人格を作るミッション
今私は、精神科の閉鎖病棟に入院している。
理由は職場環境が変わったストレスだったり、大切な人と離れてしまったことだったり
色んなことが重なってしまい、頼り続けていた人たちがいなくなる事、大人になる重要な過程で、自分が何なのか分からなくなっていた。
自分の人格を持つ、という新しいミッションを課せられ、またひとつ世の中の難しさを知った。
どうやら自分の出来ること以上のことを背伸びして取り組み、キャパオーバーになってしまったらしい。
「自我同一性障害」と診断された。
担当医の先生からは、このくらいの歳の子はみんな通る道ですから治せますよ、と。
自我同一性障害、初めて聞いた単語だった。 自分の人格(アイデンティティ)を形成する中で意思が弱く、自分の事を二の次にしたり、第三者の視点から自分を分析したりすることをいうらしい。
実体験でいうと、
①自分の悪口を言われても、他人事のように受け取る。→ 仕事を捌くのと同じ感覚で、悲しみの感情を殺して二度と言われないように直す
②私はみんなのいう理想の人になれていると錯覚する。→ 本当は無理してるのにそれを無理と思わない。それがキャパオーバーの引き金になった。
診断される前①は無意識に自分を守っていたに過ぎないと思っていたし、②は皆からの期待に応えられるよう、完璧にしなきゃと使命感を感じていた(幼少期からの家庭環境で、ひとつひとつにかかるストレスを知らないでいたのも原因)
ほかにも当てはまることが多く、医師からの診断が腑に落ちた。
わたしはまだ、自分の人格が未熟だ。
だから、身体を休めて元気になって、無理なものは無理だと判断できる人になりたい。
そして、自分を大切にできる強い人になりたい。