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えちえちシーンの作り方!私の書き方まとめ

こんにちは!紅音です。

皆さん、導入部分があるタイプのえちえち小説の、「えちえちシーン」ってどう書いてますか?
いろんな書き方があると思いますが、やっと自分なりの書き方が決まってきたなあと思い始めたので、ちょっとまとめてみようと思います。

書いている人やこれから書こうと思っている人の参考になれば幸いです。


前提

この記事ではえちえちシーンに入る前の「導入シーン」については、触れてません。「導入シーン」と「えちえちシーン」は、分けて書けるという考え方で話を進めます。

えちえちシーンで書きたいものを決める

えちえちシーンで何を書きたいか?を決めておくと、やりたいことがぶれずに書けるので、私はプロットを書く前にこのシーンで表現したいものを決めておきます。

決め方

えちえちシーンの前の導入シーンの内容とか作品全体のテーマに合わせて、考えます。


今までのストーリーで紆余曲折があった二人がやっと結ばれ、結婚初夜で二人がいちゃラブした延長として、えちえちシーンが入る

シーンの雰囲気としては、ラブラブエッチかなと思います。
ここで表現したいことは、「ヒーローとヒロインが「もう離さない!!」と誓い合う」を表現したい、とか考えます。


ヒロインが別の男性と仲良くしているところを見たドSヒーローが嫉妬して、お仕置きする

シーンの雰囲気としては、SMチックな雰囲気になるかもしれません。
ここで表現したいことは、「ヒーローがどれだけヒロインのことを好きか」とかですかね。
こんな感じで決めておきます。

体位を決める

体位が決まると、そこに辿り着くまでの手順もざっくり限定されてくるので、プロットが進みやすいと思ってます。なので、私は先に体位を決めてしまいます。

決め方

※何を選んでもいいし、むしろ趣味なら好きに決めたらいいのは大前提。

えちえちシーンに入る前に導入部分があるので、それとチグハグにならないような体位にします。
要は、強引系を使ってもOKな雰囲気か、ラブラブな感じのタイプを使ってもOKかを考えてます。でも演出の仕方とか、使う順番で雰囲気を操作することは全然できるので工夫次第で何でもOKだと思ってます。
例えば、最初はラブラブな正常位を持ってきて、盛り上がっちゃった二人がバックで~、も全然いける。

あと、短編集やちょっと長めのお話だと、私は「一冊でいろんな体位のえちえちが見たいよな~」って思うタイプの人間です。

というわけで、全体のお話を見て被らない体位を選んだり、そもそも短編集を企画する段階から「この短編ではこの体位を書く!」とか決めてたりもします。

えちえちシーンがラブラブえっちだと、順当に考えて正常位か対面座位かなあと。二人が向かい合ってできるから、最中にキスを挟めるのでラブラブ感がアップする気がする。(CPや条件によっては、「別の体位の方がラブラブえっちできるんや!」ってこともあるから、すべてに当てはまらないです)

ざっくりとしたプロットを書く

本当にざっくりとしたプロットを書きます。
自分の欲望に従ってやりたいことを書き出しますw
キスして、どこ触って、どこをどのタイミングで脱がせて、挿入して、フィニッシュするか、本当にざっくりと書きます。

することを大体書き出したら、具体的にどこをどういう風するのか、もうちょっとだけ詳細に書き足していきます。
私が書いているのはTL小説風味なので、少女漫画チックなキラキラ演出も書き足しておきます。

この辺の味付けは、以下の本がとても参考になってます。


整合性チェックをする

ざっくりとしたプロットを、客観的に見直します。
何をするかって言うと、整合性のチェックをします。

よくある例だと、

・そのえちえちをするには、ヒーローの腕が4本必要
・パンツ2回脱いでる

最近、私がやらかした考慮不足だと、

・二人の服装を考えてなかった
 →服を脱がすとき「ボタンを外す」と書いたほうがいいのか、「捲り上げる」と書いたほうがいいのか?
・導入シーンで二人はグラスを持ってたのに、えちえちシーンでグラスを置くシーンがない
 →グラスを持ったまま、あれこれはできないだろ!と。

