ホワイトセージのおまもり

ホワイトセージのおまもり

「葉脈の走らせ方?」
わたしは頭の上にはてなマークを付けたまま目の前の少女をまじまじと見つめた。
「はい、葉脈の走らせ方を教えてほしいんです。」
目の前の少女は真剣に目を輝かせながら話している。
その言葉の意味を理解するのに、少しだけ時間がかかった。

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