大須賀めぐみの演劇漫画『マチネとソワレ』の作中劇として描かれる、江戸川乱歩の『孤島の鬼』の解釈が素晴らしい。

主人公と影の主役である諸戸道雄の衝撃的、且つ、理にかなった捉え方。原作とは異なる結末。全てに心揺さぶられ、諸戸ファンとして積年の胸のつかえが下りる。

原作共々、名作。

毎日、書く歓びを感じていたい、書き続ける自分を信じていたいと願っています。