気を使いすぎると陥る罠
ここ2日ほど「気を使い過ぎる」
という言葉がテーマだったなと
思いました。
エピソード1
仕事上、別のスタッフへの
クレームを私が受けました。
利用者さんの奥様からのクレームでした。
その奥さんの訴えはそのスタッフが
「ウソをつくから」
「時間を守れないから」
といったことが理由でスタッフを
変えてほしいということでした。
ただし、社長には
「長いお付き合いになってきて、
馴れ合いになってきたので
そのスタッフを変えてほしいと
言ってほしい」
と言われました。
なので、
社長には奥さんの希望通り、
理由を細かく言わずに報告。
(後で、理由をきっと利用者さんに
聞くよなぁ~言った方がよかったかな?)
なんて考えました。
変えて欲しいと言われてしまった
スタッフには全部伝えました。
案の定、社長は奥さんに
理由を聞きました。
そして馴れ合いの中身、
時間については聞いたようです。
ここで、私が気を使い過ぎたことで
社長がちょっと不快になっていた
様子でした。
「すみません!奥さんにそう伝えるように言われたので。」と言いましたら、
「まぁ、信用してもらうには仕方ないか。でも、教えてくれたら、こっちで上手く
やります」と社長。
私が社長を信用していないように
思えたのでしょうね。
気を使いすぎて陥った
「信用していない」と思われる罠
エピソード1.5
その奥さんのお話を詳しく聞いてみると
どうやら、そのスタッフから
奥さんが自分をないがしろに
していると感じて、
悲しくなっているということが
わかりました。
私たちが訪問する時、
掃除機をかけたり、
おうちを整えて
迎えいれてくれる準備を
してくれているのは、奥さん。
時間管理の面で
誰かの予定に合わせて、
準備したのに、
それをあっさり破られてしまうこと、
予定に合わせて努力したことが
無視されたかのように
思えたとき、
悲しくなります。
声掛けてくれたら少しは
救われる寂しさもあっただろう。
こんな時、
時間を搾取された感じがして、
私もイラッとしちゃいます。
そのスタッフも
奥さんが疲れていたようなので…
最近はあまり声をかけなくなっていた。
との事。
スタッフは奥さんに気を使ったつもりで
声をかけなかったのですが、
これが、奥さんからしてみれば、
奥さんの努力も、存在も
無視されているように感じたようです。
そして、相手の怒りを誘発する。
スタッフも奥さんの疲れている様子を見て
話しかけない方がいいかな?と
思ったのでしょう。
と言うより、
それはスタッフの言い訳で
本当は遅刻したりしていたので、
奥さんにそれをいつか指摘されるのでは?
と無意識に感じていて
話しかけづらかったのだと
私は思いました。
スタッフが自分を守るといった行動が、
奥さんを寂しくさせ、
自分のことしか考えていないと
感じさせてしまったのでしょう。
気を使いすぎて陥った
「自分のことしか考えていない」
と思われる罠
エピソード2
私も久しぶりに怒りが湧き出ました。
はじめに言っておきます。
この件は、
そもそも私が処方箋の期限を
勘違いしたところから始まりました。
皆さん、処方箋は有効期限があるのを
知っていますか?
