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りんごの木を植えた男
世界で3番目に多くりんごを栽培している国はアメリカです。そんなアメリカで、りんごの木を植える旅をし続けた人物がいるのを知っていますか?
その名はジョン・チャップマン、「ジョニー・アップルシード」と呼ばれています。アメリカでは彼の功績が評価されていて、絵本にもなっています。
今回はその絵本からジョニー・アップルシードについて紹介します。
![](https://assets.st-note.com/img/1701249956770-bJ2LZ6aYDV.jpg?width=1200)
あらすじ
マサチューセッツ州で生まれたジョニーは23歳の時に、りんごの種の袋を背負い『自然の教えの本』を持って旅に出ました。
服はボロボロで裸足のまま、身体はヒョロヒョロになりながらも荒れ果てたアメリカの開拓地を歩き続けます。
旅で出会った人々に彼は、りんごの木は『自然の恵み』であり開拓者たちの『理想の郷』を叶えてくれると語ります。
彼はインディアンとも動物たちとも仲良くなり、西へ西へと進み続けました。
ジョニーがあちこちに植えたりんごの木は大きくなって甘くて美味しいりんごを実らせました。
彼と交流があった女性は子供たちにジョニーのことを語り継ぎます。
あとがきと感想
絵本の後半には、実在したジョニー・アップルシードについての解説があります。
実際にはりんごの種や苗を運んだだけではなく、各地に自身の土地をもち苗床や養樹園を作っていたようで計画的な彼のやり方に感心しました。
開拓時代のアメリカにとって育ちやすく加工すれば通年食べられるりんごは貴重な作物で、それを辺境の地までもたらしてくれたジョニーはとても感謝されたといいます。
彼の行動力やりんごを各地へ届けたいという想いに、規模は比べられないくらい小さいけれど自分も共感しました。
大人も子どもも楽しめるお話なので、ぜひ読んでみてください。