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在宅介護と老人ホームのメリット・デメリット

癒やしの心理カウンセラー「あかり」より
今回は、「在宅介護」と「老人ホーム」のメリット・デメリットについてお伝えします。

一緒に暮らす家族に介護が必要になった場合、「自宅で同居しながら介護をおこなうのか」

「それとも老人ホームに入居してもらうのか」は、誰もが考えると思います。

なるべくなら家で見たいけど家族もそれぞれ仕事があり、面倒を見てあげられないとか、体力的に限界があるとか、介護必要になった方との関係などで、迷われる方が多いと思います。

今回は、在宅介護と老人ホーム(特別養護老人ホーム、有料老人ホームなど)のメリットやデメリットをご紹介します。

どちらを選ぶか迷われたときの参考にしてください。

在宅介護とメリット


◎高齢者の変化にすぐ気づける

同居を選んだ場合、基本的に家族の誰かが長時間高齢者と一緒にいることができます。

そのため、体調や気持ちの変化にすぐに気づくことが可能です。

高齢になると病気に対する免疫力が弱まり、風邪などの軽い病気でも命に関わる病状に発展してしまうことがあります。

ご自宅で共に過ごせば顔を合わせる機会も多くなり、高齢者の変化にいち早く気づくことができます。

◎生活環境が変わらないため、ご本人が安心して暮らせる

高齢者は当然住み慣れた場所を離れたくないという気持ちを持っています。

施設に入居するとこれまでのライフスタイルや環境が一変してしまうため、

ストレスを抱えて体調が悪化してしまうことも考えられます。

在宅介護だと環境が変わらないため、高齢者も安心して暮らすことができるでしょう。

自宅介護のデメリット

◎ご家族が自分の時間を持ちづらくなる

ご自宅で高齢者の介護にあたる場合、家族が長期間家を空けることが難しくなり、

自分の時間を持ちづらくなってしまいます。

自由時間が少なくなると、ご家族にストレスが溜まり、介護疲れを感じてしまうことがあるかもしれません。

老人ホームのメリット

◎専門知識を持った介護スタッフが世話をしてくれるので安心

高齢者施設では介護の知識を身につけたスタッフが高齢者の世話や見守りをしてくれます。

また、医療機関と連携している施設もあるので、持病を抱えている高齢者も安心して身を任せることができるでしょう。

◎高齢者が活き活きと暮らせる可能性も

在宅介護を行う場合、高齢者は出かけることを嫌がったり、自分の衰えていく姿を周りの人に見られたくない気持ちが芽生えたりして家に引きこもりがちになってしまう可能性があります。

家に引きこもりがちになると、認知症が進行したり、体力が衰えたりするなどの弊害が出てしまうことも。

老人ホームでは食事や入浴はもちろん、ほかの入居者と交流することもできるので、自宅にいるとき以上に活動的な生活が送ることができ、心や体の衰えをくいとめることができます。

老人ホームのデメリット

◎毎月の出費が大きくなる

比較的費用が安い特別養護老人ホーム(以下、特養)への入居が難しい場合、多くの方が「有料老人ホーム」と呼ばれる施設(居住系サービス)を選ぶことになるでしょう。

老人ホームは、毎月およそ10万円以上の費用がかかるほか、入居一時金(アパートやマンションでいう敷金)が必要なケースが多く、出費が増えてしまいます。

在宅介護か老人ホーム、そのどちらを選ぶのかは、家庭の事情によって大きく左右されるところです。

家族の事情や家計も大切な要因ですが、肝心の高齢者(本人)の希望を聞き、じっくりと話し合ってから選択しましょう。

親が遠方に住んでいる方は・・・

親が遠方に住んでいる方は、まずは帰省の回数を増やすことをおすすめします。

その上で、親の健康状態をさりげなくチェックしておくと良いです。

そして、万が一何かが起きたときに備えておきましょう。

無理に聞き出そうとすると、本人が頑なになってしまう可能性があります。

そのため、日常会話から察するように勧めることがおすすめです。

また日頃の生活パターンを知っておくことも必要です。

昔は近所のスーパーまでの買い物にいくことも問題のなかった人が、年齢を重ねることで支障が出てくる可能性もあります。

来る親の老後に向けて、あらかじめ準備をしておきたいものです。

どうでしたでしょうか?

今回は、簡単ですが、在宅介護と老人ホームのメリット・デメリットについてお伝えしてきました。

それぞれご家族様によって、経済状態や精神状態、色々と事情がおありかと思います。

出来れば、元気な内に話し合ってある程度決めておくのをおすすめします。

介護は、ある日突然始まったりするかもしれませんし、ゆっくりかもしれません。

明日、突然、自分が倒れて介護されるようになってしまうかもしれません。または、逆もあります。

話し合いまでは・・・と思われる方は、不安な方は、ノートに記しておくのも一つの手だと思います。

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