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初潮。お祝いお赤飯のトラウマ記憶。

私が初潮を迎えた時、母は喜んで私に赤飯を炊いてくれました。

しかし。
私は、嬉しそうな母が作ってくれた赤飯を前に、母には悪いですがなんとも言えない「イヤな気持ち」になってしまいました。

あの頃の「イヤだった」という気持ちと一緒に、あの当時の赤飯の記憶は、今でも強いトラウマになっています。

でも、どうして赤飯で初潮を祝われることが「イヤだった」のか、自分では上手く今でも言語化できません。

そこで、今回は、記事を通して、調査などをして、あの時の「初潮をお祝いされてイヤだった」という自分の気持ちを整理してみたいと思いました。

ということで、今回は「初潮と赤飯」の関係について調査してまとめてみました。

初潮になった時「祝いましたか?」

生理用品のメーカー・ユニ・チャームが行った調査によると、65%の家庭では特に「生理が始まった時のお祝い事」はしなかった、ということが判明したそうです。

娘の初潮に対して特にお祝いをしなかった理由としては、「娘本人が恥ずかしいからお祝いしないで欲しいと言った」「自分自身が子どもの頃にお祝いされてイヤだったから」という意見が見受けられました。

65%の家庭が「初潮のお祝い」をしなかった...しかしこのデータ、裏を返せば、40%近い家庭がなんらかの「初潮に対するお祝い事」を実施していると取れます。

お祝いしたという家庭だけみたとしても、赤飯を炊く家庭は少数派のようですが、まだまだ「赤飯で初潮をお祝い」する家庭は見受けられるようです。

赤飯でお祝いされることの苦痛

しかし、子どもの頃の私のように「赤飯を炊いてもらうのがイヤだった」という人の声も多く見受けられました。

『父や祖父など男性の家族に「生理が始まったこと」を知られることがイヤだった。恥ずかしかったし、視線が気持ち悪かった。』

特に、この意見がとても多かったです。

怖いけれど、自分の気持ちを振り返る

私の場合は、男性の家族に「生理が始まったこと」を知られるということも恥ずかしかったし、それからあの赤飯を家族で囲む独特の気まずい空間、それから赤飯というあからさまな祝い方などなど、色々モヤモヤしていたのかなあと、今振り返って思います。

しかし、何より、母が嬉しそうに赤飯を炊く姿をみて、また、母が自分の初潮を嬉しそうに色々な人に報告していることが、とてつもなくイヤだったんだと思います。

本来は大人の女性の体になった...ということで、密かに嬉しさ、喜びを祝うべきだと私は思っていました。

自分自身で体の大きな変化を消化できないまま、「お祝い」という形であれど、自分の気持ちを置いてきぼりに、母といえど、人に「勝手に」、「お祝い」されたことが悲しかったのだと思います。

伝わりますでしょうか。

SNSなどを見ると

「初潮を迎えた娘に相談した上で、娘の好きなアイテムを買ってあげた」

「母は私とどうしたいか、相談してくれた。母と娘。二人だけでケーキをカフェに食べに行った」

などの「話し合った上」「聞いてくれた上」で娘の意見を尊重して、一番に考えて祝ってくれた人が多くみられました。

私はそれが心底羨ましかった。

今回の記事は、私の「初潮時、赤飯を炊かれた」ことに対する言語化できないモヤモヤを、言葉にしたくて書き始めました。が、調べさせてもらったおかげで、今、何がイヤだったか、はっきり言葉にできます。

私のあの「赤飯」に対する違和感は、

自分の気持ちを置いてきぼりに、私の体のことを勝手にいろいろ行わないで欲しかった

赤飯などの「あからさま」な物ではなく、もっと母に私に視線を向けて欲しかった

体の心配をしてくれたり、私のセンシティブな気持ちの方に目を向けて欲しかった。

ということです。

「赤飯でお祝い」

この行動はある意味「愛情を持った行為」に見えやすいし、「愛情」を一番わかりやすく表現しやすいでしょう。

でも、私が欲しい愛というものはそういう目に見えるものではなく、SNSで見受けられる人たちのように「話を聞いてもらって、その上で最適な形で祝ってもらう」などの「愛」のことだったんだと...この場を借りてはじめて気づきました。

よかったら参考にしてください。

調査系の記事にするつもりでしたが、自分の話が長くなってしまいました。

しかし、今回、この場所を借りて、自分の気持ちと向き合うことでまた前に進めた気がします。

初潮の時のお祝いのお赤飯。

これは、みんながみんな「イヤだった」ことではないかもしれません。

でも、何より大切なのは「初潮を迎えた娘さんの気持ちを気遣うこと」ではないでしょうか。

私は、母が本当に私の体の変化を喜んでくれたことに気づいているし、知っています。

だからこそ、今回の記事は書くことに勇気がいりました。

母を傷つけないか、自分の母だけでなく、「赤飯で娘の初潮を祝った」お母さんたちを傷つけることになるのでは?と。

ただ言えるのは、赤飯を炊く行為に問題があるというより、娘さんのことを一番に思ってほしい、ということだけです。

私の苦い経験から言えるのはそれだけです。

私がもし娘を持つことがあれば、初潮を迎えた娘の気持ちをきちんと向き合って聞いてあげて、その上で最適な形の自分の気持ちを提供してあげたい、そう強くこの記事で思いました。

参照元:初潮のお祝いは「食卓で赤飯」ではなく「喫茶店でケーキ」 子ども時代の経験を語ったツイートに大きな反響(1/2 ページ) - ねとらぼ
「初潮を赤飯でお祝い」今どきあり得ない!?女の子ママに聞いてみた|CHANTO WEB

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TANOSHIKA 𝕡𝕚𝕒𝕤𝕦
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