初めてのフルサイズに SIGMA fpを選んだ話
はじめまして、あかしと申します。大学で写真部に入っています。
2022年6月6日、SIGMA fpを迎え入れました。え?もう買ってから20日も経っていますね。課題が忙しすぎます。
初めてのフルサイズ機に癖のある(?)SIGMAのカメラを選ぶのには少し迷いましたが、ソリッドでミニマムな本体とIシリーズレンズの金属筐体を前に、他のカメラを選ぶ余地はありませんでした。変わり者には変わったカメラが一番ですね。
メタルフード、すぅーっと入ってパチンというはめ心地が最高です。
新カメラに求めたもの
私が今まで使っていたカメラは Nikon D7100 というAPS-Cの中級レフ機で、2013年の発売。ISOを上げるとすぐノイズが乗りまくること以外は非常に良いカメラなんですが、何しろレンズを付けると1kgを余裕で超えてくるので、毎日の通学のお供には明らかに向いていないのです。カメラを持っていない日に限って良い風景に出会うんですよね。
よって、条件は、
この時点で、富士かα7cかSIGMAですね。この条件に一番合うのはfpじゃないでしょうか。最終的には使って楽しいものがいいですね。
気付いたらマップカメラから箱が届いていました。
撮ってみた
レンズは45mm f1.8 DG DN Contemporary、撮って出しです。
最近のカメラはあまり使ったことがないので、感想は一昔前のカメラとの比較になるかもしれません。ご了承ください。
開放にすると周辺減光で良い雰囲気になります。撮って出しで、スタンダードでこの色が出るのは良いなと思いました。わざとらしくないけれどしっかり色が乗っている感じがします。Nikonだと現象することになると思います。
真ん中の台車にピントが合ってませんが、水面の描写がよく分かる1枚です。
光学式手ぶれ補正が無いので、夜ぶれないようにシャッタースピード下限をオート(高速)に設定しています。通常より1段早いシャッタースピードになるようです。1/100、ISO2500で撮影されていますが、ノイズはほとんど目立っていません。
アスペクト比を21:9にして、ティール&オレンジです。夜が似合いますね。
気になったところと使ってみての感想
バッテリー
半日くらいずっと撮ってると切れます。でも純正バッテリーが2,000円くらいと安いです。私はとりあえず2個のバッテリーで運用していますが、だいたい1つしか使いません。
液晶モニター
ファインダーはありません。直射日光が当たっても一応見えます。チルトは欲しかったところですが、D7100にも付いてなかったので大丈夫。画質も良くて満足です。タッチパネルはメニューとかでも使えるようにしてほしいです。
AF
fpのAFは遅いとよく言われているので心配していましたが、私の使い方だと割と大丈夫です。動いてるものを撮ろうとすると少し迷いがあり、フォーカス優先にしているとなかなかシャッターが切れないことがあります。瞳AFも結構使えますが、他のミラーレスに比べると劣るかもしれません。ここは撮るものによりますね。
動画撮影時のAFは非常に遅いです。センサー
fpにはシグマ独自開発のfoveonセンサーではなく、一般的なベイヤーセンサーが搭載されています。これを残念がる方もいますが、これはこれで癖があまりなく使いやすいカメラに仕上がっているのではと思っています。シャッター
電子シャッターなので、ローリングシャッター歪みが生じます。動き物にはあまり向いてないです。あと、時々ストロボを使うのでストロボの同調速度が1/30なのが不便ですね。メカシャッターレスなのでシャッター音が電子音なのが少し寂しいですが、電子音の中では好きな方です。WiFi・Bluetooth
これは欲しかったところです。WiFi付きSDカードを買うか、iPhone用のSDカードリーダーを買うか迷っています。Androidだと多分Type-Cで転送できるんですよね。
少し気になるところはありますが、撮ることが楽しいカメラです。いつもの日常がちょっと違って見える感じがします。軽いのでいつでも持っていけます。リグを組めばさらにいろんなものを装備できるのにはロマンを感じますし、いろんな可能性を秘めた最強のフルサイズお散歩カメラではないでしょうか。
次回は紫陽花を撮ってきた話でもします。それでは。
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