
雨量計つくってみた
初めに白状しておきます
雨量ってmlだと思ってました。❌
容器の大きさで変わると思ってました。❌
はい、多分小学校で教わるのですよね。実は天気図も苦手です。そんな私が人生の後半もずいぶん過ぎて雨量計を作ることになるなんて。。いやこれは、良い機会をいただきました。
毎月発行、あかさき地区公民館だよりの10月号から始めた、田中茂信さんの「「ふるさとの防災について考える」は、この号で8回になりました。5月号は「雨を測ろう」というテーマで、雨量計の作り方を掲載しました。
ペットボトルを買わないので、しかもつるんとしたペットボトルは某炭酸飲料のボトルだけなので、なかなか作れずに居ましたので、記事を書いて頂いている田中さんに、「ペットボトルがありません」と言ったら、わざわざペットボトルと、古いメジャーを持ってきてくださいました。切り口も不器用ですがなんとか完成。最初は畑に設置したのだけれど、大雨の時早速見に行きにくいので、参道横に2個目を作り設置しました。ちょっと慣れてきて上手になったかな。


5月27日に設置した次の朝、7時55分に8mm でしたが、17時ちょうどに50mmになっていました。雨量強度はもっと短い間隔で観察した方が良かったですね。
雨量強度の計算をしてみました。
朝7時55分に8mm 50mm-8mm=42mm
7時55分〜17時の545分間で42mmなので
545分➗60分=9,08時間
雨量強度は 42mm➗9.08時間=4.6mm/時間
時間雨量で5mm~10mmが本降りと呼ばれる強さなので、この日の雨は本降りの手前くらいでした。それを思うと1時間10mm以上の雨ってすごい降りなのだということが実感できました。人の感覚は曖昧なので、数字で測ることは重要ですね。
下図は、気象庁のHPに掲載されている雨の振り方と強さの表です。

ちょうどこれから雨の季節なので、記録を取てまとめていくのに良い時期です。
あ、表のまとめ方も教わらなくては。
楞厳寺、福聚合祀塔前の広場に設置しています。
福聚合祀塔は日当たりが良いので、晴れた日は必ず猫が寝そべっています。墓守猫。

6/10 追記 〜雨量計の注意点 設置場所 水滴 水平〜
設置場所:周りに何も無い場所を探すのも、住宅密集地では難しいものです。この辺りはまだなんとか見つけられましたが。田中さんの作った雨量計は、うまいこと竹のホルダーにピッタリ収まっています。竹が重いので、安定感があります。

水滴:5月28日のちょうど雨の激しい時の写真には、ペットボトルにかなりの水滴がとどまっていて、これだけでも全て落ちるとデーターに影響が及びそうです。色々探した結果、KURE超耐久撥水ボディーコートか、ソフト99撥水剤 レインバーストあたりが良さそうですが、試すにはちょっと値段が。。
水平:水面の水平を保てないと、1mmなどの細かい数値を読み間違えると言うことで、対策として、水準器で水平を確認した机に、ペットボトルを置いて、1cmごとにペットボトルぐるりに点々と印をつけました。書きにくくてちょっと大雑把なのですが、おおよそ水平を保てるかと思います。背面にもメジャーの印をつけました。

さてさて、もうすぐ梅雨入りです。