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好永アカネ@小説
2019年9月24日 17:04
小さなぼうやと小さな黒猫のシロヒゲは、仲のいい友達です。 ぼうやの住む街は今、どこもかしこも雪が積もって、真っ白です。 公園でひとり雪遊びをしていたぼうやは、すべり台の下で怖い顔をしている、真っ白いヒゲの黒猫を見つけました。「こんにちはシロヒゲ。なにをしているの?」「やぁぼうや。あれを見なよ」 シロヒゲが小さな手でさした先にはベンチがありました。その上に、ダンボール箱が置かれています
2019年9月1日 12:37
ピンポーン おでこの汗をぬぐいながら待っていると、しばらくしてガチャリとドアが開いた。「あらヒメちゃん。いらっしゃい」「こんにちは!」 わたしはツトムママに大きな声で挨拶をした。ツトムママはチェック模様のエプロンをつけている。お料理してたのかな?「ツトムー! ヒメちゃんきたよー!」 ツトムママがわたしより大きな声で呼んだら、バタバタと足音が近づいてきて、びっくりした顔のツトムがやっ