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イギリスの「安楽死」合法化について

皆さんこんにちは。Pinkです。以前、『21歳での安楽死について思うこと』という記事を書いたのですが、今回、朝日新聞の記事で、イギリスの「安楽死」合法化について読みました。このことについて書きたいと思います。

「安楽死」の現状

ヨーロッパでは、オランダベルギーで、医師の薬物投与などによる「安楽死」が合法化されており、スペインでも、2021年に「安楽死」が合法となったとのことですが、イギリス日本では、自殺ほう助罪や嘱託殺人罪などに問われる可能性があり、刑事罰の対象となるそうです。

今回、イギリスの議会下院では、2015年に否決された、終末期患者の「安楽死」を認め制度化する法案が11月下旬に審議され、ここ数年では、国民感情が変化しているとの指摘もあるとのことです。

しかし、与党と労働党内でも意見が対立しており、可決されるかどうかは見通しが立たないそうです。下院で可決した場合は、上院でも審議されるそうです。

法案の詳細について

11月29日に審議される法案の詳細は公表されていないとのことですが、報道によると、対象者は「余命6カ月〜12カ月」の患者に限定されるといわれているそうですが、対象年齢については分かりません。

また、「本人の意思」が条件で、医師や裁判官の同意も必要となり、薬物の投与の方法が推測されているとのことです。対象地域は、イングランドと、西部ウェールズといわれています。

両地域での世論調査によると、5年以内の安楽死合法化を支持すると回答した人は63%に上ったそうですが、反対派の意見によると次のことが心配されているとのことです。

●安楽死が合法化された場合、「高齢者」や「障害者」が死を選ぶよう圧力を感じてしまう   のではないか
●介護する家族に負担をかけたくないという思いから、早めに命を絶とうとする患者が多く   なるのではないか

以上になります。

参照

最後に

前回と同様、私個人としては、家族のことを考えると「安楽死」という選択は躊躇しますが、自分の意思を尊重してもらえるという点では、「安楽死」という選択もあるのではないかと思っていたのですが、今回反対派の意見を読んで改めて考えさせられました。

勿論、自分の意思を尊重してもらえることは大事なことですが、当事者が圧力を感じてしまったり、命を絶とうとする後押しになるようであってはならないのではないでしょうか。
また、「安楽死」という問題は、これからもっと広がっていくのではないでしょうか。難しい問題ですが、一人一人がしっかりと考えて行かなければならないと思います。

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