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このラストなら荒れるわなという完結編だった「【推しの子】 The Final Act」

アニメとAmazonprimeのドラマシリーズからの「【推しの子】 The Final Act」です。
初めて映像化されたエンディングはやっぱりファンにはがっかりな終わり方でした。

物語は

産婦人科のゴローは研修医時代の患者の影響でアイドルB小町のアイをファンになっていた。
そんな彼の前に活動休止を発表したアイが妊婦として現れる。彼女は双子を妊娠していてゴローはその子達をとりあげる予定だったが、予定日に病院にやってきた不審者を見つけ、彼を追ううちに刺殺されてしまう。
気がつくとゴローはアイの子のアクアとして転生、双子のもう一人のルビーも彼の患者だったさりなの生まれ変わりで二人は前世の記憶を持ったまま第2の人生をスタート。しかし、アイはゴローを殺した不審者に殺されてしまい…
15年後、ゴローはアクアとして俳優となり、アイを殺した犯人を裏で操っていたのが、実の父、ヒカルだと知り、彼への復讐のためにアイの死の真相を描く映画「15年の嘘」を製作。ルビーをアイ役にし、自らが犯人を演じてなんとか完成させマスコミ試写の日を迎えるが…

サイン入りポスター

ドラマは適材適所なスタッフ&配役だった!

スミス監督自身が多くのアイドルのMVを手掛けてきただけあり、アイドルパートが本当に素晴らしく、元アイドル齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、あのというキャストがハマりまくりで、子役あがりのアイドル有馬かなをアイドルに憧れ子役になった原菜乃華なのもこの上ないキャスティングでした。
そんなB小町の見どころいっぱいなドラマは大満足な仕上がりで本作も有馬かなのグループ卒業コンサートなどが描かれていて、その会場の絵作りは本物のアイドルライブの会場そのもので素晴らしいリアルだし、原菜乃華のアイドルぶりの完璧さも凄いシーンになっていました。

ゴローとアイの衣装

不安要素は二宮和也

ニノの映画はたいていが酷い代物で観られたものではなく、二宮和也主演なら観なくていいかとスルーした作品が沢山あり、たまに原作が強かったり、監督が強かったりしてみるとやっぱりぐったりするような内容だったり、映画における二宮さんの印象は最悪でした。
それがドラマの終盤に登場し、劇場版のキーマンになるということを知り、不安でたまりませんでした。
結果的にどうだったかというとこれは原作でもファンの間で賛否あった最終エピソードであり、その中の母殺しの真犯人であり、アクアとルビーの父親であるというかなり重要な役。
しかし、アイを殺した理由がサイコパスな思考からでしかないところにがっかり感しかなく、ファンから雑だと言われたのも仕方ないかなという感じでした。
二宮さんのお芝居がどうとかいうよりキャラクター造形のまずさによるものだと思いました。
ドラマはかなり面白かっただけにこの復讐劇の顛末にはがっかりしかありませんでした。

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