微笑みを見た【詩】
微笑み佇まう人を見た
駅のホーム
一人で立って
広角をキュッとして
微笑んでいる人
ニット帽に
黄色のポンポンを付けた
その人は
雨粒の来る方向を見上げて
さらに日差しのように微笑みを広げた
周りの1メートルを
光の粒子が照らすように
その人のオーラがユラユラと
存在していた
パッと輝いて
それは続いた
いつの間にか
私の顔にも
広がっていた喜び
伝わる一人一人の感情がある
清々しい表情で笑うその人から感じた光が
心の湖面に映って
反射する
一人で微笑んでいた
何か素敵なものでも見つけたのかと
想像しては
私も同じ気持ちだと
気が付いた
一人で微笑んで
その人を見ていた
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