澤 あかり
アドハドさん(ADHD当事者)向け、できるだけ脳に負荷をかけずにごはん作り。 今まで、手抜きになることに悩んでいた人も、チャレンジするのを先延ばしにしてた人も、アドハドクッキングでハードル下げて作ってみよう!
今日、娘が義務教育を終えた。私も中学生の母を卒業した。風は強いけれど暖かく、川沿いのピンクの濃い桜が咲いて私たち母娘を見送ってくれた。 帰宅したあたりから、母娘揃って気圧性の頭痛がいつにも増して激しくなり、お昼もそこそこにそれぞれ布団に潜り込み寝てしまった。夜もそれぞれのタイミングで冷蔵庫から適当に食べてまた寝るという、最高に記念どころではない日になってしまったけれど、せめてその記録を残してみようと思う。 23時半頃再度目が覚めたら、とりあえず頭痛がだいぶなりを潜めていた
ずっと、かえりたい、と思っていた。 希死念慮ならぬ、希帰念慮。 正真正銘の我が家でも。 実家に戻っていたときも。 初めて自分で借りた自分の部屋でも。 ふとした拍子に襲ってくる、「かえりたい」。 ここは私の場所じゃない、そんな思いがいつだってこころのどこかにまとわりついていた。 思い出す限り、お腹が大きい間に買った我が家にいた頃、それは始まった。 子どものいない自由な時間に帰りたい?住み慣れた実家に帰りたい? いや、違う。そんな具体的なものではないのははっきりしていた。かと
ASDの特性があまり強く出ず、育て方がたまたま相性がよかったこともあって、やけに育てやすかった娘。 とにかく、離れない。3歳くらいまでは楽だった。なにしろ目を離した隙にどこかに行ってしまうということがない。むしろ目に入る距離に親がいないと泣き出す。目の届くところで大人しく遊んでくれる小さい子というのは、本当に親や保育者の負担が圧倒的に少ない。 しかし、一方で育てにくさも感じていた。 離れないというのは、少し大きくなってくると逆に手がかかる。 母子分離の不安に耐えられず、散
今日は #世界自閉症啓発デー 。同じく始まった #発達障害啓発週間 とも併せ、自閉スペクトラム症、いわゆるASDの娘と、ADHDの私自身のことを少し書いていこうと思う。 娘は、ベビーサインを使っていたこともあって早くから意思疎通が図れたし、とても器用で箸やはさみも早々に使いこなしていた。 母娘2人行動が多くマイペースに生活していたこともあり、基本的に、何かするときはまず説明し、本人に選択や納得の余地を与える育て方をしていた。 これが彼女の特性によく合っていたのだろう、ASD
9年前の今日、3月12日。明け方、たまたま同方面の方がタクシー相乗りの声かけしていたので同乗。無事実家に帰り着くことができた。 荷物を放り出して泣く子を抱きしめた。続く余震の恐怖に加え、心の準備なく強制的にママと離れ離れの夜を過ごした心細さはいかばかりだったろう。そうでなくても母子分離が難しくて幼稚園の参観が終わって先に私が帰るのすら嫌がる子なのに… 前夜夫と話したときに言われていた買い出しをしなくてはとは思っていたけれど、とにもかくにも寝ないともたないし、引っ付いて離れ
9年前の今日、我が子の卒園・入学を控え、しばらく平日にゆっくり出かける時間がとれなくなるため、都心に出て買物を楽しんでいた。 子は幼稚園卒園前最後の延長保育。15時すぎの電車に乗り園に向かうため、買物を終えて駅に戻り始めた14時46分。 関東の揺れは、46分から少し遅れて始まったのかな。中越地震で初めて体感した、遠方での大きな地震特有の、振幅の大きなゆるい揺れ。免震構造のビルで次第に大きくなる揺れはやがて立っていられないほどに。あ、これはマズい。とすぐに思った。 携帯電話は
ADHD=アドハドの皆さん。調味料、えいっと適当に入れて失敗すること、多くないですか?そのレシピ、細かいとこまで読んでなくないですか?(ノ∀`) 目安がない状態での完全なる適当では、うまくいったという満足度・肯定感に結びつかず、ごはん作りから遠のいていってしまいます。アドハドクッキングで、味つけで失敗しないごはん作り、しませんか? 味つけのバランス、けっこうむずかしい。適量入れるのって、むずかしい。分かります。誰でも経験値低いうちはなんか味が決まらないなーと思うもの。 それ
ADHD=アドハドの皆さん。どんな調味料使っていますか?作った料理が毎度毎度いまいちおいしくないという場合、もしかしたら調味料選びが原因のひとつかもしれません。 せっかく作ったのにおいしくないのでは、ごはん作りから遠のいていってしまいますよね。アドハドクッキングでおいしいごはん作りに近づきませんか? 何回かに分けて、アドハドクッキングで活躍するおすすめの調味料をご紹介します。 まずはきほんのき、必須の調味料からしお、さとう、コショウ、しょうゆ アドハドクッキングの必須調味
ADHD=アドハドの皆さん。手際が悪くて調理に時間かかりすぎる、まともなものが作れない、失敗しそうで始めるのを先延ばし。アドハドクッキングで、そんなお悩みとさよならしませんか。 アドハドクッキングの第一段階、まずは心得から。 大切なのは、○○やXXをちゃんと考えて作らなきゃ料理とはいえない、という意識から解放されること。 「買ってきたものそのままではなく、自分で何かほんの少しでも手をかけたもの」を家で食べたら、それは「作って食べた!」と言っていいんです。単身さんなら「自炊し
Twitterで #アドハドクッキング なるタグが爆誕しました。 きっかけは、アドハドハックのあやさんとのやりとり。 ADHD=アドハド であることに気づかなかった育児期。段取り悪く常にキャパオーバーぎみの毎日。食事の支度になるべく労力を割かず、少しでもまともなものを食べたいと編み出していたのがこれから紹介していく『アドハドクッキング』の手法。ごく普通の主婦でいうところの「ズボラ料理」とか、「手抜きメニュー」とかに当たるもの。 アドハド目線でいえば、これ大事なライフハック
はじめまして、ADHD当事者の澤(さわ)あかりです。 経歴・属性盛り盛り、悲愴感のない人生ハードモード ADHD/ADD(不注意優勢型の注意欠陥多動性障害)のライター&エンジニア。ASD(自閉スペクトラム症)の娘を持つシングルマザーでもあります。 元SEでWeb制作者、元育児サークル代表・講師、ナレーターや絵本読み聞かせもできちゃうオタク。専業主婦もやってましたね。気づけば経歴属性盛り盛り、悲愴感のない人生ハードモードです。 小さい頃から、忘れっぽい、整頓が苦手、友達とペ