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【あかっぱのブラジル協力隊活動記】Vol.12

こんばんは、あかっぱです(^^♪

語学授業が始まって最初の1週間が終わりました!

長かった~

でも、めちゃくちゃ充実していたな~と思います(^^)/

今日は語学テストもあって、まだ簡単だからってのはあるけど、1週間前のクラス分けテストとは見違えるほど、言っていることがわかる!

それだけでなんだか感動だし、あー、やってきてよかったな~なんてちょっと思ってしまった。

でも、授業では、まだまだほかの人がわかるのに自分の理解が追い付かないこともある。

だから、これからも周りの人たちから刺激をもらって自分もやっていきます!



さて、そんな今日のテーマは【ルーツ】という話。

最近、いろんな人の

「なんで協力隊に応募したのか」

を聞くことが多くありました。

入所当初は全員が初対面なので、話のきっかけとしてそうした応募の理由を聞くことはありました。

しかし、約2週間経って、もはや何年来の友人かと思うくらいに気さくに話ができる人、話してはいなくても顔はわかる人、そういう関係性になって、なかなかそうした深い話を聞く機会がなくなっていました。

でも、改めて聞くと、そうしたその人の深い部分の話って、自分の心の琴線に触れることがいっぱいあるなと。


中学生の時に見たマザーテレサの生き様を知っていつかは協力隊に、と思っていたけど、学生卒業後すぐはまだ自分に何ができるのか、と考えてできなかった。だけど、中学の時のタイムカプセルを空けて、中学生の時の手紙を読んで、改めて気持ちが再燃し、タイミングもあって今回応募された人。

中学の時に英語が好きで楽しくて、海外に興味があった。大学で開発関係の海外ボランティアに参加したことをきっかけに、留学を取りやめて、周りはヨーロッパの人しかいない中、NGOの活動に応募し、ガーナに7か月行き、今後はよりガッツリと自分の力を現地で試そうとしている人。

大学を中退して、参加している人。学生時代に学生NGOのトップをやってバリバリにやっていたその人は、将来的には社会人になる前に協力隊で経験を積んで、将来はその経験をもとにより大きなことをしたいと考えている人。



などなど、書ききれないくらい、全員に何かしらのストーリーがある。

そして、そこには何かしらの”想い”がある。

そして、その「経験」と「想い」があって、今のその人がある。



さっきのガーナに7か月行った人は、訓練所初日から仲良くなったやつ。

頭は切れるし、おしゃれだし、趣味も多彩。

でも、それでいて、思いやりや配慮がある。

そして、何より

謙虚

なんでなのかな?と思っていたら、そのルーツが先のガーナにあった。

ガーナでは、最後の数か月、コロナが流行り始めた時期に直面したそう。

そのとき、それまで仲良くしてくれていた現地の人たちが皆、手のひらを返したかのように、急に「中国人帰れ!」と言ってきたそう。

向こうからしたら「コロナ=中国」であり、日本人も韓国人も全員「中国人」。

周りには自分と同じ、東洋人はおらず、自分だけそんな扱いをされる。

想像を絶するような苦しさだったはず。

でも、それを経験しているからこそ、何事にも謙虚さを忘れていないんだな、と思ったんです。



そんなそれぞれに人の協力隊応募の理由、もっと言えば今のその人をつくり上げている【ルーツ】を知ることで、自分は改めてなんで協力隊に応募しようと考えていたのかを再考するし、改めて何のために協力隊に行くのかを考える。

自分はここ数日、改めていろんな人に自分の協力隊へ行くきっかけと理由を話す中で思ったのは、正直

自分の好奇心

もちろん、面接で話したような「ちゃんとした」理由はほかにもある。

でも、一言で言うならこれだなと。

さっきのようにもともと海外で人のためになりたい、と考えていた人、学生時代のことがきっかけで開発に興味を持った人、様々いるけど、自分の場合、正直、言い方悪く言えば「自分のため」が強い。

でも、その自分の行動の結果、周りの人がほんの少しでも何かを感じてくれたらいい。

そうやって、自分の協力隊への「想い」と、ありたい姿、が浮き彫りになった。




でも、それとは別に。




2年間の現地での活動がどうなるかわからない。

2年後の自分がどうなっているかはわからない。

2年間の経験をどういう形で生かすのが、自分にとって、社会にとっていいのか、わからない。


いくら考えてもわからないこと。


協力隊に行くと決まった時から心のどこかで、その「わからないこと」が心の詰まりとしてある自分がいた。


でも、今一つだけわかることがある。

今の生活が、楽しいし、充実している

ということ。

わからないことを考えているより、今の時間を大事にして、一瞬一瞬を味わいたい。

でも、それは先を考えないということではない。

「自分はどうありたいのか」

これは常に考え続けたい。

それを実現するための方法は、教員かもしれないし、そうでないかもしれない。

でも、それはどっちでもいいし、今はいくら考えてもわからない。

その時の自分に聞くしかないな、と。






ちょっと自分の心の内をさらけ出す感じになっちゃいましたが、それはそれでよしとしましょう。



最後までお読みいただきありがとうございました。




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