学校に懐かしんでるゾーンを

道を歩いていますと、時々学校に遭遇します。
そんな時は決まって、僕は「あー学校だ」と思い見に行きます。

グラウンドで生徒たちがわちゃわちゃ何かやっていますと、「あー懐かしいなー」とまじまじ見てしまいます。

しばらくすると、生徒の数人がざわついてきます。
なんか変な人がずっといる的なざわつきです。

そうでした。
僕は180センチ以上ある大男でした。
よく職務質問される佇まいでした。
生粋の変質者雰囲気であることを忘れていました。

なのでざわついてきましたら、少し歩きます。
移動の最中に見ているのですという感じを出しながら、じろじろ見ます。
しかし、ゆっくり歩いている感じが逆に狙っているみたいで怪しまれます。
綺麗な逆効果です。

なのでいつもそんなに長居はできません。
腹八分目で帰らなくてはいけません。
ほんとはもう少し居たいのですが、誤解されてもイヤなので通り過ぎるという感覚で見ます。

そんな時いつも思うことがあります。

『懐かしんでるゾーン』があったら…。

グラウンドの後方にあるスペースが設けられている。
その中で学校をじろじろ見ている人は、「今懐かしんでいます」という人。
怪しい人ではない。
ただ懐かしんでいる人という意味。
それが『懐かしんでるゾーン』

そんなゾーンがあったら心置きなくじろじろ見れるわけで。
20代～結構上の年代まで需要があるのではないでしょうか？

変質者だと思われるかもしれないから、今まであまり懐かしむことができなかった皆さんへ。
『懐かしんでるゾーン』

学校側へ要求してみませんか？