始まりのもどかしさ
新生活が始まり、あっという間に1週間は過ぎ去った。
何もしていないのに、疲労感はどっと溜まる。
強烈な負の感情があるわけではないのだけれど
何だか気持ち悪くて、もどかしい。
転職期間である長めの夏休みを経て
労働者生活が始まった。
まだまだ職場のルールも分からず
インプットの毎日。
当たり前だけど、満たされた気がしない。
一体、この不快感の正体は?
私は何に疲れている?
ひとつは、新しい職場にて
自分の挙動ひとつひとつをコントロールできていないこと。
何をするにも、どれだけのことができるか
分からず見通しが全くつかない。
とにかく、先に進むことだけを目指し
目的地はおろか、一歩がどれぐらいなのか
どれぐらいのペースで歩けるのかすら分からない。
頭では分かっているはずなのに
瞬間瞬間でこれもできない、あれもできないと
もどかしさを感じている自分がいる。
もうひとつは人との距離感が掴めないこと。
新しい人に会っては顔と名前を覚えることに
必死なのに、どんな人なんだろう
悪い印象持たれなかったかなと
自分の言動ひとつひとつに
細心の注意をしてしまう。
部署としては30人程度なので、
まずメンバーを覚えることがまだ厳しい。
でもそりゃそうだよなぁ。
高校生の頃でもクラスメイト全員を覚えるのに4月いっぱいぐらいかかった。
なんなら、GW明けてもあの子誰だっけ?
とかもあった気がする。
更に加えて、純粋な運動不足。
お休み中は、散歩することを日課にしていたこともあって、歩く歩数は1日あたり5000歩程度減ってしまった。
この時期の青くて高い空がとても好きで、
空を見上げながらてくてくとずっと歩きたい。
色んなことを妄想しながら、気持ちよく歩きたい。
休み中は1日をデザインして、実行して、充実感を測っていた。
小さな世界だったけど、
それはそれで満たされていた。
きっと今は不自由なんだ。
ただ、新しい環境に入れば当然ながら
新しい出会いがあり、
新しい出会いは人の魅力を知るチャンス
だと思っている。
少しだけ見せてもらった部署にあった
過去のアウトプットは魅力的なものばかりだった。
これらを創った人たちは、どんな文脈でどんな背景でこのアウトプットを創ったのか。
それを知るチャンスが、膨大に与えられたということだ。
やっぱりヒトは面白い。
仕事の結果にはその人の生き様が出てくると
感じている。
ゆっくり沢山のストーリーをインプットしていきたい。
新しい創造への第一歩。
今まで積み上げてきた文脈と
新しく学ぶ視点と、スキルを
上手く、面白く化学反応させて
何かを生み出せる日が来ますように。