日本橋のDAWNに行って来た
先週末は靖国で友人が能を舞うというので、それを観に行ったんだけど、それ以外のほとんどの時間を本当に堕落し切った使い方をしてしまいました。なにしろずーーとYouTubeを見ていましたから。
深夜というか朝方まで見ていて、そんでもって会社で寝てしまい、朝起きてからまた続きを見るという堕落っぷり。
流石に神様も見るに見かねたのか、「そろそろ飽きて来たな」と思っていたところに、たまたま再生された動画の内容が、本日のテーマ「DAWN ver β」という日本橋にあるカフェについてのものでした。
その動画で紹介されていた「DAWN」のコンセプトが、もうあまりにも素晴らしい内容だったので、たまたまバイクも会社の目の前に停めてあるし、もう今すぐ行くしかねぇ!って事で、首都高ぶっ飛ばして日本橋まで行って来ました。
ドーン アバター ロボット カフェ
バージョン ベータ
とあります。
昨日訪れて、その様子を写真では投稿したんだけど、詳しく説明を書かなかった事を今めっちゃ後悔している。ので、このブログができたら再度投稿して、さらにメルマガでもこのカフェについて詳細に書くつもりでいます。
「今時お店でロボットが働くなんて、そんなに珍しく無いんじゃ?」
写真だけだとそう思われてしまうからきちんと伝えないといけないんだけど、このお店のロボットはAIで動いているロボットではなくて、全て人が遠隔で操縦しているロボットなんです。
そして、操縦している人はみなさん難病など重度の障害によって寝たきりの状態にあって、自らの身体を意思通りに動かす事が難しい方々なのです。
つまりこのカフェは、オリヒメというこのアバターロボットを使用して、彼ら彼女らに接客の仕事を提供しているということなわけです。
ぐおおお、めっちゃいい。
上の写真がアバターロボット「ORIHIME」と、そのパイロットのぱるるさん。
今回は4名のORIHIMEパイロットの方とお話しすることができました。
ちなみにORIHIMEを操縦している人のことを「パイロット」と呼ぶ。そのネーミングも素晴らしいアイデアだと思ってます。
カフェの中にはORIHIMEの操縦を体験できるコーナーも設けられていて、指一本、もしくは視線でも操縦できるとのこと。いやー、素晴らしい。
惰性でクソ分かりにくいゴミUIを量産している日本のシステム会社諸君は今すぐこのカフェに来て何が起こっているのかを体験すべきだし、そしてこのお店で10万円以上飲み食いして欲しい。さらに日本中の経理は率先してこの10万円を経費として処理すべきではないだろうか。
バリスタの研修を受けたパイロットはコーヒーを淹れることも出来るようだが、この日は日曜日だからかお休みのようでした。残念。
この週末の時間を無為に過ごしてしまうところだったけど、時間焼却炉かと思われたYouTubeのお陰で、こんなに素晴らしいアイデアに出会うことができたのは大きな収穫でした。まあ殆どの場合、時間焼却炉なんだけど、やっぱり何を見るかっていうのがめっちゃ重要ですね。
オリィ研究所という会社がやっているこのプロジェクト、うちの会社で何か協力できることがあったら何かやりたいなと思いました。このアイデアであれば積極的に関わりたいし、ボランティアしたいです。
日本の中でこういったアイデアが芽吹いているのを嬉しく思うし、こういうアイデアがもっと生まれることが、テクノロジーが人間を豊かにするってことだと思います。自分も含めてだけど、すぐにお金に結びつけようとする考え方から少し離れてみることも大切だと思わされる体験でした。というか、そう思わされるくらいこのアイデアが素晴らしいということかな。
みなさんも一度是非、訪れてみると良いと思います!
分身ロボットカフェ DAWN ver.β
03-3527-2136
https://maps.app.goo.gl/x4grDRU3sS83GvUJ6?g_st=ic