とにかく、ありえないことが起きてないか、早めにチェックしておきます。

これをしておくと、この後の詳細なプロットを書く時や執筆中に、大幅なプロットの変更を強いられたり、考慮不足のまま書いて推敲中に見つけて書き直しに……みたいなことが結構防げます。

詳細なプロットを作成する

これは私が詳細なプロットを書きがちだからなんですが……。
とにかく、自分の中で具体的なイメージができるまで、詳細なプロットを書いていきます。

思いついたセリフもとにかく書きだします。
私の癖ですが、主人公の心情が抜けがちなので、この段階の作業でその点を気にかけながら書いていきます。

アイデアが浮かばない時

もっとえちえちにしたいのにネタが思いつかないとか、もっとキラキラロマンチックにしたいのにいい案が思いつかないってときは、以下を試しています。

・DLsiteでえちえち漫画を読む
・TL小説のえちえちシーンを読む

他の人が書いたえちえちシーンやロマンチックな演出に触れていると、「今、私が書いている小説ならこうするな~」とか、発想するための元ネタになってくれます。

あと最近はChatGPTにロマンチックな演出についてブレストすることもあります。場面設定を与えて、「ロマンチックな演出を5つ提案して」などとお願いして検討するとかよくやってます。

ひとつ注意なのはChatGPTくんはちょっとでもエッチなことを書いたら「エッチなのはいけないと思います!(意訳)」って言い出して拒否するので(それはそう)、私はロマンチックな演出のブレストとか、全年齢だなと言えるアイデア出しにしか使ってません。というか、そうとしか使えません。

この前「二人は夜を共にしました」とふんわり隠したプロットを提示したら、めっちゃ怒られました。何も具体的なことを書いてないのに……。おそらく朝チュン方式で怒るのは時と場合による気がするけど、その時のChatGPTくんはめっちゃ過剰反応していた。

本文を書く

プロットが詳細になって、「これなら迷わず自信をもって、えちえちシーンが書けるぞ!」と胸を張って言える状態になったら、本文を書き始めます。この段階になると、頭の中に具体的なえちえちシーンのイメージ映像が作られている感じなので、これを全部文字起こしする感覚です。

プロットがあやふやな状態で本文を書き始めると、私の場合はめちゃくちゃ本文を書くのに時間がかかって苦しみます。苦しまずに書くために私はプロットを練った後に書き始めることに決めてます。もう苦しみたくないんだ……。

結構詳細なプロットを書く私ですが、それでも筆が乗ってしまうとプロット外のことをよく書いて、めっちゃ文字数が増えますw
こういう時、結構ミスが発生します。どういうミスかって言うと、パンツ2回脱いでるとかの、整合性が取れてない系です。でも初期段階で大きなミスは潰しているはずなので、ここでミスしても小さなミスで済みます。だから、ミスは早めに潰しておけって個人的には思ってます。

ともかく、プロットがガチガチに決まっているので、あとは書くだけって感じです。ゾーンに入った感じで、がーーーーっと一気に書いていきます。とにかく、初稿ができればOKです。未来の自分が初稿を元に、もっとエッチに書き直してくれるはずです。

逆に言うと、初稿が一番キツイ。でもできあがったら勝ったも同然です。

推敲をする

初稿が出来上がったら数日置いて、えちえちシーン以外も含めて最初から読み直します。なぜするのかというと、整合性ミスが出てくることがあるからです。

読み手の自分がそういうミスを見つけた時、気分が萎えるので……せめて自分の小説だけはなるべく減らしたいのできっちり見直します。

問題なければ濡れ場だけでもいいから3回ぐらい読み直して、ブラッシュアップしていきます。

これ以降の作業は全年齢作品と同じ作業内容です。
以下の記事の通り、校正ソフトを使ってチェックしたり、PDFにしたりしてチェックを繰り返してブラッシュアップして完成に持って行きます。


完成!

この世に推しCPのえちえち小説がまた一つ爆誕する瞬間である。
達成感に満ち溢れてて、最高な瞬間なんですよね~。これが忘れられなくて書き続けているところがある。

もう書いているよ!っていう人は、いいなって思うところがあれば、取り入れてみてください。
書きたいな~って思っているけど、まだ書いてない……っていう人は、ぜひ恥ずかしさを乗り越えてチャレンジしてみてください!

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紅音
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