発行された日を含めて4日以内です。
私はここを勘違いしていました。
発行された日は除いて4日以内だと
勘違いしていました。
もともとは、私が悪い…
でも、これから展開する話は、
ちょっと、複雑なので、
騙されずに読み進めてください。
処方箋を出そうと思っていた日、
有効期限の日だったのですが、
私の不注意で処方箋を水浸しに
してしまいました。
有効期限が、
翌日までだと思ってた私は
それを干す時間がある、
明日持っていけは間に合うと
思っていました。
そして、有効期限が切れた翌日に
処方箋を薬局に持って行きました。
(私は有効期限内だと信じてます。)
いつもその薬局は混んでいて、
1種類のお薬なのですが、
2時間近く待たされるので、
お薬は翌日以降に取りに行くことに
していました。
いつものように行動しました。
その夜。
あまりなることがない携帯が
鳴りました。
これね、父が急変の時に
電話が鳴ったのが最後だったので、
嫌な予感はしたんです。
薬局さんからでした。
「こちらも気づかなかなくて
申し訳ないのですが、
お持ちいただいた処方箋が
有効期限が切れてしまっていて、
お薬出してあげたいのですが、
だせません。
早い方がいいので、
明日にでもクリニックの方に
電話で有効期限の延長が
出来ないか聞いてみてください。
そしてまたこちらにご連絡ください。明日か明後日あたり、薬局に来られますか?」といった内容。
私
「それは、大変失礼しました。
期限を勘違いしていました。
わざわざありがとうございます。
明日、有効期限の延長ができるか?
クリニックに聞いて、
こちらに(薬局)延長できるかを
お伝えすればいいんですね?
明日は仕事なので、夕方にはそちらに
(薬局)に取りに行けます。」
ここまでは薬局さんが気遣って
くれているんだなと思っており、
私は薬局さんに感謝していました。
翌日仕事に行く前にクリニックに
電話し、有効期限が切れてしまった
理由(水浸し、勘違い)も含め、
説明し、先生にも確認していただき、
処方箋の有効期限は延長できると
お返事をいただきました。
そして、クリニックが、
処方箋は手元にありますか?と
私に聞いて来たので、
「実は、昨日薬局に出してしまったので、
手元にないんです。」
クリニック
「そうでしたか…では、確認するために
薬局からクリニックの方へ
電話して貰えるよう伝えて貰っても
いいですか?」
私「わかりました。」と言って
クリニックとの電話は切りました。
それで薬局に電話したんです。
「有効期限の延長はしてくださるとの事なんですが、私のところに処方箋がないので確認のため、薬局からクリニックの方へ
電話して欲しいとの事です。
よろしくお願いします。」と。
薬局
「確認しましたら、お電話しますので、
(私の)電話番号教えてください。」
私
「これから仕事に入ってしまうと、
電話に出られませんが、いいですか?」
と伝えて電話番号を教えました。
10分後に
また、携帯が鳴っていたのですが、
運転中だったため、
訪問先の近くまでいき、停車して
訪問先の約束の時間まで10分ほど時間が
あったので、
薬局に折り返しました。
この時、私はクリニックと薬局の
やり取りが終わり、
お薬、処方しますねの電話だと
思い込んでいました。
が…
出たのは、先程対応してくれた方では
なく、男性の方で
「先程、クリニックに電話かけるということでしたが、法律上、
処方箋の有効期限切れで、
その延長をお願いする電話は
こちらからは出来ないんです。
あ、対応してくれる薬局は
あるようですが、
うちでは会社の規定上できないんです。」
私
「?????」
(法律上ダメなのに、対応している薬局はあるけど、会社の規定でその薬局では出来ない?)
なんでしょうか?
この矛盾だらけの電話。
こんな疑問をもちながら、
私
「処方箋の期限の延長の
お願いの電話をして欲しいとは
言っていません。延長のお願いは
私がクリニックして、OK貰ってますので、ただ、私の手元に処方箋がないので
クリニックが確認することがあるのでは
ないですか?
確認のために電話が欲しいと
言われたんです。」
薬局
「期限切れの処方箋に関しての
電話がこちらから出来ないんです。
法律上。」
私
「だ、か、ら…」
このやり取りを6分もやって、
薬局さん、昨日電話してくれた方に
変わりました。
薬局
「こちらからは法律上、
電話ができないんです」
と、人は変われど、
言っていることは同じ。
ちょっと約束の時間も差し迫ってきたので
少しイラつきながら私、
「あなたが昨日、電話で
明日、有効期限の延長ができるか?
