*山の古民家で快適に暮らすー虫さん、カビさん対策しましょうか。後編
https://note.com/akarameya88/n/nced4a91eb0e1
と、いうわけで後編の虫さんカビさん対策といきましょうか。
❋大地再生する
矢野さんの大地再生講座に何度か参加し、家の周りに溝を掘った。
ユンボなんて入らないから、スコップや鍬で水が流れるように傾斜をつけた。
軒下にぐるり1周と、家の下の池に通じる深めの溝を1本掘った。
土が硬い所は掘れるだけでいいと聞いたので、
深さが5cm程しか掘れない場所もあった。
そこは、山の落ち葉が朽ち積り、水も滞り、
掘った土は青く、異臭さえした。
石や木の根っこで深く掘れない場所もある。
それでも掘った溝には少しづつ水が溜まりはじめた。
しばらくすると、硬かった場所も空気と水が通りだし、
土が柔らかくなるから、その時にさらに深く掘ればいいそうだ。
落ち葉がなくなり、掘られた溝が乾き出した頃、
家の中のカビが治まってきた。
洗濯物も家の中で乾き出した。
効果的面だ!
風が通るように、少しづつ木や竹も間引いていった。
始めはノコギリで切れる程度の細い木を切っていき、
少し太めの木を伐り、最後に風と光が通る程度に
チェーンソーで大き目の木を何本か伐った。
日も当たり始め、さらに乾燥しはじめた。
梅雨時はさすがにジメッとし、カビも生えたが、許容範囲に収まった。
湿気が治まると、家に入ってくるムカデの数も徐々に減り始め、
春と秋に少し見かける程度になった。
❋人と獣の境界線を作る
虫にしろ小動物にしろ、やはり物陰に隠れたいもので、
山から出てきて家に入るまで隠れる場所があったなら、
簡単に家までたどり着くことができる。
家の周りの草をこまめに管理し、
山に住むものと、家に住むものの境界線を引く。
人間だけでなく、相手だって、できれば出会いたくないのだ。
猫を飼っていたのもよかった。
もちろん犬だっていい!
ここは、あなた達の縄張りではないと伝えてくれる。
ウチにはメス猫が一匹いるから、
ネズミも出ていったし、
屋根裏のテンは猫に追いかけたおされ出ていった。
ハメの寝床だと言われた我が家で、ハメを見つけたのは
10年でたったの2回で済んだ。
猫や犬は、様々な小動物から家を守ってくれているようだ!
ただし、メス猫を飼うと、オス猫が来てはマーキングするし、
夜になると鳴きまくるからうるさくてしょーがない。
けど、その子らもハメを近寄らせない役割をしてくれているだろうと期待する。
しかし猫はあまり大きな動物には効果はないようだ。
ウリ坊が庭でミミズを掘っていても知らん顔である・・。
❋物を減らす
ミニマリストになれとか、断捨離しろとか言うわけでないが、
物は少ない方がいい。
広い古民家に住み始めると、物を置くスペースがあるから物がどんどん増えてった!
気がついたら、収納棚はもういっぱいだ。
いるものしか持ってないもん!
と思いきや、よくよく見ると以外に使っていないもの、
要らないものはたくさんあった。
特に、プラスチック製のものからどんどん処分していったら、
棚にスペースができはじめた!
ついでに、食べ物の匂いのする瓶や皿、カトラリーなどのこまごましたものは、
蓋つきの大き目の容器に収納した。
匂いも遮断され、見た目もスッキリ、
お掃除も楽になり、虫も寄りにくい。
空間も出来ると虫も隠れるところがなくなり、
風も通り、自分も気持ちがいい!
特にGやカビには効果てき面だった。
❋自分たちがどんなものを食べているのかを考える
Gが夜な夜な食事に来るところは、
大概が台所で、私が調理中に落としてしまった食材や、
食べこぼし目当てに集まる。
蟻だってそうだ。
ガスコンロの周りの油汚れが特にお気に入りだし、
食品の入ったビンなんかから垂れた液も好物だ。
私達が食べている脂っこいものや、糖分、美味しい匂いのする食品は、
虫たちを外から呼び寄せるだろう。
それらの匂いや食べかすに虫たちは集まり、
それらを食べて掃除してくれているのかもしれない!
虫が多く入って来るということは、
もしかしたら、普段の食生活とも関係しているかもしれない。
調理の後のお掃除も、
コンロ周りの汚れは熱いうちにサッと拭いたり、
シンク周りもさっと拭いておけば、
年末の大掃除だって不要になって一石二鳥だ!
❋それでも入って来る子はやるしかない!
私が殺るのは、Gとムカデのみとなった。
他は虫取り網で捕まえ外に出す。
Gは、やたら殺虫剤なんか使いたくないから、
台所でも使える他の方法はないかと試してみた。
お酢をスプレーで吹きかけると弱り、
アルコールを吹きかけると死んだ。
アルコールは度数が高い方が良さそうだから、ホワイトリカー35℃を使う。
霧吹きのスプレーを、拡散ではなく、絞って、狙いを定めて勢いよく当てる!
殺虫剤のようにすぐには死なないが、
何度か当てると小さい子ならコロリと逝ってくれる。
逝かないとしても弱るから、蠅たたきでバシッと殺る!
あとは、どなたかのブログで読んだのだが、
冬場の寒波当たりに戸も窓も開け放ち、
家中をキンキンに冷やすこと3日間。
Gの卵が駄目になり、親Gも外に出ていくというからやってみた。
3日と言わず、もっと長いこと開け放したが、たぶん激減した。
いつもなら、気温が20度を超える4月には黒い親Gが出てきていたが、
それをやってからは、6月に入ってやっと若Gを見かけた。
ウ〇チもかなり減っているので、激減していることが期待できる!
ここまで書いておいてなんだけれど、
まぁあまり潔癖にならないように気を付けよう。
潔癖になると、生活しずらくなる・・。
少々のカビや、虫なんかで大騒ぎするほど貧弱な人間ではない。
けれど、やっぱりカビは気分が良くはないし、
虫も畑にいる分には何とも思わないが家で一緒に暮らすのは
さすがに御免である。
かといって、市販されている殺虫剤や殺菌剤なんかを
使うと胸が悪くなるから使いたくない。
蚊取り線香や、殺虫剤も一応持ってはいるけれど、
なるべく使わないようにしている。
人と彼らは一緒に暮らしても、きっとお互い幸せにはなれない。
人と彼らは、好む住環境が全く違うのだ。
彼らが家に入ってきたとき、「キャー」とかいって
殺してしまうだけでなく、
彼らがいるということは、人には良くない環境なのだと
理解することができて、環境を変えることができたなら、
そこはとても居心地の良い場所になり、
必然的に彼らもいなくなっている。
だから、なるべく彼らと会わないように、
お互いのテリトリーで別々の道を歩みましょう、
お願いだから出て行ってね、と丁寧に追い出すのだ。