスト・・・。レトロ?
大丈夫なのか。
だが、私好みではある。

そして10月号のテーマ、

「妖怪と土木」

一体この「妖怪」と「土木」にどんな関連があるというのだ?

実はnoterのだいすけさんが既に入手していて、書いてくださっている。
感想を書いた続編も次々登場しているので、ぜひご覧になって欲しい。

この雑誌、過去には

「アニメと土木」
「戦国武将と土木」
「映画と土木」

なども出していて、完売している・・・と思われたが担当の編集者さんから連絡があり、いずれも僅少ながら在庫があるとのこと。
気になる方は今のうちに大型書店などでしつこくバックナンバーについて確認されるべし。

その編集者さんというのが実はすごくノリのいい方で、しかも版元の理工図書株式会社さんまで気さくである。
そういう担当者の方々のノリと熱意がよい雑誌に仕上がる理由だと思う。

私など、上記の方々と楽しく会話したりするが、まだこの雑誌読んでません。
ひどいヤツだな。ごめんなさいー。
(購入して実家にあるが、まだ海外の私の手元に届かない)

最新号はこちら。

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ただノリがいいだけの雑誌ではない。

執筆陣には専門家の方々を揃え、土木技術専門雑誌として、その業界に携わる人々の期待に応えうる内容の濃い雑誌

なのである。

noteの太田記念美術館さんの「江戸の土木展」との融和性も抜群のはず。

■エントリーNo.3 コミニケ出版『月刊朝礼』

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            【年間購読料:8760円】

創刊30周年を迎えるという『月刊朝礼』。

「毎日の朝礼を有意義なものにするための話題を提供してくれる雑誌」

である。

朝礼の場を業務連絡だけにするのではなく、社長や会長がみんなの前で含蓄のあるちょっといい話をする時のネタ本と見た。

きっと「○○の名言」とかいっぱいあるぞ。

と思ったら、やっぱこんな本が出ていた。

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編集部、朝礼のことだけ36年間考えてるらしい。

■エントリーNo.4 環境新聞社『月刊下水道』

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                 【一冊1,500円+税に送料など 送料無料で年間購読も可能】

1978年に創刊された下水道専門誌だ。

下水道に関するあらゆる情報を網羅し、その存在意義を一般に広く認識してもらうこと、官民の相互交流、問題解決などを目的に刊行

間違いなく下水道のことしか書かれてない。

だが、数年前に自治体ごとにデザインに工夫がされているマンホールのフタのデザイン特集記事を組んだことがあった。

そしたらネット民がざわついた。

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完売である。

■エントリーNo.5 医学出版『月刊糖尿病』

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       【一冊3960円 送料無料で年間購読も可能】

名前のインパクトが好きだ。
もう糖尿病のことに夢中である。

がん、脳卒中、心臓病、精神疾患と共に5大疾患と呼ばれる糖尿病だが、日々研究が進んでおり、診療での対処も変わりつつある。

診療をサポートする新薬の開発、臨床実績などあらゆる情報・評価が集積され、整理された発表の場としての専門誌

なのだ、『月刊糖尿病』は。

私を含め、専門外の人が読んでもちんぷんかんぷん。絶対。

でも、どこかの薬剤、医療関係者の人たちには頑張って読んでいただきたい。がんばってー。(他人事で申し訳ない)。
少々お高い一冊あたりのお値段も、ニッチさと内容の価値と重大性を考えれば致し方がないか。

おそらく総合病院などの、糖尿病の専門のお医者さんの研究室みたいなところにさりげなく置いてある雑誌だと察する。

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もしかしたら、お医者さん同士で

「今月の『月刊糖尿病』見た?」
「おー、見た見た」
「あの論文マジ感動」
「ていうかあの臨床結果がウケた」
「あ、俺も。あれ凄すぎる」
「だろ?」

みたいな会話が弾むのだろうか。(あくまで門外漢の想像)

■エントリーNo.6 日本工業出版『月刊自動認識』

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    【一冊1917円 送料無料の年間購読をすると2冊の増刊号付】

バーコードシステムを中心にOCR・音声認識・RF-ID・マシンビジョン・磁気/ICカードなど自動認識技術全般 をカバーする我が国で初の専門雑誌

である。

私がこの説明で理解したのは、

とにかく
「ぴっ」
といって反応するいろんな機器について書いたもの

ということだ(断言)。

「視覚時代の活字メディアとして、“見てから読む”、新しいタイプの技術雑誌の誌面 構成に心がけております」という説明もある。

表紙から推測しても、写真などをふんだんに使ってわかりやすく書こうとしている雑誌なんじゃないかと思う。

というわけで、編集部は努力している。
あとは、受け手が読んで理解するだけだ。

■エントリーNo.7 「月刊蛋白質核酸酵素」(廃刊)

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もう廃刊になっちゃった専門誌である。残念。

何と言ってもネーミングがおいしすぎた。
表紙には「PNE」なんて書いているが、

要は「蛋白質核酸酵素」

である。
とにかく言いたいこと全部くっつけてタイトルにしてしまった。

だが、表紙デザインなどなかなか垢抜けていて、私でもぱらぱらっとめくって読・・・めるわけがない。

■おわりに

今回、すごくいい加減ではあるが、気になる「月刊」を紹介してみた。

実はまだほかにも

・「月刊ねじの世界」
・「月刊家主と地主」
・「月刊地下とトンネル」
・「月刊秘伝」
・「月刊細胞」
・「月刊浄化槽」

など楽しげな「月刊」はこの世に沢山存在する。
私たちが気づかぬうちに「月刊」が繁殖しているのだ。

今回、実にいい加減な態度で採り上げたこれらの「月刊」だが、専門誌はその道のエキスパートだ。

難しすぎて読めないなら、それでもいい。

でもリスペクトはするべきだ。

この投稿を読んで下さったり、どなたか興味深い「月刊」を見つけたり、読んだりした方は、ぜひ「月刊」を話題にしてみて。

一緒に「月刊」で笑顔になろう。