長い冬休みのおわりに
【ご報告】平日フルタイムの仕事が決まりました
10月からカフェを一旦やめて、1本(といっても週3)で働いていたバイト先も11月頭から長い休業期間に入った。
素晴らしいバイト先だったので休業明けにまた働きたいなとも思っていたけど、私が目指すのは、やっぱり自分のハコをオープンさせること。
もっとスピーディーに稼ぎにコミットするならシフト制ではなくフルタイム制がよい。
友人から紹介してもらった派遣会社のサイトに登録した。
驚くほど早く、仕事先が決まった。
サイトに登録した3日後、派遣会社の社員さんと一緒に見学という名目で会社に行った。
ほんとに見学だと思ってたから、解散して1時間後に電話がかかってきて「採用です!2/1からよろしくお願いします!」と言われてびっくりした。
何社か見学した上で決めることができるんだと思ってたけど、それは不可能らしい。あれは面接だったらしい。正社員の就活とはいろいろ違うんだな〜。
(先に説明してくれよ……)と思ったけど(まぁいいか、全ての道は正解だからね…)とも思って「ハイ!よろしくお願いします!!!」と元気いっぱいに答えた。
長い冬休み
11月から1月末までの3ヶ月、私は長い冬休みを堪能した。
10月末に彼氏と同棲を始めた。
彼の在宅の仕事の合間にめちゃくちゃ一緒に遊んでもらったので、私は家から一歩も出ない日があっても、全然ウルトラハッピーだった。
昼に起き、ご飯を作り食べ、遊び、ご飯を作り食べ、遊び、お風呂に入って深夜に寝る。たまにYouTubeをみて、本を読む。
遊びはずっとこれ↓
○アニメ
・デジモンワールド02
・NARUTO
・ハイキュー!
○ゲーム
・雀魂(麻雀のゲーム)
・Fortnite
・星のカービィスターアライズ
・ピクミンブルーム
本当に最高だなぁおい!!!!
家庭料理をみつめる
この期間を振り返って、ただお金と時間を浪費してダラダラ休養するだけだったかというと、それだけではない。実は、得たものもある。
好きな人のためにご飯を作って一緒に食べる日々から、料理をすることに対しての新しい見方が生まれた。
一人暮らしのときは、飲食店をやっているくせに、自分のためにつくる料理はすごく適当だった。なんならできあいを買ってばかり。
なによりも愛しているはずの自分のためなら、より美味しく、栄養があって、きれいなものをたべたいはず。でも実際はそんな気は全然起きない。
カロリーが摂取できればオッケー。
(うーん、わたしのご自愛レベルってまだまだそんなもんなんだよな……。)
お店でお客さまに食べてもらうカレーをつくるときは、"漠然とした"お客さまの顔やリアクションを想像しながら、より美味しく楽しいものを作ろうと、アドレナリンドバドバで、喜んで試行錯誤していた。
ただ、時に「料理が情報として消費されてる感」を感じることもあって、Google等で評価されたことを一度意識してしまうと、ピュアに楽しく料理をつくることが難しくなった。
(本当はそんなの気にしないでゴーイングマイウェイするのが正解だと知ってはいても)
二人のための料理をつくる日々では、大好きな彼と一緒にうまいうまい!と言って食べる時間が幸せで、それが作る原動力になっている。
はっきり顔のわかる好きな相手を思ってする料理は、全然飽きないし続けられるし、より高みを目指せる。そして、なんかすごくおいしい。
そして家庭料理は自由だ。
ネットで食欲をそそられる料理の画像を見つけたらそれを作ってみる。買い物に行って、美味しそうな食材があったらそれからメニューを考える。
家庭料理だから、評価や流行りや華美な見映えは気にしない。なに料理を作ってもいい。
試してみて、失敗しても許されるし笑える。
そんな中で食材や調理用具の扱い方がわかってくる。食器の形の意味がわかってくる。
自由だからこその学びがある。
私は、ふたりきりというミニマルな「作る→食べてもらう」の関係をすっ飛ばして、いきなり"たくさんの漠然としたお客様"への料理の仕事をしてしまってたのだな〜。
つまり、
①自分のための適当で失敗しようもない料理
②お客さまのための絶対失敗しちゃいけない料理
どっちかしかやってなかったんだ。
私はこの冬休みに大事なものを手に入れた気がする。彼氏の存在に、本当に感謝している。
『料理と利他』読みました
また、そんなことを感じている中で、最近ある人にお借りした本を読んでさらに「家庭料理」について考え見つめ直す視点ができた。
料理と利他
現在、家庭料理の研究家をされている土井善晴さんと、政治学者の中島岳志さんの対談をまとめた一冊。
あっ!と思った一文をピックアップします。
どちらも土井善晴さんの言葉。
※↑これは、人間と人間同士だけのことではなく、人間と物と自然の間の関係性に♡が生まれるっていう話。
わたしが自分1人のためだけに料理を作る日もこれからあるだろう。生きるために料理は必要だ。
まだ土井善晴さんの域には到達できないと思ったけど、精神的に自立して、自分で地球と繋がって、自分を愛する料理が作れたらいいなと思った。
まだ自信はない。。
おまけ 家庭料理ギャラリー
全部おいしかったです。
寝て起きたら派遣社員です。
明日からもよく食べて、がんばろう!