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RSAカンファレンス2024レポート:Akamaiのハイライトとイノベーション

こんにちは。Akamaiマーケティング本部の金子です。
2024年5月6日から8日にかけてサンフランシスコでRSAカンファレンス2024が開催されました。世界中からおよそ42,000人が参加するサイバーセキュリティ分野の世界最大規模のイベントに、Akamaiはプラチナ+スポンサーとして参加しました。本日はEnterprise Solutions Engineerの福田さんと、リテール&メディア営業部の八木さんをお迎えしてインタビュー形式でRSAの様子をお伝えします。

金子:おつかれさまです!サンフランシスコへの出張、おつかれさまでした。福田さんと八木さんそれぞれのAkamaiでの役割と今回の出張の背景について教えてください。

福田:私たちは、一緒にある大手小売企業様を担当しています。私はAkamaiのEnterprise製品をサポートする製品スペシャリストエンジニアとして主にAkamaiブースでの対応やデモサポートのため、八木さんは担当営業として今回お客様のアテンドのためRSAカンファレンスへ参加してきました。

坂と港の美しい街サンフランシスコ。RSAC会場はMoscone Centerです。(福田撮影)

金子:RSAカンファレンスはサイバーセキュリティ分野の世界最大規模のイベントで、Akamai 本社のマーケティングメンバーは総出で準備にあたっていました。日本からも多くのお客様がRSAカンファレンスに参加しているのですね。

RSAカンファレンスに参加する日本人を対象のパーティ・Japan Night🇯🇵

八木:はい、今回総勢2,000名以上の方がAkamaiブースに来場されました。現地ではAkamaiのSenior Vice President 兼 Chief Security OfficerのDr. Boaz GelbordやDNS SecurityのエキスパートPierre Ensaniなどアメリカを拠点とするAkamaiのエキスパートと日本のお客様の打ち合わせを設定させていただきました。私が担当する大手小売業界のお客様だけでなく、銀行、流通、コマース、キャリアなどAkamaiをご利用の大手企業様にAkamaiブースへ来場いただきました。

Akamaiブースのコーナーには「Hackman」が登場👾

福田:日本の行政機関の方にもブースにお越しいただき、Akamaiが海外政府に提供するサービスについての機能紹介や意見交換など、RSAカンファレンスだからこそお伝えできた情報や社内外の連携が多くありました。
メインステージでのAkamai CSOのBoazによる基調講演は会場を埋め尽くす大勢の方が聴講されていて、その熱気に圧倒されました。
(下記リンクから基調講演の様子はYouTubeでご覧いただけます)

金子:今回のRSAカンファレンスのタイミングでは、Akamaiにとって大変エキサイティングな発表が2つありましたね。

福田:はい、まずはAkamai Guardicore Platformのローンチについてです。マイクロセグメンテーションとゼロトラスト·ネットワーク·アクセス(ZTNA)を組み合わせた初のセキュリティプラットフォームです。これまで個別に提供していた マイクロセグメンテーション、ZTNA、多要素認証、DNS Firewall、脅威ハンティングサービスを統合し、単一の管理コンソール/単一のエージェントによって包括的なセキュリティ機能を提供します。

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これによってゼロトラストセキュリティをシンプルかつ効率的に実現できるようになります。さらにマイクロセグメンテーションおいては、多要素認証をマイクロセグメンテーションルールの一部とする「多要素セグメンテーション(Multi Factor Segmentation)」などの新機能が紹介されて、現地でもこのデモを実施し、「これいいね!」と大変良い反応を多くいただきました。

八木:さらにAPIセキュリティ分野のリーダーであるNonameの買収意向の発表は現地においても大きな関心を集めていました。日本のお客様においてもビジネスにおけるAPIの利用は急速に加速しており、セキュリティチームは対応に苦慮しているとのお声を多く聞きます。
Noname とAkamaiの API Security を組み合わせることで、クラウド、エッジネイティブ、オンプレミス、お客様のアプリケーションの場所を問わずAPIの保護をサポートできるようになります。

金子:Akamaiだからこそ提供できる価値の幅がさらに広がり、これからもっと日本のお客様のセキュリティ強化にお役に立てそうですね。最後にRSAカンファレンスでの印象に残った点について教えてください。

八木:各社AIを全面に出して、AI機能による生産性の向上やセキュリティ機能の強化を謳っていたのが大変印象的でした。AkamaiでもゼロトラストのためのAIを活用しています。

福田:今回発表されたAkamai Guardicore Platformは生成AIを導入することにより、セキュリティ担当者がログを手作業で調べるのではなく、自然言語でプラットフォームに質問して、セキュリティインシデントの調査や不正アクセスの有無などが確認できるようになっています。これによって運用周りの効率化、簡素化を実現しています。またマイクロセグメンテーションを実装する上で最も重要になるアセットへのラベル付けについても、生成AIによる推奨ラベルの提案、AIラベリングの機能によって手作業のプロセスが大幅に削減され、セキュリティポリシーの作成と適用に要する時間が大幅に短縮されると思います。(関連Blogはこちら

メインステージでのAkamai基調講演の様子

福田さん、八木さん、RSAカンファレンスでの様子について色々と教えていただきありがとうございました。現地に足を運んだからこそ気づけるトレンドや熱気を共有いただき、大変刺激になりました。

Akamaiご利用企業様、検討中の企業様、その他セキュリティ業界に身を置く方や、サイバーセキュリティ業界に興味のある方など様々な人にとって興味のあるトピックであったのではないかと思います。
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