渡韓レポ #05 日本人妻×韓国人家族、どんな風にコミュニケーションとった?
今回のレポートは、旦那家族とのコミュニケーションについて。
私(日本人)が韓国人の旦那家族と過ごして3週間弱、どのようにコミュニケーションをとりながら生活したのかを記録してみました。
皆んなバラバラな言語レベル
まず、それぞれの登場人物の言語レベルを5段階で数値化してみました。
私の韓国語レベルをTOPIK●級などと表現できればよかったのですが、ここ数年全く受けていないのでよく分からず…。韓国語は2014年から(辞めたり再開したりを繰り返しながら)ほぼ独学で勉強しており、おそらく初級も上級でもないので、中級としておきましょう。聞き取りレベルは会話のテーマによって、全て分かる時もあれば、全く何話してるか分からない時もあります。韓国現地で長期滞在したことがなく、しゃべりのレベルはテーマに限らずめちゃくちゃ低いと自覚しています。その他、読み、書きのレベルも鑑みて、「3」としてみました。
旦那は、日本語も韓国語もネイティブレベル。いつもコミュニケーションの中心にいて、橋渡しをしてくれるありがたい存在です。
0歳児の息子と猫は、話せないので「0」。ただし、彼らはノンバーバルコミュニケーションの達人で、脅威のコミュニケーション能力の持ち主です。
旦那の親は、日本語が全く分からず。一方、義姉さんがなぜか日本語が少しできるというサプライズがありました。話すことはできませんが、聞き取り力が想像以上に高くてびっくりしました(多分、話してるうちの30~40%は分かってたはず)。
私 ⇄ 義姉さん の会話
義姉さんの韓国語はとても聞き取りやすく、明るい性格で、実は日本語も少し分かるので、コミュニケーションが非常にとりやすくて助かりました。
学生時代に海外の人と交流したことがあったり、グローバル企業に勤めてたりしていることもあって外国人慣れしているので、外国人(韓国語学習者)が理解しやすい韓国語を使ってくれていたように思います。
最初は旦那も私も義姉さんが日本語ができると思っていなかったので、韓国語で頑張って会話をしていたのですが、私と旦那の日本語での会話を聞いてうなづいたりリアクションしたりしていたので、「もしかして勉強してるんですか?」と聞いたら、「学生時代に学校で習い、今も勉強している」とのこと。
それを聞いてからも基本的には韓国語ですが、私が韓国語で分からない単語は日本語で言えば向こうもわかってくれる、そんな状況でした。
お互いヒヤリング能力はそこそこ高いので、
と言うような感じで、お互い「話すのは母語、聞くのは外国語」で会話を成立させることもしばしば。
私 ⇄ 義親 の会話
義親は上記の通り、全く日本語がわからないため、私が持てる韓国語力を総動員して、韓国語で会話するようにしていました。
ただ、義親の話す韓国語の聞き取りが方言や言葉遣いの観点で本当に難しくて、最初の挨拶タイム(基本的な会話)を除いて、ほぼ何を言ってるか分かりませんでした(理解度10%)。義親なりにジェスチャーを使って伝えようとしてくれてはいたのですが、今までに外国人と接した経験がなく、簡単な言葉を使うという概念が頭の中になかったようで、本当にわからなかった…。特にドラマ好きのお母さんは、周りの人もそのドラマを見た前提でドラマで出てくる表現を使ったりしながら話すので、旦那や義姉さんでもお母さんが何言ってるか分からない時があると言ってました(笑)。
そのため、基本的には旦那に間に入って通訳をしてもらいながら、会話を進めました。旦那がいない時は、義姉さんが助けてくれて、誰もいない時は、義親から一方的に韓国語を話されて何となく相槌を打ったり、何とか自分の得意な会話テーマに持っていこうと自分から話題を持ちかけたりしました。なかなか苦しかったです。
複数人での会話
家族全員が揃って話をする時は、当然オール韓国語になりました。久々にネイティブの韓国語に揉まれましたね…。
おしゃべりの旦那が会話の主導権を握ることが多く、それゆえに普段夫婦で会話している内容がテーマになることが多かったからか、会話のテンポが速かった割には、内容を理解できた方だと思います(理解度70~80%)。単語そのものというより、文脈で理解していたような感じでした。
私が置いてきぼりになった時には、旦那にざっくり話している内容をまとめて教えてもらい、何か返したい時は、頑張って韓国語で。韓国語で何て言っていいかわからない時は、旦那に日本語で伝えて、それを通訳してもらいました。いや〜、私ももっとベラベラ喋りたかったなぁ。
助けになったこと
今回、旦那のご家族と一定期間生活を共にしてみた中で、助けになったことが二つあります。
会話力「0」の息子と猫の存在
息子と義姉の愛猫ちゃんの存在は偉大でした。
言葉がどんなにわからなくても、赤ちゃん、猫の「愛らしさ」は万国共通。
息子が生まれたことで、旦那が小さかった時のことを聞いてみたり、どういう風に子育てしたのかを聞いてみたり、会話のネタがたくさんできました。話すことがなくて困ったら、とりあえず息子を抱っこしたり、猫ちゃんにちょっかいを出したりしていました(笑)。
学生時代のホームステイ、留学経験
私は学生時代に何度かホームステイをしたり、(韓国ではなかったのですが)留学で寮生活をしたりと、海外での共同生活を度々経験してきました。
そのため、仮に自分が理解できない言語でみんなが喋っていたとしても、そんなに気にせずスルーできるメンタルを手に入れることができ、今回も居心地悪いと感じることはほぼありませんでした。
それに加えて、旦那の実家に行く前から何となく海外で他人様の家で生活することに対するイメージは湧いていて、食生活や生活習慣、人同士の距離感など、日本とは違う生活様式にも特に抵抗を感じることはなく、すんなり受け入れることができました。
もちろん海外でのホームステイや共同生活の経験は必須ではないものの、国際結婚には後々絶対ついてくるものなので、異文化の中で過ごせる耐性が自分の中にあるか知っておくことで、あらかじめ対策が立てられるんじゃないかな、と思います。
今後の目標
3年ほど韓国に行けない状態が続き、韓国語に対するモチベーションもすごく下がっていたのですが、今回の言語体験を経て、韓国語勉強に対する意欲が再び戻ってきました。
「話せなくて悔しい」
より
「覚えた韓国語を使えて楽しい!」
が優っていて、やはり、使う場があるって大きいな〜と実感しました。
次回は年末年始に韓国に行くことを計画しているので、約3ヶ月を使って下記を目標に頑張りたいと思います。
達成度はいかに…?!
進捗は別途noteでご共有できたらと思います!
渡韓レポをご覧いただいている皆さん、ありがとうございます。
次回以降は、下記テーマで記事を更新予定です。
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