#15 第2フェーズ抗がん剤治療1回目
長らくほったらかしにしていました。
その間に、2つ目の手術をしました。
なかなか現在まで到達しない記録ですが、私は元気です!
今度こそ第2フェーズ突入!
前回、アルコール不耐性の体質によりskipしていました。
使えなかった薬→パクリタキセル
SNSを見る限り、ほとんどの方がパクリタキセルを使っているようです。
私と同じような方もたま〜に見かけます。
今になって思うことは、使える薬があることはありがたいことだということです。
いつものように、総合受付を済ませて採決をしました。
採血の結果が出るのに約1時間かかります。
外科で受付をしたら、ひたすら待ちぼうけです。
毎回大体1時間半くらい待ったら診察に呼ばれます。
診察時間は、特に何もなければ1分あるかないかです。
短っ!と思うけど、私は先生のことを信用しています。
1日がかりで休みなく外来の診察をしている先生、鉄人すぎです。
第2フェーズ1回目の採血は無事に合格しました。
私が使う薬は、「アブラキサン」という名前です。
この薬は3回分を1度に投与しなければいけないそうです。
「3回に分けてあげたいのは山々だけど、現状、分けられない決まりになっている」と先生から説明がありました。
1度に3回分を投与するので、副作用もキツイだろうと言われました。
変に希望をもたせない辺り、信頼できるな〜と思っていました。
化学療法室の常連感
総合病院とは言え、ここは田舎です。
回数重ねるごとに、病院内の看護師さんとも顔見知りになります。
看護師さんもローテーションしているみたいで、採血の部屋でも会うこともありました。
通っていると「血管とれない人」認定してくれたので、慎重にルート確保してくれてありがたかったです。
看護師さんともちょこちょこ雑談してました。
どの看護師さんも優しくて、本当に白衣の天使でした。
私は雑談だと思っていたけど、看護師さんはさりげなく変化を見てくれていたと思います。
話していない看護師さんが、私の様子を知っていたこともあったので、記録してくれていたんだろうな〜と感心しました。
プロってすごいなぁと思いました。
紅白の抗がん剤
第1フェーズで使用した抗がん剤は赤い色をしていました。
第2フェーズのアブラキサンは白色でした。
紅白でめでたいな〜と呑気なわたし。
薬を用意しながら看護師さんが「うわ〜この薬多いなぁ〜」と言っていました。
通り過ぎる看護師さんがみんな同じ感想だったので、「1度に3回分」を実感することができました。
第1フェーズでは、吐き気どめの薬を飲んだ上に吐き気どめの点滴もしていました。
アブラキサンは吐き気はほぼないようで、吐き気どめ対応はありませんでした。
生理食塩水とアブラキサンの投与だけなので、1時間くらいで終わります。
初回は、様子を見ながらゆっくり薬を落として1時間半かけて投与しました。
第1フェーズより投与時間も短くなるので、ベッドから椅子席になりました。
外の景色を見たり、TVを見たり、ぼーっとしたりしながら時間を過ごしました。
スマホ&タブレット使えない!
アブラキサン投与中は、スマホやタブレットが使えません。
アブラキサンの副作用で一番気をつけないといけないのが「痺れ」でした。
足の指や手の指の痺れを予防するために、ぐるぐるにテーピングします。
これがまた大変!!
足は、tabioの5本指ソックスを履きます。
手は、医療用の手袋をはめます。
手も足も指1本ずつきつめにテーピングします。
診察でGOサインが出てからテーピングするので、大急ぎです。
第2フェーズで大変だったのはこのテーピングです。
「痺れが一生残ってしまう可能性もある」と言われていたので、丁寧にテーピングしていました。
でもやはりそこは私、だんだん適当になっていった気がしなくもない。
そんなこんなで、手も足もテーピングしていたので、時間潰しにスマホとタブレットが使えませんでした。
本のページもめくりにくかったので、ぼーっとしていた気がします。
病院や先生によって違う
私は5本指ソックス&医療用手袋&テーピングでしたが、病院によっては対処法が違うようです。
冷やしながら投与する場合もあるみたいです。
病院によって全然違ったりするので、何が正解かわからないなと思いました。
後になって知りました。
治療中は自分の病気について検索していなかったので何の疑問もなく治療をしていました。
でも、色々調べたことで疑問をもつ患者さんもいると知りました。
「目の前の専門家を信用しないで、ネットに書かれていたことを信用するって悲しい」というのが私の感想です。
医者になるためにとんでもない努力して勉強しているのに・・・
医者になってからも努力と勉強は続けているはず・・・
きっとわたしがハナクソほじってる時も論文読んでるはず・・・
私は主治医だけが頼りだったので、先生のいう通りにしていました。
それだけ信頼できたのは、先生が良いことばっかり言わなかったことが大きい気がします。
総合病院に繋いでくれた個人クリニックの先生から、「いい先生だからね。大丈夫。」と言われていたので初めからずっと信頼していました。
世の中には、とんでもない医者もいるようですが・・・。
自分の主治医を信用できるかどうかも大事だなぁと思いました。
私は本当に先生にも看護師さんにも恵まれていました。