見出し画像

山﨑賢人がアクションしていれば観ようかというお客さんの多さに驚く「アンダーニンジャ」

「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「アイアムアヒーロー」も映画化されている花沢健吾の原題を舞台にした忍者バトル漫画を原作を「斉木楠雄のΨ難」「ヲタクに恋は難しい」福田雄一監督✖山﨑賢人主演で映画したアクションコメディを公開初日に観てきました。平日の昼間というのに老若男女を問わず幅広い客層でほぼ満席でびっくりでした!

山﨑賢人が足の指を駆使したアクションを披露

物語は

戦後GHQにより解体された日本の忍者組織だったが、密かに活動を続ける忍者たちはNINという組織でアップデートしながら活動を続けていた。彼らは彼らとは別に闇で活動する忍者組織アンダーニンジャ(UN)たちと敵対し取り締まっていた。
NINの下忍である雲隠九郎はNINからの指令である高校の調査のために24歳ながら17歳といつわり、その高校に転入するが…

想像以上に福田ワールドなコメディだった

予告を観ると山崎賢人のカッコイイ忍者アクション映画なのかと思いますが、実際に観てみると佐藤二朗、ムロツヨシ、木南晴夏とゴリゴリの福田組俳優が脇を固め、白石麻衣、前原滉、森日菜美ら「聖☆お兄さん」と続けて出演しているキャストも多く、山崎賢人自身も2作福田作品で主演しているのでかなり濃厚な福田ワールドが展開します。
原作は読んでいませんがアニメを見る限り、福田組キャストの悪ふざけシーンは完全に映画オリジナルであり、明らかに映画のバランスを崩すほどの長いシーンとなっていました。
浜辺美波さんは意外と福田ギャグを体現出来るだと感心。アクション女優山本千尋さんのコメディ演技も新鮮ではありますが、全体的に山﨑賢人以外はアニメとイメージが全然違うキャストでした。とはいえカメラ女子佐藤役の野内まるさんとかいて、気になるフレッシュなキャストがいるのは良かったです。

原作を思い切り端折った内容だった!

原作を読んでいないので実際のところはよくわからないけど、アニメとの違いをいうと前半の忍者狩りの外国人はすぐに退治されてしまうし、女子高生忍者軍団は登場しないし、終盤の段ボールロボットも出て来ません。
その分の尺がほぼ福田組のアドリブと思われる悪ふざけに使われています。
原作やアニメに思い入れのある人にとっては残念な結果になっていると思います。

原作を知らなければギャグ多めの現代忍者アクション

原作やアニメを全く知らずに観れば軽いアクションコメディとして楽しめると思います。山﨑賢人はいつも裸足で足の指を使ったアクションが原作にもないアクションの見せ場となっています。
アクション女優である山本千尋がラスボス的な山田美月を演じているであるクライマックスのアクションも当然見せ場となりましが、あの段ボールロボットが出てこないのは不満です。
それ以上に前半の女子高生忍者は出して欲しかったところ。
原作の世界観に対する説明も少ないのであのラストの大改変からの山﨑賢人再登場は原作も昔の忍者ものも知らない世代には意味不明なラストかも。



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集