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同調圧力とかなんとか

娘から園の様子を聞いていてもやもや思うことがある。
みんなと同じじゃないことをやいのやいの言う子が必ずいて、みんなと同じじゃないということは悪いことみたいな雰囲気になる。はて。

例えば園で使うお箸。
スライドのケースという指定だけされていたので、以前から使っているスプーンとフォークも入った3点セットのものを持たせた。
すると数日して娘が「新しいお箸だけのものを買って欲しい」と言い出した。詳しく聞いたことを要約するとみんなと違うものを持っていて変だ。ということらしい。
娘が嫌なら無理して持たせるのも違うなーと思ったので新しいものを持たせた。

しかし、この対応が正解だったのか?と悩む部分もある。
捉え方によっては同調圧力に屈したともとれるし、娘が嫌がることを改善したともとれる。
なんにせよ娘には自分が好きなものを好きに使ったらいい。人と同じじゃないとダメということはないよ。と伝えたのでそれはそれで、という感じではあるが…


他にもピンクが好きな男の子を変だという話や、ウルトラマンや恐竜が好きな女の子を変だという話もある。
何が気になるって、4歳〜5歳児がすでに偏見にまみれていることだ。
親や周りが変だと言うから変なんだろうとか、本人たちの考えが深まる前に周りからの考えで固定されてしまうのは恐ろしいのでは?と思っている。


多様性が謳われているいま、多様性を取り違えたりエセ多様性みたいな風潮もある気がする。
子どもたちが柔らかい頭で柔らかく考えて理解していくにはどうやってサポートしていったらいいのか。大人の凝り固まった概念は良い部分ももちろんあるが、悪い部分も多い。
今までこうしていたという前例や、変化させたくない事勿れが蔓延すると少しずつでも変化していたことが止まってしまう。

娘たちの世代が大人になった時、いまより生きづらさを感じている人が減ったり、心が寛容な人が増えたり、自由に生きることを咎められない世の中になっていたらいいなと思う。


やはり、人間を守り育てるのは容易ではないなと実感している。

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