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“おかあちゃんの事がきらいやった”〜『もうあかんわ』じゃなくて『もう、しらんわ!!』

おはようございます。毎日の食事のメニューがマンネリ化して来て困っています。
燈由菜です。

今日は母の話を聞いて下さい。

母は、昔から目が悪い。
見えづらい、見えにくいけど…メガネをかける事がめんどくさい人。なのに…

数年前の事
母「新しいメガネ作ろかな」
私「今のメガネで見えにくいなら作った方がいいよね」
母「そうやろ。『眼鏡の○○』行かなあかんわ」

母が言う『眼鏡の○○』は両親が昔から利用している眼鏡屋さんだ。
補足だけど我が家はみんなメガネ愛用者で、私や娘は即日渡しして貰えて、お手頃価格で買える眼鏡屋を利用しているが、両親が利用しているお店は私達からすると、かなりお高いのです。かなりです。
勿論!眼鏡自体がお値段なりに良い物だと思いますが、視力って一定では無く、メガネをかけてるとどんどんススムので、ある程度するとせっかく合わせて作った物でも見えづらくなり、また新しいメガネを作る事になるので
私的には、メガネは消耗品なので『今、見やすいモノであればいい』て思っています。

なので私は母に言いました
「わざわざ遠いお店まで行かんでも、近くの私らが買ってる眼鏡屋さんでいいやん」
母「どこにあるか、わからへん」
私「ついて行ってあげるやん。一万くらいで出来るよ」
母「えっ?そんなんあかんわ」
私「何があかんの?」
母「安す過ぎるわ。見えへんのんちゃう?」
私「そんなアホな。ちゃんと合わしてくれはるよ」

と言う会話を交わした後日、私が仕事から帰って来たら
嬉しそうに
母「メガネ買うてん」
私「あれ?場所わかったん?」
母「わかるよ。今までも行ってるもん」
私「えぇ?もしかして『眼鏡の○○』まで行って来たん?」
母「そうやで、ずっとあそこで作ってるから」
あれだけ話したのに、母と言う人は人の言う事を聞かない。
いや、聞く気が無いのか?
両親共にそうやけど、何かにつけて昔から自分達がやって来た事は変えようとしない。
もっと良い方法や、良い物があるとアドバイスしても変えようとしないのだ。

あれから数年が経ち、最近の事。
母は眼科にも通院しているが、ある日また「目が見えへん」と言いだした。
正確には『見えへん』のじゃ無くて『見えにくい』なのはわかってるけど眼科に一緒に付いて行って先生に伝えた。
先生「家でメガネかけてますか?」
母「はい」
いやいや!かけてないよ。(私の心の声)
先生「視力は、かなり落ちてるので無理して見ると疲れると思うので、メガネかけて下さいね」
母「最近、テレビが見えないんです」
すると先生は付き添いの私に
先生「お母さんの右目は、ほとんど見えてないに近い状態なんです。テレビが見えにくいなら、出来ればテレビと座ってる位置を近づけてあげて下さい」
と言われた。
母の右目が、そこまで悪いと聞いて少しビックリしたけど、若い頃からの付けが来たんやなぁと思ったので、家に帰ってからソファは動かせない場所にあるのでテレビをソファに可能な限り近い場所に移動させました。

そしてテレビを見てる母の様子を見ていると…
メガネかけて無いやん!!
テレビに近づいて立ったまま、腰を曲げて見てるので
私「見えへんねんやったらメガネかけたら?」
母「見えるよ」
私「見えてないから立って前に行ってるんやろ?」

何の拘りか知らんけど
何万もする高いメガネ買っても、結局かけへんねんやったら、私が言う眼鏡屋でも良かったやん。
1本作る金額で4.5本作れるわ。

最初にも書いましたが母は、めんどくさがりである。
作ったメガネは目の前のテーブルの上に置いてあるが、わざわざメガネケースから出してかけるのが面倒なのだ。

それなら!
と私は母にメガネチェーンをプレゼントした。
母が好きそうなピンクの飾りが散りばめてあるメガネチェーンをネットで購入しプレゼントした。
母は喜んでくれて、プレゼントしたら直ぐに首にかけてくれていたので「これでメガネもかけてくれるやろ」と思って安心したのも束の間。

三日後には、母の首にメガネチェーンもメガネも無く
メガネケースの中に納められてテーブルの上に置かれたままだったのです

「もう、しらんわ!!勝手にして!」

母の変な拘りと、めんどくさがりの性格は変わる事はなさそうです。

読んで頂きありがとうございます。 高齢の両親をみる為に、正社員からパートに切り替え色々と厳しい毎日ですが、noteと出会えたお陰で楽しい日々が過ごせています。サポートして頂いた収入は大切にチャレンジ活動の一部に使わせて頂きます。今はイラスト頑張ります!