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球場の個性と公平性:日米の野球文化の違い

僕はメジャーリーグをよく見ます。
そこで目に付くのは、各球場の違いです。
大きさから形から、日本の球場と比べると全然違います。

有名なところでいえば、ボストンレッドソックスの球場です。
フェンウェイ・パークといいます。
何が違うのか?

レフトにグリーンモンスターという高さ11.3メートルの緑色の巨大な壁があります。
なのでレフトにホームランを打つのは至難の業です。
11.3メートルを越えなくてはいけないからです。
しかし、ライトの壁は1メートルないところもあります。

アメリカの球場はこういうことなのです。
個性的な球場ばかりということです。
これは、メジャーリーグには球場の寸法や形に関する厳密な規定がないからです。
チームは自由に球場を設計していいのです。

ですから、去年は広すぎてホームランがあまり出なかったから、今年は外野のフェンスを前に持ってきた。
これもありなのです。

球場によって広さが違うなんて不公平じゃないか。
そうなのです。
皆さんそう思いますよね?
だから日本の球場は寸法や形に規定があるのです。

この規定は、打者や投手の能力によってホームランが出やすい球場と出にくい球場が生まれないようにすることで、公平性を保つ目的があります。

そりゃそうだと思いますよね。
しかしアメリカは違うのです。

個性を取るか?公平を取るか?
これがアメリカと日本の違いでしょうか。

僕は球場はバラバラでいいと思う派です。

先程も言いましたが、ボストンのグリーンモンスターは有名です。
選手じゃなくてグリーンモンスターが見たくて球場に行く人もいると思います。
そうすると、球場自体にファンを付けれるということです。
選手は移籍などで去ることは日常茶飯事です。
しかし球場はずっとそこにあります。
なので球場にファンが付けば、お客さんは選手によって増えたり減ったりしません。
よって、そういう球場を作った方がお客さんも入るし、お客さんが入ることで選手もやる気出るし。
だから球場に個性を付ける方がいいのではないかなと思います。

なんならもっと個性を付けてもいいのではないでしょうか?

●芝が赤い
どこも緑です。
なので赤い芝は派手です。映えます。
インスタグラマーのお客さんが増えます。

●ピッチャーマウンドがせりのように
ピッチャー交代するとき、ブルペンから出てくるのですが。
あれをもっと演出的に、ピッチャーマウンドが舞台のせりのように下から上がってくる。
観客にサプライズや感動を与えることができます。
また、ピッチャーも、カッコよく登場できることで、気分やテンションを上げることができます。

そういう球場が見たいです。

結局のところ、根本にあるのはお客さんを楽しませることです。
なので、どうすれば試合が面白くなるか?
アメリカは個性重視、日本は公平さ重視という考えの違いということです。
どっちもアリだと思います。

今週のラジオトークのテーマは「大谷翔平」です。


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