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叩かれて育った私

物心ついたころから、両親から叩かれていた。

何か粗相をすると、母からはゲンコツを受けていました。

しかもそれは、拳を握り、中指を少し立てて骨があたるように、アレンジされたゲンコツ。平手打ちより痛いです。

なんで叩かれていたのかは詳しくは不明ですが、“いらんこと”をしたことに母は怒っていたんだと思います。

おそらく、現代だと通報レベルで、叩かれて泣いていた。

実際に、同じ敷地内に住んでいた祖母が、あまりの私の泣き声に、助けにはいることもありました。

一度、母に頼まれた買い物に失敗してしまい(余計な物を買ってきた)、そのことが母に知られてしまった時、とっさに殴られる!と感じた私は、裸足で家から逃げ出した。

とにかく叩かれることが怖くて、裸足のまま近所の茂みに隠れて時間が過ぎるのをまっていた記憶があります。

体が大きくなると反射的に避ける技術も磨かれ、ガードもできるようになったので、ゲンコツではなく、物で叩かれるようになり、クッキー缶がボコボコになるまで叩かれたり、手の届かない距離のときは、いろんな物が飛んできました。体重計、2Lペットボトル(もちろん未開封)、作りかけのポテトサラダなどなど。

父からは頻繁に殴られることはありませんでしたが、朝早くに起きてTVを見ている時に、「足音がうるさい!」とプラスチックの棒(なぜかあった)で、ボコボコ殴られました。こたつの中に逃げ込んだのを覚えています。

そんな母も私が中学生になる頃に、難病を患い、寝たきりとなってしまったので、殴られることはなくなりました。その頃には、叩かれたら反抗するようになっていたので、言葉で責められることが多くなっていました。


このように叩かれて育った子供の私が、今になって思うのは

「叩かれて痛かったし、悲しかったし、辛かった。」

それだけです。

それ以上でも以下でもなく、それだけです。

この記事は、2年ほど前に書いていたのだけれど、あまりの内容に、書いた本人が引いてしまって眠ったままにしてました。

けれど、noteなら載せれるのでは?と思い、編集をしてみたけれど、やっぱりひどい内容なのは変わりませんでした。(笑)

本当に、今なら通報→児童相談所行きの案件だと思います。

しかし、今なら母の心理が少しわかるようになってきたのです。
それは、また後日、書きたいなと思います。


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