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【保存版】東大卒が書いた最強の英語攻略法Vol.4<読解・要約力(Reading)編>

こんにちは、岩崎令と申します。

「TOEICのReadingのスコアが思ったより低い」「英文は読めているのに問題を解くと間違える」「筆者の言いたいことまで読み取れない」とお悩みの方がいらっしゃると思います。

そんな英語読解・要約力を鍛えたいと向上心をお持ちのあなたに、東大卒の私が効率的にReading力を習得できる正しい勉強法を紹介します。

英語力の「7つの力」

いつも記事の冒頭で述べていますが、よく英語は4技能があると言われ、Reading/Writing/Listening/Speakingに分けられます。
私はこの4技能の前提として、3つの基礎力があると考えており、リストアップをすると下記のとおり、英語マスターになるには7つの力が必要です。

1.単語力(基礎)
2.文法力(基礎)
3.構文・解釈力(基礎)
4.読解・要約力(Reading)
5.作文力(Writing)
6.聴解力(Listening)
7.会話力(Speaking)

今回はこのうち、4技能の1つ目のReading力に絞っています。

英語の基礎力と定義している構文・解釈力(英文解釈力とも呼ばれる)との違いは、制限時間がなく英文を読んだときに読めるかどうかということです。英文自体が読めないのは基礎力不足なので、英文解釈力からやり直してください。英文自体は読めるけど、問題を解いてときに十分得点できない場合に鍛える必要があるのが、今回取り扱うReading力です。

なお、英語の基礎力から不安の方は、ぜひ下記の基礎力完成編の記事から先にご覧ください。基礎固めができていないうちから、実践的な問題演習ばかりでは実力は伸びません。

Reading力とはロジカルリーディング力

英語の1文1文の意味はある程度わかるけれど英文読解が苦手という方は、英文の読み方を習得できていません。文法と構文を覚えたからといって、すぐに長文読解問題やTOEICのPart6&7で高得点が取れるわけではないのです。

一般に、日本語は意味が曖昧なで多様な解釈がしやすい言語と言われる一方で、英語はロジカルな言語と言われています。英語を読みこなすには、このロジカルとは何か理解する必要があります。さらに、最近は日本語であっても、ビジネスの場面では論理的な説明や資料作りが求められており、その論理性というのは英語で学んだほうが早いのです。

下記で紹介している本で詳しく述べられていますが、英語長文問題でよく取り扱われている論文というのは相対的な価値を主張し、その主張の補強となる説明をしていきます。

「相対的」というのは、「彼は"優しい"/彼女は"かわいい"」といった文で、他の人と比べて(相対的にということ)、「どう"優しい"のか?」「どの程度"かわいい"のか?」というツッコミが可能なもので、その補強をその文の後でしていくことになります。

一方で、「絶対的」というのは、「彼の体重は"75kg"だ/彼女の身長は"165cm"です」という具合に、ツッコミようながい客観的な事実です。これは主張になりえず、評論しようがありません。

文章のルール「1段落に言いたいことは1つだけ」

こういった文章のつくりを理解することが、真のReading力です。英語は「1パラグラフ・1クレーム」であり、1段落あたりに筆者が言いたいことは1つです。1パラごとに言いたいことを一言で要約し、それを文章全体で把握し、文章構造を理解すると、文章を理解できるようになるのです。そして、文章の要約ができるのです。

英語の論文はこのルールが基本的に守られているので非常に読みやすく、このルールを習得し日本語でそれを運用できるようになれば、自然とロジカルシンキングができるになります。ロジカルシンキングはビジネスパーソンの必修科目であり、外資系グローバル企業などのビジネスの最前線で働くためには不可欠な力です。

実は、このロジカルシンキングは東大受験を経験すると自然と身につくものです。日本の大学入試で唯一と言っていいと思いますが、伝統的に要約問題を出題するのは東大のみです。しかも、東大は英語だけでなく、国語でも、さらには他科目を含めた全科目論理性を問うており、東大合格に必要な力を一言でいうと「ロジカルシンキング力」といっても過言ではないのです。

TOEICのReadingはテクニックも必要

TOEICについても、上記のロジカルリーディングは役に立ちます。なぜならば、まずなによりTOEICが扱うビジネス文書というのはロジカルな内容だからです。

また、TOEICは短い制限時間の中で長い英文を読む必要があり速読力が必要ですが、速読力とは英文のルールを知っていると自然と向上するものという面もあります。

ロジカルリーディングに加えて、TOEICは長文化が激しく純粋な英語力で900点以上を取るのは難しくなってきているので、そうはいっても慣れとテクニックも必要です。専用の問題集での対策が必ず必要です。

Reading力を鍛えるおすすめの参考書・問題集

社会人・大学生向け、高校生向けそれぞれの神書・良書は下記のとおりです。

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