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本屋?

本活動をはじめて、4年ほどしてやっと、実店舗を構えて本屋になろうかと思うようになってきた。本活動で、できた周りの仲間が次々と個人書店を作っているからかもしれない。でも、私はマイペース。「店舗はないけど、すでにやっていることは、本屋でしょ。」と仲間にツッコまれることもしばしば。その時大抵、私は本屋?という感じで頭に❔が浮かんでしまう。
そもそも、今の私になるまでのルーツをここに書いてみよう思う。
当時、私は名古屋に住んでいました。この時は、たまに大型書店に行く程度で、本を読む冊数も少なかった。東海地方は、マルシェが個人意見ですが、大きいところから、小さいとこまで毎週のように週末になると開かれていました。
そこには、いろんな移動本屋さん来ていて、絵本屋さんは、子供たちが絵本を取りやすくなるように、工夫されていてました。マルシェの一角で子供たちが楽しそうに絵本を選んでいました。
元々、私も絵本が好きで、たまに名古屋の丸善の絵本コーナーに行きました。そしてそこで、「リンドバーグ空飛ぶねずみの冒険」に出会いました。
恋をしたのかぐらいに、なんども通い吟味して購入しました。主人公のネズミのかわいらしさと絵の迫力、物語も含めてこの絵本を布教したいと思いました。ただ、この時はまだ自分が本屋をやろうとは、思っていませんでした。
当時住んでいたところの近くに、ON READINGという人気の本屋さんがありました。個人書店を面白いと思うようになったのは、ここを見たからだと思います。名古屋には、大型書店も多いですが、地域に特化した書店もあります。例えば、東海三県は焼き物の産地が多いので、焼き物と本を置いている雑貨屋さんやモーニング文化のブックカフェもありました。
その後、家庭事情でいろいろ精神ボロボロの時期があったのですが、この頃は、すこし不思議な感じでいいことと悪いことが、同時進行していました。
その時たまたま、東京の無人本屋の記事を見ました。この記事から、吉祥寺ブックマンションの存在を知りました。


棚主デビュー

吉祥寺ブックマンションをネット記事を見たとき正直、「棚一つにオーナーってどういう事?」って思いました。でも、実際見たときに、なんて面白い世界だろうと思いました。普通の本屋では、出会えないような本があったり、棚一つ一つが棚主さんの世界観で飾られていて、自分の好きな絵本が何冊も置いてある棚には、勝手に友達になれると思ってしまいました。そして、その時の店長さんに「棚は、空いていますか?」と聞いていました。私は物事を慎重に吟味する方だと思っていますが、この時は、ただ面白そうとこの世界に入りたいという気持ちだけでした。でもこの時、吉祥寺ブックマンションさんは、すでに棚は埋まっていました。そして、「西日暮里BOOKAPARTMENTができたばかりだから、空いてるかもしれない」と紹介していただき、その足で西日暮に向かいました。向かう途中で、だんだん冷静になっていきました。入会しても、まずそんなに本の知識も在庫もない。そして、東京に引っ越すかも検討中でした。その時の、西日暮里BOOKAPARTMENTの一日店長さんに棚主に興味があるけど、不安点があることを話したました。「大丈夫ですよ。私は、海苔が好きでここで棚主してます。」たしかに海苔が販売せれていて、ビックリしたのを覚えています。その日の新幹線の中で、棚主申し込みをしました。
そして、棚主申し込みから、数かけ月後に東京に引っ越しました。
棚名は、「マイペース書店」。名前の由来は、正直最初は気に入らなかった。母が私を誰かに紹介する時に「この子、マイペースなんでよろしくお願いします。」と必ず言っていたからだ。でも、棚名を決めなきゃいけない時に真っ先になぜか

レジから見た棚風景

浮かんでしまい、お客様にも「覚えやすい」と声をかけていただいている。たぶんこのまま変えることは、ないと思う。
この頃は、棚のテーマを決めていました。

「子供の頃に読んでいた本」

  • まじょ子シリーズ 作:藤真知子 絵:ゆーち みえこ

  • わかったさんシリーズ 作:寺村輝夫 絵:永井郁子

  • ぐりとぐら 作:中川李枝子 絵:山脇百合子

  • どろぼうがっこ 作:かこさとし

  • おどる12人のおひめさま 作:グリム童話 絵:エロール・ル・カイン


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