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生まれて初めて選挙に行った

僕は46歳になるのですが、初めての選挙に行きました。
ドキドキとワクワク。
会場に向かう道中、「はじめてのおつかい」のB.B.クイーンズ『ドレミファだいじょーぶ』が脳内を駆け巡りました。

なぜ、今まで選挙に行ってなかったのか?
全く興味がなかったからです。

ではなぜ今回は選挙に行ったのか?
なんとなくです。一回くらい体験しようと思ったからです。

さあ会場に着きました。
僕はずっと区役所とかでかいところに行かないといけないと思っていたのですが、すぐ近所の小学校が会場でした。
至る所にあるらしいですよ。
(なんせ初めてなもので、当たり前のことを有力な情報みたいに言っていきますのでご了承ください)

今回の投票で一番やってはいけないことは、無効票になることです。
しかし、僕の前には様々な仕掛けが待ち受けていました。

まず、手ぶらで行ったのですが、僕の前の人が、何やら紙を受付で出しています。
早速ピンチです。
このまま帰らされることも頭をよぎりました。

その紙とは「投票所入場券」です。これは選挙の前に自宅に郵送されてくるハガキで、投票所の場所や投票日時が記載されています。この入場券を受付で提示することで、選挙人名簿と照らし合わせて本人確認が行われます。

終わったと思いました。
B.B.クイーンズ『しょげないでよBABY』が流れました。

しかし運転免許証や保険証などの本人確認書類を提示すれば投票することができる聞いて助かりました。

そして何とか入場して、投票権をもらいました。
名前を書くようになっています。
自分の名前ではありません。候補者の名前を書くのです。
投票に行かない人は、名前を書く欄に自分の名前以外書いたことがありません。自分の名前を書いてしまったら無効票です。
危うくひっかかるところでした。

候補者の名前を書く場所がいくつか設置されていました。
両側に仕切りがあって見えないようになっている、ラーメン屋の「一蘭」システムを採用していました。
目の前にはメニューのように、候補者の名前が。

ただここで問題が。

今回に限ってですが、都知事選の立候補者が多いということで、名前があやふやだったり、似ている名前の人がいたら、間違える可能性があります。
そして携帯電話禁止と入口に書いてありました。調べることもできません。
ラーメンの写真を載せるように、候補者の写真もあって欲しいなと思いました。

でも僕はばっちり覚えているので大丈夫です。
そこには鉛筆二本用意されていました。

しかしまた問題が。

消しゴムはありません。
一発勝負です。
もし間違えたら…。
✕してもう一度書けばいいのか?それとも二重線?それとも、それらは無効票になってしまうのか?
いや、間違わなければいいだけ。

でもそう思えば思うほど手が震えます。
間違えてないけど、震え文字で無効票にならないか?
そう思えば思うほどさらにプレッシャーが増します。
「石丸百合子」「ドクター蓮舫」と書いてしまうかもしれません。

なぜ消しゴムがないのか?
消しゴムを使うと投票用紙が破れたり、汚れたりするリスクがあるためです。また、消しゴムを使って訂正することで、投票内容が不明瞭になる可能性もあります。
間違えた場合は二重線で訂正する方法が一般的です。

とのことです。今さら遅いですが。
何とか書いて、最後の投票箱に入れるわけですが。

またしても問題が。

折るのか?折らないのか?

折ったら折り目が何らかの影響で文字が見えにくくなって無効票になるかもしれない。
折らなかったら人に見られてそのことが影響して選挙にならないから無効票になるかもしれない。
どっちだ?折るのか?折らないのか?

これは爆弾解体の赤線を切るか?青線を切るか?です。
爆弾を作った人しかわかりません。
それと一緒で、折るのか?折らないのか?
選挙を作った人しかわかりません。

ということで、勘。
僕は折らないと決めました。
さあ、勝負。

そして、入れようとした瞬間…。

入れ口が二つある!!!!!!!
どっちーーーーー!!!!!!

というわけで、折ろうが折らまいが、どっちの口にいれようが、どっちでもいいということでした。

いい経験をしました。
一回やったので、もうネット投票にしてほしいです。

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