旅は続く(ピアカウンセリングの勧めその4)
久々に一泊だけど小旅行に行った。
旅の効果は絶大で日常から距離をおけるだけでなく、日常に置いてきた出来事さえもリフレッシュさせてくれるような感覚がある。
私の周りには数人の旅人がいる。
日本の四季の目まぐるしい変化についていけないことや、自分の楽しみ、学び、仕事のためというのもある
でもみんなそれぞれに今を楽しもう、精一杯生きようとしている姿に変わりはない
私の中のイメージでいうならば、彼らは渡り鳥
寒くなると南へ
暖かくなるとしばし生まれ育った祖国へ戻り
栄養を蓄える また次の旅に向けて
(もちろん本当の鳥ではないのでそれ以外の様々な理由も絡むのだが)
先日の語りの中で私はそんな渡り鳥の生態が気になり、そのひとりであるaicoに聞いてみた
彼女の感覚としては、日本にいる時、彼女の別の居場所であるバリにいる時、それぞれのモードがあり、いない場所については少し距離を置くような感覚があるという。帰って来ればもちろん大切な人と関わり、その人との前と変わらずにある居心地や空間を味わう
私も以前は同じように旅をして、日本にいる時間は次の旅に向けての準備期間という時間を過ごしたこともあった。
でも、今は違う
日々のルーティンの中で、見つけた隙間時間をどう楽しむか どう自分らしくいられる時間を作るか そして多くの時間を過ごす仕事を楽しむか 深めるか 将来を豊かにするか
自分の変化に、aicoを始めとする旅人達のライフスタイルとの違いになんだか一瞬愕然としてしまった
出てきた言葉は
「人それぞれだね〜」
その言葉でしかお互いのあり方を認めることができないくらい、そこには大きな隔たりがあるような気も一瞬した
でも
きっと、日々の営みの淡々とした感じ、どこにいたって時には手持ち無沙汰でつまらないな、と思う感覚、あの人はどうしてるかなとふと想う感覚はきっと変わらないのだろう
もちろん楽しいことや悲しいこと、その両方が織り交ぜられた日々の中で
そして一生懸命楽しみを見つけようと生きている部分はどこにいたって変わらないのかもしれない
私もいつかはまた旅人に戻るだろう
子育てという大きな役割を終えた時
今はきっと自分の巣を作り子どもを育てるためのながーいお休み期間なんだと思う。渡り鳥の。
ほんとは性には合わないけれど、それが今回の生で私に与えられた役割なんだと思う
たくさんの旅人達を遠くから見守り、戻った時に迎える役割
きっと誰もが
どこでも営まれる人とのやりとりを楽しみ
遠くにいる大切な人を想う気持ちを抱えながら
今ある心地よさを探していく。
豊かにありたい
どこにいても、自分の今を受け入れられる自分で。
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