クリニックに電話をして、
また連絡してくださいというから、
そうしたんですよ。
クリニックから、薬局さんから
連絡が欲しいと言われたから
お伝えしているだけなんですけど。」
薬局
「本来、有効期限の切れた処方箋はただの紙切れなので、確認も何も効力が
ないんです。だから、こちらからは
クリニックには電話できないんです。」
はっ?
私の怒り発動!!ブチッと音しました。
「だったら、クリニックに有効期限の
延長ができるか電話して、
薬局に電話してくださいなんて
言わなきゃいいじゃないですか?
今こうやってやり取りするの、
時間の無駄ですよね?
昨日の時点で、有効期限切れているので再発行が必要です。お手数かと思いますが、もう一度クリニックに行って再発行してもらって下さいって言ってくだされば、
そうですかで終わった話ですよね?」
と言ったあとに、
薬局が、
まだ言い訳をウダウダとしてきたので、
時間に追われているのも手伝って、
薬局さんの言い分は聞かずに
被せます。
「私ももう仕事の約束の時間すぎて
しまっているんですよ。
この埒(らち)が明かないやり取りで。
もう、いいです。
そちらからクリニックに
電話しなくて。
私が処方箋をそちらに取りに行って
クリニックに持って行って、再発行して
もらえばそれでいいんですよね?
ただ、そちらの法律上とか知りませんが、そちらが説明不足であったことは
確かですよね?
もっとわかりやすい説明をしてください。」
と、言って電話を切りました。
久しぶりの怒りエネルギー。
罠にハマった私と薬局さん。
その後に利用者さんに対して
笑顔を作るのは、
私自身、ぎこちなく感じました。
その後、仕事がひと段落して、
クリニックに電話をして、
「薬局は法律上、有効期限が切れた
処方箋に関しての電話が
出来ないそうです。
確認したいだけだと思いますと言っても、
電話は出来ないの一点張りでした。
私が処方箋を持っていく形で再発行してもらえるんですよね?」
と伝えたら、
クリニック
「はっ?なんでそんなに頑なに
薬局さんは電話するの拒むんでしょうね。ただ、一連の流れを確認したかった
だけなのに。こちら(クリニック)の方から電話してまた、連絡しますね」
と言う…ことがありました。
クリニックの対応は流石だなと
少し安堵しました。
ただでさえ、電話が嫌いなHSPなのに、
電話でこんなトラブルに
なっておりました。
どっと疲労感。
昔の私ではここまで自分の感情を
意識しながらは、言えなかったと
思います。
だけど、これは、後でよく考えたら、
薬局さんが
「クリニックに有効期限の延長ができるか
確認してくださいね」と
私に言ってくれたのは、
明らかに私に気を回してくれた事
なんですけど、
結果、私には伝わらないことだったんだと
気が付きました。
私は相手が良かれと思って
言ってくれたことで
クリニックに電話して有効期限の延長が
できると確認が取れたら、
水浸しになって乾かした処方箋のまま
日付の延長をしてくれて、
お薬が貰えるんだと期待しました。
が、思うようにことが運ばなかったこと、仕事の合間に対応せざる
終えなかったことで、
私の心に余裕がなく、
期待を裏切られたという怒りが
でたのでしょうね。
そして、薬局側も自分たちで責任は
取りたくないという気持ちが、
法律上とか、電話はできないの
堂々巡りから
保守的になっていたのが
モロに出ていました。
それにも私は怒りを
覚えていたのでしょう。
気を使いすぎて陥った
「伝わらない」と思われる罠
ここをもっと深堀もでき、
私のインナーチャイルドを癒しに
行くこともできますが、
この辺でも自分を癒すことはできるので、
この辺で留めておきます。
気を使うことは悪いことではありません。
でも、その気の使い方本当に正しいか?
気を使う時に1度立ち止まることも
大切だなと
今回のテーマで思いました。
長文になりましたが、
読んでいただき、ありがとうございます!