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あなたはひじにあごを付けることができますか?

人間の構造として、顎を肘につけることはできないらしい。

やってみました。

できません。

あごを最大の猪木にして、肘を最大にコンパクトアイ―ンにして。
うー-と頑張ってみましたが、肘に顎が届きません。

みなさん、ぜひやってみて下さい。
そしてやっている最中に鏡を見て下さい。

「自分は何をやっているのだろう」と思うはずです。
何でも人の言われるがままにやるもんじゃないと反省します。

しかし、もう少し訓練すれば届くのではないかとも思うくらいの距離なのです。
悔しいというどうでもいい感情が湧いてきます。

自分の乳首を舐めることができるのかに似ています。

やってみました。

首を下げ、胸を上げ、舌を最大のイジリー岡田にして。

できません。
肘を顎に付けるよりできません。
やってる最中に鏡を見てしまいました。

なんという嫌悪感です。

まだこのチャレンジが成功していれば、嫌悪感も多少救われるのですが。
嫌悪感にプラスして、できないという失望感。

こんな僕らはどうしたらいいのでしょう?

何か救いはないのでしょうか?
嫌悪感に失望感を引きずって生きていかなければならないのでしょうか?

ピザと10回言いましょう。
さあ、ピザと。
「ピザ、ピザ、ピザ…」
「ここは?」

そう、ひざです。
肘ではありません。ひざです。

あなたは顎が肘につかないのではありません。
なぜならそこはひざだからです。
大丈夫です。あなたはただ間違えただけなのです。

じゃあ肘は?

肘はあなたの足にあるではないですか?
さあ、足にあるその肘に顎を付けてみて下さい。

ほら、ついた。

うまく足をたたんで、顎が肘についたじゃないですか。
そして鏡を見てみて下さい。

体育座りしている感じでかわいい。

満足感プラス達成感になりました。

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