身近な人がHSPの場合~会話はじっくり聞こう~
こんばんは♬
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毎週日曜日と金曜日に更新しています【♡心♡の休憩室(⋈◍>◡<◍)。✧♡】です。金曜日は、夜の更新となります。1週間の「しんどい」を解消するお手伝いが出来たらと思ってます。
今までは、HSPの特徴についてお話させていただきましたが、今回からは実際に「こんな時、どうすれば?」というテーマにスポットを当てて、お話させていただきます。
あなた自身がHSPだった場合、自分なりに付き合い方を見つけていくことになりますが、もしあなたの身近な人がHSPだった場合はどうすればいいのでしょうか。
ここを見つけてくださった方の中には、自分ではなく身近な人、例えば家族にHSP気質の人がいるという方もいらっしゃるかもしれません。普段の生活の中で、自分とは考え方も行動も違うのはどうしてなんだろう?と疑問に思うこともあるでしょう。
そんな時、「HSP」という言葉を知り、調べてみると、何となく家族に当てはまるなぁなんて感じたり。
実際、私の家族にもHSPではないのですが、ちょっと心配な行動や言動をとる人がいて、その状態に似た症状の病気はないだろうかと調べたことがあります。ただ、私の場合、正直当てはまりすぎる病名があったのですが、こればかりは本人が受診して診断されなければ、確定されません。
ですが、受診科は、プライドの高い私の家族にとってはおそらく受診したくない科なので、もし私が受診を勧めても行かないでしょうね。なので、私の中では確定して、その対処法を実践しています。これでなかなかうまく生活できているので、おそらく私が「こういう症状なんじゃないかな?」と思っている病名で間違いないと思ってます。
こんな感じで、あなた以外の人にHSP気質があるかもしれないと思った時、あなたの対応次第では、その人にとっても快適な生活が出来るようになり、その人の「しんどい」をあなたが軽減させることができるので、覚えておくと便利かもしれません。
ではさっそく、エピソードを交え、対応策をお話ししたいと思います。
家族の異変に気付いたら…
最初におさらいですが、HSPというのは、病気ではなく、「気質」です。血液型別に性格が違うのと同じように、気質には「神経質」「潔癖症」など聞き慣れたものから「HSP」という、ちょっと聞き慣れないものまであるんです。
神経質だからって、病院に行って何か治療があるかと言われたら、思いつきませんよね。HSPもそれと同じ。あなたがちょっと考え方を変えるだけで、家族の「しんどい」を軽くできたら、素敵だと思いませんか?
大事なのは、「家族の異変に気付く」ということ。それによって、家族の気持ちにも変化が出てきて、あなたを含め、家族みんなが快適に過ごせる空間を作ることができるのではと私は思います。
会話はじっくり聞こう
こんなケースを経験したことはありませんか?
