粗さゲームズ11本目:PSPで初めてアイドルPになった話

陰キャに足を踏み入れて

2007年、ニコニコ動画という動画共有サイトがスタートした。最初は確かyoutubeから勝手に動画を引いてくるサイトだったような気がしたが……まあそれは置いといて、日本の動画サイトとして独特な雰囲気を作り出した。その中ではやったゲームが、東方とアイドルマスターであった。東方は元は同人ゲームということもあって、私はプレイ環境がなかったが、アイマスは違う。なんせナムコ製でアーケードゲームである。Xbox360? そんなの持ってなかったよ。というわけでアーケードに……無い!? 当時の我が県ではアイマス筐体などほとんど設置されていなかったのである……

それで私がやっとPになったのは、アイドルマスターSPが初めてであった。

あれ? 美希……

アイマスSPを購入した時は、PSPを持ってて良かったと心から思った瞬間であった。3本の分割商法だけどそんなことは気にしない。動画を見るしかなかったゲームを遊べるというだけでテンションMAXなのだ。というわけでミッシングムーンを購入し、千早を選択。

「よろしくお願いします、プロデューサー」

……なぜだろう。何度も聞いた、ごく普通のセリフのはずなのに、ものすごく感極まるというか……エモいというか……とにかく俺はPになったのだ。あと2バージョンも買えば動画で見た他のアイドル達もみんなプロデュースできて……あれ? 美希がいない……

そう、このゲームでは美希のPにはなれない。ストーリー的な都合があるのだ。これだけはさすがに擁護できない問題点であったが……と、とりあえずフリーモードでSランクアイドル目指し、千早ちゃんをプロデュースしよう。

今日はどんな衣装着せようかなぁ(変態)

早速プロデューサー生活を始めよう。平凡な少女をトップアイドルへと導くのだ! まずはスケジュール設定を行う。レッスンして、コミュして、衣装と曲を設定し、オーディションに出す。合格すればテレビ出演、ファンをどんどん増やしていくのだ。

オーディションではうまくアピールを行う。☆を合格枠以上ゲットすれば合格だ。今こそPの腕の見せ所……合格してのテレビ出演こそがまさに我々Pへの最高のご褒美である。たっぷりと写真を撮りまくるのだ!

「ふふふふふ、千早ちゃん可愛いなあぁぁ~」

と、凄まじくキモイ笑顔で写真を撮りまくるその姿は紛れもない変態であった。でも面白いから仕方がないね。明日はどんな衣装を着せようなかな~と考えながら今日もプロデュースを終えるのであった。

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