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#11 抗がん剤治療3回目

今回は大丈夫

skipから1週間後のことです。
前回は肝臓の数値が高くて、3回目の抗がん剤治療がskipとなってしまいました。
処方された肝臓の薬を飲んだこともあってか?今回は正常値でした。
無事に3回目の抗がん剤治療のGOサインが出ました。

それにしても、待ち時間は変わらず長いです。
採血検査の結果がわかるのに1時間くらいかかります。
これが待ち時間の長さにもつながっているのかなと思います。
1日潰れますが、もうこれは仕方ないです。

看護師さんが集合する採血

わたしの血管は、採血しづらいです。
人間ドックの時も何度か失敗します・・・
乳がん治療中は、採血失敗してしまうとその血管が使えなくなるので結構大変でした。
右手で採血して左手で投薬という感じでやっていくつもりでしたが、早々にこの計画は破綻しました。

血管痛が起こってしまいました。
血管痛が起こりやすい薬だったということもありました。
左手のいい血管2本が血管痛で使えなくなりました。
さらに、止血できたと思ったらできていなくて内出血してしまいました。
数ヶ月は、左腕カオスでした。
血管痛も数ヶ月続いて、腕が伸ばせませんでした。
痛かったー。

そんなこともあって、採血と点滴するのに右腕しか使えない。
しかも採血しずらい。
結果、通常の採血の部屋でなく、別の場所でお湯で温めてから採血していました。
こうなると、採血してくれる看護師さんがいつも大体同じです。
「○○さんや。とりにくいんな。温めるんな。」という具合になります。
最後の砦みたいな看護師さんが採血してくれるので、成功率はかなり高かったです。
それでも、何回かは刺し直しになったので腕に怪しい注射痕がいくつできるという状態でした。

右腕しか使えなくなったわたしは、看護師さん数名に見守られながら採血や点滴をしていました。
成功すると「あ〜よかった」と言ってくれて和んでました。

副作用ハンパない!!

3回目の副作用はジーラスタの副作用がほとんどでした。
わたしの場合は、2日後くらいからだんだんしんどくなるのですが、3回目の投薬後が一番つらかったです。
吐き気は大体いつもあるけど、吐き気どめの薬があるのでまだ大丈夫です。
つわりくらいです。
(つわり未経験ですが、つわりくらいと先生や薬剤師さんが言っていました。)

3回目は、発熱、倦怠感、体が痛いっていうのが一番現れたと思います。
発熱は、37.5度前後くらいが3日くらい。
倦怠感は、体が重いくてだるくて力が入らない感じです。
(コロナワクチン副反応の倦怠感の比ではありませんでした。)
体が痛いっていうのは、シャワーが肌に当たると痛い!
横たわるときにベッドと体が当たるときも痛い!
服と皮膚が擦れるのが痛い!
だから、ちょろちょろシャワーでお風呂に入っていたし、ゆっくり動くくらいしか対処法がありませんでした。
もう時が過ぎるのを待つだけでした。

副作用が出る原因は、白血球の数値が下がるからだそうです。
この期間は、免疫力が低くなっているので、感染症に気をつけるようにと言われていました。
外出する元気もないので、この期間はひたすら家で寝ていました。
大体、1週間くらいすると回復傾向になります。
回復する時期が大体わかってくるので、それに合わせて買い物や家事をしていました。

しんどいけど、どうにもならない

本当にこの3回目がつらかったのはよく覚えています。
そんな中、晩ごはんにうどん茹でた自分を褒めてやりたいです。
「無理な時はご飯作らない」と事前に決めていたけど、なんかもうこの時は意地なのかなんなのか、うどんを茹でていました。
薬も飲まないといけないし、うどんなら食べられたというのもあります。

しんどいけど、どうにもならないこともわかっていました。
しんどいと伝えたところで何も変わりません。
ただひたすら時が過ぎるのを待つだけでした。
明日は今日よりマシなはず・・・と思いながら過ごしていました。

今ではもうこの時の辛さを忘れてしまいましたが、もう2度と経験したくないです。
ただ、最初に先生からかなりツラいと脅されていたので、辛抱できました。
脅してくれた先生に感謝しかないです。

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