あなたの身近な人の話はいつも長くて「結局何が言いたいの?」「結論を早く言ってよ」とつい言ってしまったこと。
実は、HSP気質の人は、相手に分かりやすいように、話そうとする特徴があります。これは相手を想ってのことなんですが、聞く側は、時々「早く~」とか「だから何なの?」なんて思ってしまうこともあるでしょう。
何かを伝えたい時、伝えたいことに行く前にその過程まで説明してくれるのがHSPの特徴です。例えば、
「今度の日曜日は、休日出勤になる」
ということを伝えたいとします。
あなたは、この「日曜日に出勤」という結論だけ分かればいいと感じるかもしれませんが、HSP気質の場合、ここに「どうして日曜出勤になってしまうのか?」という過程をきちんと説明したいと感じます。
なので、
「今週は、納期が重なっていて、平日のうちに出来るだけみんなで協力して納期に間に合うように頑張ったんだけど、金曜日までに完成しなかったんだ。あと少しで完成するから、土曜日に出勤する人と、日曜日に出勤する人とに分かれて仕事をすることになった。私は日曜日に出勤する方になった。だから、今度の日曜日は、休日出勤になる」
というように、なります。
あなたとしては、「いや、別にその情報、私には必要ないわ!日曜出勤って情報だけでいいんだけど!」と感じるかもしれません。でも、そこはぜひ、じっくり話を聞いてほしいんです。
話を聞いてもらったことで、「相手は自分の伝えたいことを理解してくれた」と安心感が生まれるんです。
間違っても、「話し、長いわっ!」なんてツッコんだりしないでくださいね。相手はいたって真面目に、真剣に、あなたに伝えたいと思ってのことなので。漫才やコントの相方ではないので、ボケもツッコミもなしでお願いします(軽~く、優し~くなら大丈夫かも♬あくまでも相手との今までの関係性の中で可能ならば…ですけどね)。
「この人、いつも話が長いのよねぇ」なんて思った時、これを「異変」と気付くかどうかで、その先の対応が変わってきます。もし、「異変」だと感じていなかったとしたら、
あなた「なんであなたはいつもいつも話が長いのよ!」
相手「ちゃんと説明したいんだ!」
あなた「私が聞きたいのは、日曜出勤ってとこだけよ!」
なんて、喧嘩になるかもしれません。
「普通、もっと簡潔に話せるでしょ!」
なんてあなたが文句を言ったとしたら、相手は深く傷ついてしまうこともあるので、あなたの中の「普通」という基準を取っ払う必要があることを覚えておいてくださいね。
相手が話している時、できれば相槌などを打って、話しを聞いていることを相手にも伝わるようにしてみてください。
会話は短距離走ではなく長距離走
HSPの特徴として、「敏感」や「不安」「心配性」というものがあります。
結論を急かすことで、あなたに対して「不安」が生じ、だんだん話しが出来なくなることもあります。あなたという存在に対して「敏感」になり、
「また、急かされるのではないか?」
となってしまうんです。
HSPである人との会話は、陸上に例えると「長距離走」のような感覚。スタートラインからゴールは見えませんが、走り続けることでゴールが見えてきます。
持久走を伴走するくらいの気持ちで、付き合ってほしいです。
大切なのは、「一緒に」です。HSPの場合、話しを聞いてもらっていると感じることで安心し、不安や心配を軽減させることができますので、あなたがしっかり話を聞いているという姿勢を見せるだけで、過剰に特徴が出ることを防ぐことができます。
それを続けることで、HSPである人が、HSPであることを悲観せず、上手に付き合っていく方法を見つけられるんです。
最初は戸惑うかもだけど慣れたら戸惑いは消えます
あなたにHSP気質がない場合、上記のようなやり取りをするのが、少し戸惑うかもしれません。
話しをじっくり聞くって、結構、気力・体力・精神力を使います。忙しい毎日を過ごしているならなおさら、「会話は簡潔に」と思ってしまうかもしれません。
ただ、HSPは、自分がHSPという特徴を持っていることを悲観する人もいます。もともとこの気質の人は、自己肯定感が低い場合が多いので、例えばあなたが話しを真剣に聞いていないことが伝わってしまうと、
「自分の説明の仕方が悪かったから、相手を不快にしてしまった」
と感じ、落ち込んでしまいます。
HSPの人の行動や言動は、ほとんどが「他人軸」です。そして、他の人の気持ちを察することに長けていますから、自分の行動や言動で他の人を不快にしてしまったり、怒らせてしまったりなんてことになると、それだけでズーーンと落ち込んでしまいます。
その人があなたにとって大切な人であるならば、お付き合いください。最初は戸惑うかもしれませんが、続けていくうちにリズムをつかめて、気付いたら戸惑いは消え、自然に対応できるようになっていると思いますから、あまり「頑張らなくちゃ!」とか思わずに、ただ寄り添ってあげてほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回、♡心♡の休憩室(⋈◍>◡<◍)。✧♡でお逢いしましょう。
次回は、【身近な人がHSPの場合~他者と比べない~】です。身近なエピソードなどを中心にお届けしていきますので、よろしければ、そちらも応援していただけると嬉しいです。
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